社員旅行の持ち物…それで大丈夫?
最近は社員旅行を実施する会社が少しずつ増えてきており、希望の有無は別として、社員旅行に参加する人も多くなってきています。
しかし、プライベートの旅行と違って、そこは業務の一環でもある社員旅行。普通に旅行に行く時と同じように思っているなら、失敗することもあるものです。
旅行中は無礼講とは言うものの、それでも社会人としてはあまりにも適当に準備して旅行をするようでは信頼を失うかもしれません。逆にしっかりした準備のもと、周囲を助けたりフォローできるようなら「気が利く」「頼りになる」と職場内での評価が上がることもあります。ここでいま一度、社員旅行に準備していくべき持ち物リストをチェックしてみましょう。
社員旅行の持ち物で最低限持っていくべき重要アイテムは?
社員旅行において、これだけは最低限持っていくべきというグッズについて確認しましょう。「備えあれば憂いなし」とは昔から言いますがが、本当に必要なものは少ないもの。そして、それがないがために社員旅行で辛い思いをすることも多いため、抜けがないようにしましょう。
1 現金・クレジットカード
「社員旅行だし費用はほとんど会社持ちでしょ」なんて思っていても、いざという時には自分で財布を開くしかなく、細かな出費が出るのが旅行というもの。現金やクレジットカードなどの支払い手段は持っていきましょう。
また、現金は大きなお金だけではなく、小銭や千円札もある程度用意しておくと支払いの際に不便しません。クレジットカードは旅行保険などがついているものが便利です。
2 身分証
何かの事件や事故などの事態に巻き込まれた際には、保険証か運転免許証など身分を証明できるものが必ず必要になります。
特に、病気やケガなどが発生した場合は、当然ながら保険証がないと治療費の問題も生じてしまいます。旅行の際には忘れないように注意しましょう。当然、海外旅行ならパスポートを忘れると話にならないので気を付けてください。
3 ビニール袋
汚れものの仕分け用など、様々な場面で活躍しますので持っていって損はありません。また、ジッパー付きの袋は化粧水などのパッキングにも便利です。
4 薬・衛生用品
もし自分が持病のケアのために服用している常備薬があればしっかり持っていきましょう。そして、何があるかわかりませんので、抗菌ティッシュやマスク、絆創膏くらいがあれば安心です。季節や地域によっては日焼け止めも持っていくようにしてください。
5 エコバッグ
温泉や大浴場がある施設などでは、着替えだけを入れて運ぶのに便利ですし、お土産などを持ち運ぶ際や、買い出しを頼まれたときなどに重宝します。
6 メモ用紙と筆記用具
使う・使わないは別として、メモ用紙や筆記用具はいつでも取り出せるようにしておくべきです。このくらいの準備はしておかないと、社員旅行に「遊びに来た」と思われてしまいます。最低限の社会人のたしなみとして持参していきましょう。
社員旅行の持ち物としてあると便利なアイテム
社員旅行で持っていくと便利な持ち物についても合わせてチェックしておきましょう。これらについてはなければないでどうにかなることの方が多いですが、あれば役立つのは間違いありません。ワンランク上の準備を目指す人は以下にも注意を払っておくことをおすすめします。
1 シャンプーなどのお風呂用品
「シャンプーは備え付けではなくいつも使っているものでないと納得できない」というこだわりのある方は多いもの。少量を旅行用のボトルに詰めて持っていくと良いでしょう。なお、国内旅行ならシャンプー類は備え付けの施設が多いですが海外では置いていないところも珍しくはありませんので、いずれにせよ持参するに越したことはありません。
2 ドライヤー
ホテルなどではアメニティとして用意されていることもあります。しかし、多くは廉価品で細かいケアには不向きなものが多く、大浴場などでは湯上りのタイミングで争奪戦になりがちです。特に女性の場合は、旅行用のドライヤーの準備があると便利です。
3 裁縫道具
社員旅行で意外に重宝されるのが裁縫道具です。ハサミや縫い針、糸などがあると、ちょっとしたトラブルの際に応急処置が利きます。特にハサミはいろんな場面で活躍するシーンが多く、裁縫用だとしても何かと役立ちます。
4 封筒・ポチ袋
