結婚報告の例文を確認!メールや口頭で行う会社の相手別挨拶
結婚報告をする時の例文を知ることによって、いざメールを送ろうとした時や挨拶をしようとした時に困ることがなくなります。文面を考えるのはなかなか難しいものですから、結婚報告に備えて準備しておく必要があるのです。その日のためにしっかりと用意しておきましょう。
結婚報告の例文をチェックしマナーを守って伝えよう
結婚は人生の一大イベントであり、とても喜ばしいことです。ですが、周囲に結婚報告をする時には気を遣わなければなりません。ついつい自分たちだけで盛り上がってしまいがちですが、結婚報告はきちんとマナーを守って行うべきです。さまざまな立場の人たちに結婚報告をするには、それぞれ違った言い回しをしなければなりませんし、注意するべきことも異なっています。
ここでは、相手や手段別に結婚報告の例文を紹介しているので、これから職場で結婚報告を予定している人は、しっかりとチェックしておきましょう。
結婚報告の例文をチェック~相手・手段別の伝え方
さっそく上司・同僚などの相手別や、メールや口頭などの手段別の結婚報告の例文を確認していきましょう。シーンに合わせて、適切な結婚報告ができるようにしたいものです。
Case1.職場の上司へメールで結婚報告する場合の例文
上司にメールで結婚報告をする場合には、礼儀正しい文面を心がけましょう。結婚式を挙げる予定のため、後で招待状を送ることを前提としたメールです。そのため、結婚報告では結婚をしたということだけを簡単に伝えるだけに留めておきましょう。
上司へメールで結婚報告する時の例文
営業部 鈴木部長
お疲れ様です。佐々木です。
私事で恐縮ではありますが、○月〇日をもちまして結婚することになりました。
つきましては、○月△日に結婚式を行う予定となっております。
ぜひ鈴木部長にもご列席いただきたいと存じます。
詳細に関しましては、後ほどまた招待状にてご連絡差し上げます。
今後は仕事面と家庭面の両方においてますます尽力していきたいと考えている次第でございます。
引き続きご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。
ここでのポイントは、長々とした挨拶文を書かないことです。誰それと結婚しました、なれそめはこうでした、などといった余計な情報は必要ありません。結婚式を控えているのであれば、メールでの挨拶は簡易なものにしておいた方が良いです。
Case2.職場の上司へ口頭で結婚報告をする場合の例文
部署の人数が多かったり上司が複数人いたりする場合、結婚報告はメールでも構いませんが、上司には本来メールではなく口頭で結婚報告をするべきです。その方が好印象を与えることができますし、メールよりも誠実さを伝えることができます。
上司へ口頭で結婚報告する時の例文
お忙しいところ失礼します。今お時間よろしいでしょうか?
この度、○月〇日に結婚することになりました。
鈴木部長にはいつもお世話になっておりますので、一番にお伝えしたく参りました。
〇日頃に結婚式を挙げる予定ですので、ぜひ鈴木部長にもご列席していただきたいと思います。詳しいことは後ほど招待状を送らせていただきますので、ご確認のほどよろしくお願いいたします。
しばらく色々とご迷惑をおかけしてしまうこともあるかもしれませんが、これからもよろしくお願いいたします。
口頭での結婚報告はメールよりもやや砕けた言い方で問題ないでしょう。あまり格式ばった言い方をしてしまうと、相手も困惑してしまいます。最初に、きちんと「お時間よろしいでしょうか?」と声がけしましょう。これは会話をする際の基本中の基本ですが、結婚報告のことだけで頭がいっぱいだと意外と忘れてしまいがちなので注意してください。
また、上司に一番先に伝えに来たということを強調することも意識しておきたいところです。これはメールではできないことなので、口頭で結婚報告をする時にはぜひ覚えておきましょう。
Case3.職場の先輩へメールで結婚報告する場合の例文
結婚報告は上司だけではなく同じ職場で働く先輩に対してもしなくてはなりません。上司ほどではないにしろ、先輩に対してもかしこまった言い方をしなくていけないでしょう。いつもお世話になっていることには変わりはありませんから、礼儀を尽くせるようにしてください。
先輩へメールで結婚報告する時の例文
営業部 山田様
お疲れ様です。佐々木です。
私事で恐縮ではありますが、○月〇日をもちまして結婚することになりました。
結婚式は執り行わず、身内のみでの食事会を予定しております。
諸先輩方には日頃よりお世話になっており、誠に感謝しているため本来ならば式を挙げたかったところですが、どうかご了承ください。
今後は仕事も家庭も両立させていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
これは大々的に結婚式を挙げず、身内だけで親睦を深める場合に送るメールの例文です。結婚式を行わなくても、結婚報告はしなくてはなりません。式を挙げないからといって報告をしなくてもいいというわけではないのです。
職場の先輩に送るメールですから、いつも先輩方にお世話になっているといった意味合いのフレーズを入れておくべきでしょう。先輩たちへの感謝を忘れずに述べるようにしてください。
Case4.職場の先輩へ口頭で結婚報告をする場合の例文
職場の先輩にも、できれば口頭で結婚報告をしておきましょう。メールを送っただけだと、気づいてもらえていない可能性もありますし、何よりもやはり結婚報告は口頭でするのが最も大切だからです。
先輩へ口頭で結婚報告する時の例文
お忙しいところ失礼します。今お時間よろしいでしょうか?
