挨拶に使える英語フレーズはビジネスシーンにおすすめ!
ビジネスの場面において英語で挨拶をする場合、どのような表現を使うのがベストなのでしょう。特に、相手が取引先の相手などの目上の人や直属の上司、仲のいい同僚など、相手の立場によって挨拶を使い分けなければならないという場合は、相手に失礼にならないよう注意することが大切です。
ここではが、仕事で頻繁に使われるメールや電話での英語の挨拶から、気軽な挨拶の仕方、返し方にまでを分かりやすく解説していきます。難しいと思われるかもしれませんが、意外と簡単なので、今からしっかりと表現の方法を覚えて、明日さっそく職場で使ってみましょう。
英語の挨拶・メールの例文
英語でビジネスメールを書く時は日本語のメールと同じように、宛名の次に挨拶、自分の相手の名前が続き、いざ本題という順番になります。ここでは、メールの冒頭に当たる部分についての例文をご紹介します。
英語での宛名の使い分け方
書き出し部分では誰宛なのかをはっきりさせる必要がありますが、次のように相手の肩書によって宛名の書き方を使い分ける必要があります。例えば、相手がMark Davisという名前の場合は、次のような書き方をします。
- Dear Mr. Davis, (社外の人に対するフォーマルな宛名の書き方)
- Dear Mark, (上司などへの堅苦しくない宛名の書き方)
- Hi Mark, (同僚などの気心の知れた相手への宛名の書き方)
英語でのメールの書き出しの文章
ビジネスメールの書き出しの文では、自分がメールを出す場合と相手のメールに返信する場合によって、次のような書き方をします。
相手にお礼をメールのお礼を述べる場合
・Thank you for informing me about ~
(~についてご連絡いただきありがとうございます)
電話をして不在だったためメールで連絡する場合
・I’m writing this e-mail because I tried to call you at your office but you were out.
(先ほどお電話したところご不在でしたので、このメールを書いています)
相手に連絡事項がある場合
・I’m writing to inform you about 〜
(あなたに~についてご連絡するためにこのメールを書いています)
また、いい知らせの場合は、嬉しい気持ちを表す「I’m pleased to inform you that 〜」「I’m happy to announce 〜」という表現にして、逆に良くない知らせの場合は、「I’m sorry to say that〜」と使い分けると、一目で内容を把握しやすくなります。
英語の挨拶・電話の例文
ただでさえ取引先への電話は緊張するのに、さらに英語でかけるとなると、慣れないうちはパニックに陥る可能性も十分あります。電話での英語の挨拶は意外とシンプルなので、ここで紹介する例文を丸暗記しておけば、本番で慌てることはないでしょう。
電話をかける時の英語の挨拶のしかた
取引先に英語で電話をかける際、まずは次の例文のように名乗ってから、要件を相手に伝えます。
○×社の木村太郎と申します/p>
・This is Hiroshi Yamamoto from ○× company.
・Hello, this is Hiroshi Yamamoto from ○× company.
恐れ入りますが、デイビスさんをお願いします
・May I speak to Mr. Davis, please?
・I’d like to speak to Mr. Edward.
電話に相手が出たら、もう一度名乗ってから、失礼のないように次のような言葉をかけましょう。
今、お時間よろしいでしょうか?
・Is this a good time to talk?
・Could I talk to you for a moment?
また、相手が不在の場合は、状況によって取り次いでくれた人に次のように伝えましょう。
- Would you tell me when he will be back?
(彼はいつ戻る予定ですか?) - Would you tell him that I called?
(電話があったことを彼に伝えてください) - Would you ask him to call me back?
(折り返し電話をくれるように彼に伝えてください)
電話を受ける時の英語の挨拶のしかた
逆に電話に出る側の場合は、まずは会社と自分の名前を名乗ってから相手の要件を聞きます。電話の相手を待たせる場合は、「電話を切らずにそのまま待つ」という意味の“hold”を使います。
・Hello, △□ company. This is Maiko Yoshida. How can I help you?
(はい、△□社です。吉田麻衣子と申しますが、ご用件を承ります)
・Please hold, I’ll transfer your call to him.
(少々お待ち下さい。只今、取り次ぎます)
もし、電話を取り次ぐ相手が不在の場合、「残念ながら」「あいにく」という気持ちを表す”I’m afraid~“という表現を使って次のように伝えます。
・I’m afraid he is not in the office now.
(申し訳ございませんが、只今外出しております)
相手が言っている英語を聞き取れない時の対処法
電話の相手の言っていることを聞き逃してしまった時、焦ってしまうこともありますが、大事な要件を確認するためは、もう一度言ってもらえるよう促す必要があります。相手の英語が聞き取れない場合や、早口や小声のせいで何を言っているのか分からない場合は、落ち着いて次のようにお願いをしてみましょう。
・I’m sorry, but could you say one more time, please?