イベントごとなどで急に賞金や目録を渡すことになったりすることがありますが、そういう時に封筒やポチ袋を誰も持っていないということもあります。社員旅行中においても、何かの会費を集めたりチケット類を保管・管理するために使えます。
5 トランプなどのゲーム
社員旅行中、余暇の時間や宿泊施設などで楽しむために最適なのが、トランプなどのカードゲームです。こうしたゲームは年齢を問わず参加しやすく、社員同士のコミュニケーションが促進されるのでおすすめです。
6 スマホの充電器・予備バッテリー
日帰り旅行や1泊2日くらいであればそこまで問題はありませんが、2泊を越えるようならスマホの充電器や予備バッテリーは持っていった方がよいでしょう。電源が切れると何かと不便になりますので、いざという時に備えておきましょう。
7 モバイルWiFiルーター
社員旅行の行き先にもよりますが、モバイルWiFiルーターがあるとインターネットが施設で使えない時に重宝します。スマホのデザリングなどより強力で、スマホバッテリーの節約にもなります。
8 上着類
社員旅行では夜になってからも宴席があったり、皆で外に飲み歩くことがあったりするものです。時期によっては寒くなっていることも大いにあり得ますので、上着や外出用の服装などを準備しておくことをおすすめします。夏場でも、移動中は冷房が効いたバスで長時間移動することも多いので、冷えが気になる人は必ず持っていきましょう。
社員旅行の持ち物用カバンはどうしたらいい?
社員旅行の際には、カバンは最低でも二種類は持っていきましょう。すなわち、荷物をまとめるためのカバンと行動時に持ち歩くためのカバンです。
荷物用のカバン
荷物用のカバンは社員旅行での宿泊日数によっても変わりますが、キャリーバッグやボストンバッグなど、持ちやすいものを選ぶのがおすすめです。あまり大きいと移動の際に邪魔になりますので、できるだけコンパクトなものが良いでしょう。手持ちがない場合は、レンタルも今は安くなっているので適切なサイズのものを借りるのもひとつの方法です。
携帯用のカバン
携帯するためのカバンは、いわゆる小脇に抱えるセカンドバッグよりもトートバッグやボディバッグのようなものがオススメです。肩にかけることができ、観光などの際に両手が完全にふさがらないデザインのものが何かと便利です。小さいカバンの方が行動しやすいですが、途中で飲み物やお土産を買ったり、荷物が増えたりすると不便になりますので、あまりに小さいものは避けた方が無難でしょう。
社員旅行での現地調達は難しい可能性も…
社員旅行とプライベートの旅行との最も大きな違いは、団体行動であるということです。
団体行動ではスケジュールが決まっており、個人行動をすることで全体に迷惑がかかります。そのため、「何か不足したら現地調達」という考えでいると、そのために他の参加者に迷惑をかけてしまったり、そもそも現地調達できる機会がない可能性もあります。基本的には必要なものは出発時に全て備えておいて、社員旅行の期間を乗り切るつもりでいた方が良いでしょう。
社員旅行でわからないことは幹事に相談を
何を持っていけばよいのかということについては、自分であれこれと憶測を巡らせるよりも幹事になっている人に確認するのが良いでしょう。旅行についての情報は幹事が最も多く持っていますので、使わないのはもったいないです。
例えば浴衣の有無など、宿泊先に何があり何がないのかを知っているだけでも、準備する荷物の量は変わってきます。また、お土産品などをいつ購入するかということも、ポイントを押さえておけば移動時の荷物の減少につながります。幹事をうまく使うことができれば、荷物を最小限にすることができるようになります。
デキる幹事は旅行のスケジュールや持ち物リストなどについてもしっかり準備してくれるので、そういう確認の必要もないことも多いです。
社員旅行の荷物は「備えあれば憂いなし」を第一方針に
旅行では予想外のトラブルはつきものです。社員旅行では「備えあれば憂いなし」をモットーにして準備するのがよいでしょう。その上で、できるだけ移動に支障がないように荷物をまとめるのがベストです。
最近は長期の社員旅行は多くはありませんので、多少不足があっても問題なく過ごせることも多いですが、何かの時に周囲をフォローできるくらいだと、周囲から準備のいい頼れる人として評価されます。持ち物をぬかりなく準備して社員旅行を満喫してください。