この度、○月〇日に結婚することになりました。
今田先輩にはいつもお世話になっておりますので、ご報告しようと思いました。
挙式の予定はないのですが、身内だけで細々と食事会をする予定です。
しばらく何かと落ち着かないことがあるかもしれませんが、これからもよろしくお願いします。
職場の先輩に対する口頭での結婚報告の例文は、上司に対してのものよりもだいぶ砕けています。結婚する旨を報告した上で、挙式の予定がないことを明らかにしておきましょう。そうしないと、後で自分は結婚式に呼ばれていないと思われてしまい、余計なトラブルを招きかねません。
Case5.職場の同僚へメールで結婚報告する場合の例文
同僚にも結婚報告のメールを送っておきましょう。一斉送信をする場合には、BCCを使うのがおすすめです。いつもよりも少し格式ばった文面にして、真面目な挨拶であることを強調してください。
同僚へメールで結婚報告する時の例文
営業部の皆さん
お疲れ様です。佐々木です。
私事で恐縮ではありますが、○月〇日をもちまして結婚することになりました。
つきましては、○月△日に結婚式を予定しています。
皆さんにもぜひご列席していただきたいと思っております。
詳細は後ほど招待状をもってお知らせしますので、そちらをご参照ください。
日頃の感謝を伝える場ともしたいと考えていますので、ぜひご一考ください。
今後とも同じ職場の同僚としてよろしくお願いいたします。
だいぶ砕けた文章になりましたが、これはあくまで一例です。同僚との距離感によって書き方をカスタマイズしてください。何日に結婚するのかはもちろんのこと、同僚には日頃の感謝を伝える場として結婚式を活用したいという旨を伝えるのがいいでしょう。最後に、今後も職場の仲間として一緒にがんばっていきたいということを伝えられれば、結婚報告の挨拶としては問題ありません。
Case6.職場の同僚へ口頭で結婚報告をする場合の例文
同僚に対しても、口頭で結婚報告を行っておきましょう。メールだけで済ませてしまっても構いませんが、親しい間柄の人などはそれだけでは味気ないと感じられたり、水臭いと感じられてしまったりすることもあるでしょう。
結婚報告の基本は口頭で行うことですから、できるだけ多くの人に口頭で伝えられるようにしてください。もし口頭で行うことができる機会があれば、その時を逃さないようにしてください。
職場の同僚へ口頭で結婚報告をする場合の例文
忙しいところ失礼します。今お時間よろしいですか?
