「自分が嫌い」と自己嫌悪に陥った時の乗り越え方
仕事でミスが重なって上司から怒られた時のように、思い通りに事が運ばなかった時、自分が嫌いになったことはありませんか。「自己嫌悪」というやつです。一度「自分はダメだ!」と思い始めると、どんどん落ち込んでなかなか気持ちを持ち上げることができませんよね。そんな時におすすめの乗り越え方を紹介します。
1.「人は人、自分は自分」と思おう
誰かと比べるから、「自分が嫌い」と感じて苦しくなるのです。自分が嫌いになったら、まず他人との比較をやめましょう。あなたを一番否定しているのは会社の上司でも家族でもなくて、実際はあなた自身だということに気付いてください。
人は自分の調子が悪い時ほど、自分より仕事ができる人や自分より稼ぎが良い人など、自分より上を見上げたがる生き物です。そうしてその人たちと自分を比べて劣等感を抱き、勝手に「自分はダメだ」と落ち込むのです。
あなたが生きているのは、あなた自身の人生です。主役はあなたなのですから他者と比べる必要はないのです。「人は人、自分は自分」と思うように心がけましょう。闘うのなら誰かとではなく、自分自身と闘ったほうが確実に自己の成長に繋がります。
2.自分の嫌いなところを紙に書き出そう
あなたは一体、自分のどんなところを嫌いだと思うのでしょうか。紙に1つずつ書き出して、何故そう思うのか整理してみましょう。例えば、嫌いなところが10個挙がったとします。見方を変えれば、10個も改善の余地があるということなのです。
自分のダメなところや嫌いなところに気付けるということは、それだけ自分と向き合えているということ。つまり、成長できる可能性をたくさん秘めています。嫌いなところがたくさんあるというのは、幸せなことなのです。
3.一人になれるところで大きな声を出そう
自分が嫌いと思ってしまった時は、相当ストレスが溜まっている証拠です。そういう時は1人になれる空間へ行き、大声で叫んでストレスを発散しましょう。いきなり叫べと言われても何を叫んだらいいか分かりませんよね。
そんなあなたにぴったりなのが1人カラオケです。カラオケBOXは個室で防音設備としても整っていますから、大音量で熱唱しちゃいましょう。ストレスを発散するのにカラオケは効果絶大です。他人の目を気にする必要もありません。たくさん歌ってモヤモヤしたものを解消しましょう。
4.ひたすら寝てみよう
自分が嫌いになるというのは、心が疲れてS.O.Sを出している状態と言っても過言ではありません。そんな時は休養が必要です。難しいことは考えずにとにかく寝ましょう。
睡眠を摂ることで心と体の疲れは癒せますし、自分を嫌いだという感情も忘れることができるかもしれません。自分の負の感情に囚われると深みにはまっていき、そのことしか考えられなくなります。そうなる前に「自分が嫌い」という気持ちを断ち切るには寝てしまうのが一番なのです。
5.ありのままの自分を愛そう
自分が嫌いになって落ち込んでしまう人のほとんどは、理想が高く完璧を求めすぎる人です。まずは無理に頑張ろうとせず、ありのままの自分を愛してみませんか。「自分はダメだ」と決めつけているのがあなた自身なら、「自分はダメじゃない」と思うことだってできるはずです。
背伸びする必要はどこにもありません。等身大でいいのです。今、あなたが壁にぶち当たっているのなら、そこが今のあなたが出せる最大限の力なのです。ダメだと否定する前に、よく頑張っているねと自分を褒めてあげましょう。そんな風に考えると自分を嫌いにならずに済みます。
6.自分が嫌いになった原因と向き合ってみよう
自分が嫌いになった原因がはっきり分かっている人は、原因そのものと向き合ってみましょう。仕事でミスをしてそれが原因で自己嫌悪に陥っているなら、今後ミスをしないためにはどうしたらいいかを考えるのです。同じことを繰り返さないために対策を考えることは、とても大切なことです。
7.趣味に没頭しよう
自分が嫌いになった時は、何か集中できるものにひたすら没頭してみましょう。もともと趣味がある人はそれをするといいでしょうし、無趣味な人はジグソーパズルや大人の塗り絵など完成した時に達成感のあるものをすると効果的です。
ポイントは、あまり難しすぎるものには手を出さないようにすること。達成できなかった時に、さらなる自己嫌悪に陥る可能性があるからです。やり終わった時に「できた!」とスッキリするようなものにしましょう。
8.ボランティア活動をしてみよう
自分が嫌いになっている時は、「自分は誰の役にも立っていない。役立たずだ」と自分自身の存在に幻滅していることが多いです。そういう時こそ、ボランティア活動に参加してみましょう。大それたことでなくても、ゴミ拾いなど小さなことで良いのです。
「誰かの役に立っている」と感じられるようなことをしてみましょう。そうすることで自然と自分を褒めたくなり、自分のことを好きだと感じられるようになるはずです。
自分が嫌いになった時は自分に優しくしよう
自分が嫌いになる人は、今でも十分頑張っているのに「まだ全然ダメ」と自分に厳しい人がほとんどです。少し肩の力を抜いて、あなた自身に優しくしてあげてください。自分を責めてばかりいては疲れてしまいます。たまには「よく頑張ったね」と褒めて、自分を許してあげましょう。