(すみませんが、もう一度言ってください)
・Could you speak a little bit louder?
(もっと大きな声でお願いします)
・Could you speak more slowly, please?
(もう少しゆっくり話してください)
英会話で使えるフランクな挨拶の仕方
日本語の挨拶を相手によって使い分けるように、英語の挨拶の表現にもフランクな感じから丁寧な言い方まで色々あります。「元気?」や「調子はどう?」のような英語の挨拶をする場合、フランクな挨拶から順に場面から順にすると次のようになります
・What’s up?
・What’s new?
・How’re you doing?
・How’s it going?
・How have you been?
・How are you?
・How do you do?
また、「Hello!」は相手が以前会ったことがある人なら、目上に人でも友達にも使える挨拶です。
英語で挨拶された時の返事の仕方
英語の挨拶には、一般的な「How are you?」や軽い言い回しの「What’s up?」のように、相手の調子を尋ねるような挨拶がいろいろあります。そのような挨拶をされた時は、どのように答えたらいいのでしょう?
ここでは、英語で「元気?」や「最近どう?」と挨拶された時の答え方として、良い・普通・悪いの三段階に分けて返事の仕方を紹介します。
調子がいい時の答え方
・Fantastic! (ものすごく良いです)
・Wonderful! (すごく良いです)
・Great. (結構、良いです)
・Fine. (割と良いです)
・Good. (良いです)
まあまあな時の答え方
・Not bad. (悪くないです/微妙ですね)
・I’m OK. (まぁまぁです)
・Same as usual. (相変わらずです)
・Not much. (特にありません)
調子があまり良くない時の答え方
・It is not very good. (あまり良くないです)
・Not good. (良くないです)
・Bad. (悪いです)
・Terrible. (ものすごく悪いです)
場面別におすすめの英語の挨拶
これまでご紹介した例文を使って二人が英語で会話をしている場面をご紹介しましょう
初対面の時は以下のように使います。
久しぶりに会った相手への英語の挨拶
久しぶりに会った相手に対して使う英語のフレーズは、「長い間会っていない」「最後に会ってからしばらく経つ」と意味することから、日本語で「久しぶり」と訳されます。英語の「久しぶり」というフレーズには次のようなものがあります。
「お久しぶりです」を表すフレーズ
・Long time no see.
・I haven’t seen you in ages.
・It’s been a while.
・It’s been a long time.
「Long time no see」という表現は比較的にカジュアルに言い方になります。それでは、これらの表現を使った会話例をみていきましょう。
A:Long time no see.
(お久しぶりですね)
B:Yes, it’s been quite a while. How are you?
(そうですね、久しぶりです。元気ですか?)
A:I’ve been great, and you?
(元気です。あなたは?)
B:I’m good.
(元気です)
初対面の相手への英語の挨拶
初対面の人に対して英語で挨拶するときは、次の例文にあるように「nice to meet you(はじめまして)」という表現を使います。
A:Hello, I’m Emi Watanabe. Nice to meet you.
(こんにちは、渡辺恵美です。はじめまして)
B:Hi, Emi. Nice to meet you, too.
(こんにちは、エミ。こちらこそ、よろしく)
初めて会った相手に対しての挨拶としては「Hello!」や「Hi!」が一般的ですが、取引先の相手などの目上の人に対しては、「It’s a pleasure to meet you.」のようなかしこまった言い方をするといいでしょう。
相手の近況を知りたい時の英語の挨拶
日本語にも「最近どう?」「仕事忙しいの?」のような挨拶がありますが、英語ではどのような聞き方をすればいいのでしょう?相手の近況の中でも、仕事に限定したやりとりには次のようなものがあります。
A:How is your business going on?
(最近、仕事はどうですか?)
B:Busy, but everything’s all right, thank you.
(忙しいですが、全てが順調に進んでいます。(心遣い)ありがとうございます)
A:I’ll do the work little by little.
(私はぼちぼちやっています)
B:Good for you.
(それは何よりです)
英語の挨拶は表現の使い分けを理解することが大切
英語の挨拶には、ビジネスシーンで役立つフォーマルなものや、親しい相手との日常会話で使えるインフォーマルなものなど、さまざまな表現があることから、使い分け方をしっかり理解しておく必要があります。特に、お客様や上司への失礼のない表現を覚えておきたいものです。
とっさの場合に「何て言えばいいんだっけ?」と慌てないためにも、普段からスムーズに英語で挨拶ができるようトレーニングをしておきましょう。