この度、○月〇日に結婚することになりました。
いつもお世話になっていますから、ぜひご報告をと思った次第です。
△日頃に結婚式を挙げる予定なので、ご列席していただければ嬉しいです。
詳しいことは後ほど招待状を送りますので、ご確認のほどよろしくお願いいたします。
しばらくはバタバタして色々と迷惑をかけしてしまうこともあるかもしれませんが、これからもよろしくお願いいたします。
この例文から分かるように、上司や先輩に対する言葉遣いとは少し変わりました。同僚に対しての結婚報告は、親しさの度合いによっては、この例文よりさらに砕けた言い方をしても問題ないでしょう。その上で、何日に結婚をするのかや、挙式の予定があるなら後で招待状を送る旨などはしっかり伝えなくてはいけません。
Case7.取引先へメールで結婚報告する場合の例文
基本的に取引先に結婚報告のみをする必要はないのですが、結婚に伴って名字が変わったり連絡先が変わったりした場合などにはその限りではありません。取引先にもメールで結婚報告をしておきましょう。
取引先へメールで結婚報告する時の例文
株式会社○○ 営業部田中様
平素よりお世話になっております。佐々木です。
私事ではございますが、この度○月△日をもちまして結婚いたしました。
そのため名字が変わり、佐々木○○から飛田○○となりました。
あわせて、連絡先も○○から○○に変更となりました。
大変お手数ではございますが、以後ご連絡の際にはお気をつけ頂ければ幸いでございます。
今後とも変わらぬご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
取引先への結婚報告では、自分の名字が何から何に変わったのかを明記し、わかりやすくしておくことが大切です。いきなり「○○になりました」とだけ書かれても、相手は何のことだかわかりませんし、そもそも誰なのかわからず困惑してしまいます。
また、連絡先についても同様に、以前の連絡先をきちんと書いておくことが必要です。メールアドレスや電話番号など、変更前のものを書いておかないと相手はどの連絡先だったのかを探すことができずに困ってしまうでしょう。
結婚によって影響がある仕事関係の人に結婚報告をしよう
頻繁に連絡をとらないとしても、たまに顔を合わせたりする程度の関係を持っている取引先の人にも会った時で構わないので、結婚報告をしておきましょう。
その他、他部署の人や異動前に所属していた部署の人などと出会った時に結婚報告をしておくのもひとつのマナーです。知らないうちに結婚をして、しかもその報告がないのは相手にとってあまりいい気持ちにはならないものですから、その点に気をつけましょう。
結婚報告はビジネス的な問題ではなく、心理的に大きな影響を与えることですから、できるだけ気を遣って行動できるようにしてください。結婚後も周囲に好印象を持ってもらうため、結婚報告はマナーを守って行うべきだと言えるでしょう。仕事関係の人たちに対しては、会社の中で自分がどのように立ち回るかが重要ですから、慎重に行動しましょう。
結婚報告のタイミングは結婚する約3ヶ月前がベスト
結婚報告をする際には、タイミングについても考えなければなりません。結婚報告は、いつしてもいいというわけではないのです。職場に限定して結婚報告のタイミングを考えると、結婚の約3ヶ月前に報告するのが最もよいでしょう。
実際に結婚するギリギリのタイミングでの報告、または結婚してからの事後報告にならないよう、気をつけましょう。結婚することが決まったら、早めの段階で職場に伝えるよう心がけてください。
結婚報告をする順番は直属の上司が一番先
結婚報告をする順番としては、直属の上司が最初です。自分の結婚話が周囲からのちに上司へ伝わることがないようにしてください。そうなってしまうとかなり印象が悪くなるので、職場では直属の上司に結婚報告するまでは、そのことを口にすることがないようにしておきましょう。
直属の上司に報告したら、さらに役職が上の人に報告します。この時、上司が自分の口から伝えておくと言ってくれた場合には、自ら結婚報告する必要はありません。
直属の上司とさらに役職が上の上司への結婚報告が済んだら、次は先輩や同僚に報告しましょう。この順番で結婚報告すれば角が立つことはまずあり得ません。直属の上司の顔を立てることが何よりも大切であるということを覚えておいてください。
年賀状や暑中見舞いを結婚報告と兼ねてもいい
最近増えているのが、年賀状や暑中見舞いを結婚報告と兼ねるケースです。これは遠方に住んでいる人に対しても効率的に結婚報告をすることができますし、時季にあわせて伝えることができるため大変好ましい方法と言えます。
年賀状や暑中見舞いに、結婚した旨を一言添えておくことによって結婚報告ができるので難しいことはありません。長々とした文面を考える必要もありませんし、受け取った相手も返事をしなくてはならないという義務がないため、お互いすっきりとしたやり取りができるでしょう。
結婚報告は聞く側の気持ちを考え相手に合った方法でしよう
結婚報告を行う時に最も大切なのは、報告を受けた人の気持ちを考えることです。もし自分が結婚報告を受ける側だったら、どのように伝えられると気分よく聞くことができるかを考えてみましょう。マナーを守り相手に合わせた結婚報告のしかたをすれば、皆結婚を祝ってくれるでしょう。
職場への結婚報告を予定している人は、ここで紹介した例文を参考にしてきちんと報告できるように準備しておきましょう。