通勤時間は有効活用するべし!
仕事場から徒歩5分でついてしまう人もいれば、片道1時間以上もかけて通勤する方もいます。通勤中は多かれ少なかれストレスを受けるもので、中でも電車やバスなどの公共交通機関は通勤ラッシュによる押し合いへし合いにストレスを抱えることも多いでしょう。
しかし通勤時間も貴重な時間には変わりなく、使い方次第では有意義な時間になりえます。通勤時間をどのように活用すれば有意義といえるのでしょうか?今回は、通勤時間を有効活用する方法について紹介します。
通勤時間を有効活用しないと機会損失になる
「時は金なり」といいますから、通勤時間もただ無駄に過ごすのはもったいないです。時間そのものを数量として価値を評価できませんが、こういう時こそ機会損失という考え方が役立ちます。
機会損失とは?
機会損失とはそのときに出来ることの選択肢の中から限られたものを選ぶことで他の選択肢を無駄にする際の影響のことを指します。例えば「リンゴとオレンジどちらか1つだけ選んで食べてください」という質問をされた場合、リンゴ好きはリンゴを選びますし、反対にオレンジ好きな人はオレンジを選ぶでしょう。
しかしリンゴとオレンジが同じくらい好きな人からすれば、両方食べたいと思うでしょう。その際、リンゴを選んだ場合、食べられないオレンジは選んだ人からすると「損失」となるので、これを機会損失と呼びます。
通勤時間は自分にとって価値のあるものを選んで有効活用しよう
通勤時間における機会損失を減らそうと思うなら、ビジネスに有効なもののみだけでなく自分にとってプラスになることを選びましょう。通勤中に出来ることは何かと考えるのではなく、自分は何がやりたいかを先に考えるのです。何をしたいかを決めてから、どうやったら通勤の時に出来るかを考えましょう。
視野を広く保つためにも、「ビジネス」ではなく「自分」に必要なこと・やりたいことのために通勤時間を有効活用していくことが重要です。
通勤時間30分以下の人にオススメの有効活用法
通勤時間には程度の差があります。その程度によっては出来ることと出来ないことがあります。しかし、通勤時間内でやることはリラックスか情報のインプットの時間に使うことが望ましいです。こうした取り組みは年収1000万円以上の方もやっている人が多く、通勤時間の有効活用に勤めているのです。稼いでいる人はその分だけ仕事をしているというよりも稼ぐために時間を有効活用していると言えるでしょう。
通勤時間の有効活用の内、乗車時間が短い方はリラックスするための時間に通勤時間を充てるべきでしょう。電車やバスなどの公共交通機関の中ではこのリラックスを実施する方法がいくつかあります。人にはそれぞれリラックスできる条件というものがあります。椅子に座るだけでリラックス出来る人もいれば家事をすることで心を落ち着ける人もいます。仕事の能率化を図るためにもこのリラックス方法を自分なりに考案することが重要です。
音楽を聴いて気分を和らげる
音楽にはヒーリング効果があるものがあります。そのほとんどは自然音のものですが中には音の高低差が少ないジャズをアレンジしたようなものもあります。そのため音楽には個人に合ったものを選べるという特徴がありこれを活かしていくべきでしょう。
また、出勤前には気分が上がるような曲を聴くとよいですが、あまりにも音の種類が多いものだと耳の神経が活性化しすぎてしまい仕事中により疲れてしまう恐れがあります。そのため家で聴くようなものではなく、あくまでも通勤中に聞く音楽として歌詞がついているお気に入りの音楽を選定しておくとよいでしょう。歌詞があると無意識のうちに内容を追うので、朝にはちょうど良い頭の運動になり脳の活性化に繋がります。
一方、帰宅中は歌詞のないヒーリング効果のあるものを聴くことで、緊張状態になった神経をほぐし身体の負担を軽く出来ます。
ラジオを聴く
情報を制する者が全てを制す……特にビジネスの世界では取引相手に信用を与えなくてはいけません。信頼を勝ち取るためには誠実さや常識のあるところを見せなくてはいけないので、常に日々の事件や世間の流行などの情報をチェックして会話の中に取り入れたり、新商品のアイデアに活かしたりしてみましょう。
ラジオに限らず新聞等でも情報は得られますが、通勤ラッシュ時の電車内で新聞を広げて読むのは他の乗客の迷惑になりますし、車通勤ならそもそも新聞を広げるなんて危ないマネは出来ません。ぎゅうぎゅうに詰まっていても、両手でハンドルを握っていてもニュースが聴けるラジオを利用しましょう。最近はアプリを利用すればスマホでもラジオが聴けるので、気軽に始められるでしょう。
身体を動かす
趣味と実益を兼ねて、職場までランニングして……ということを勧めているわけではありません。つり革を掴んで背伸びしたままずっと立ってみたり、口を閉じたまま舌を歯の表面をなぞるように滑らせてみたりといったシェイプアップをしてみましょう。デスクワークで身体がなまってきていると感じている人や、最近お腹周りが気になる人にオススメの活用法です。
通勤時間1時間以上の人にオススメの有効活用法
通勤時間が長い方の場合は、座っていても立っていても疲れが溜まってしまいます。見ようと思えば天吊りの広告には全て目が通せてしまいますし、景色もどんどん変わり飽きることはないですがその分だけ体には疲労がたまってしまうものです。何をしても体の構造上疲れが溜まるのであれば少しでも自分のためになることに時間を割くべきでしょう。
スマホでニュースを読む
最近では新聞を広げている方を電車内やバスなどの公共交通機関で見かけることが少なくなり、代わりにスマホを眺める人が多くなりました。新聞社もデジタル版の新聞をサイトに掲載したり、ニュースをチェックできるアプリがあったりと、情報を得るコンテンツが新聞からスマホに徐々に変わっています。片手で操作できるものなので、満員電車でも周囲の迷惑にならず記事を読めます。
人間観察をする
時流が読めないといけない職業は少なくなりません。不特定多数の人間が利用する公共交通機関を利用することで、老若男女様々な人の観察できます。観察をすることで世間一般的に何が求められているのか、この世代には何が流行っているのかをある程度推察できます。
観察から得られた情報は、マーケティング調査としてそのまま仕事に活かせますし、他人の身の振り方を見て自分の言動を振り返って反省する良い機会にもなるでしょう。
勉強をする
資格取得や自分の趣味に関する勉強をしてみてはいかがでしょうか。学生時代の受験期間を思い出しながら、単語帳で勉強したり読書として参考書を読んだりしながら仕事に向かうのもオススメです。スマホで動画サイトを見ながら勉強するのも1つの手です。
通勤時間は有効活用できる
通勤時間には個人差が出てきてしまい、また当然ながら自分の好みというものにも個人差が出てきます。通勤時間という制約があるためいくらかの適切な有効活用方法はありますが、結局のところは実践してみなくては何が自分に合っているか実感できません。自分に合った通勤時間の有効活用方法を探してみましょう。