考えすぎる人の特徴と対処法
ここでは考えすぎる人の特徴とその対処法を掲載します。考えすぎる人は何故そんなに悩んでしまうのか、周囲に気を使い過ぎる、仕事に完璧を求め過ぎるあまり悩んでしまうなど様々な方がいるでしょう。行動や考え方から対処する方法を紹介します。
考えすぎる人の特徴5つ
職場の人間関係や仕事のこと、または私生活でも悩みがあるとついアレコレ思い悩んで考えすぎてしまう人は身近に居ませんか?また、あなた自身はそのような性格ではありませんか?ここでは、考えすぎてしまう人の特徴を5つお教えします。
1.周囲に気を遣いすぎる
考えすぎる人は周りに気を遣いすぎる傾向にあります。相手を気遣えることは素晴らしいことですが自分を犠牲にしすぎると知らず知らずのうちにストレスが溜まっていきます。このような人は「他人には気を遣わなければいけない」というような勝手な使命感や責任感を持っています。
何故かというと、「相手に嫌われたくない」と思っているからです。周囲に変に思われないように必要以上に気を遣ってしまうのです。自分に自信がないためにそういった感情を抱いてしまいます。
2.一人で抱え込んでしまう
考えすぎる人は誰にも相談せず一人で抱え込んでしまう人が多いです。一人で考えていても出口のない思考の迷路に迷い込むだけで結論は出せません。一人で考えられる思考の範囲には限界があり、考えすぎたことで脱線してしまうと的外れな方向へ進んでしまうこともあります。被害妄想気味な人の思考がこれです。
3.時間に際限がない
一度考え始めてしまったら他のことが手につかなくなるのも特徴です。際限なく時間を使い、延々と考え込んでしまいます。過ぎてしまったことや将来についてなど不安に思ったことを悩んでいても仕方ないと分かっているのにやめることができないのです。
4.失敗するのを嫌い恐れる
物事を何でも悪いほうへ考え、失敗するシミュレーションを繰り返しては落ち込み、失敗することに対して過剰に怖がるのも特徴です。常に最悪のケースを想定することは大人として当然のことですが、そのせいで行動が消極的になってしまうのは勿体ないです。
もしかするとあらゆるチャンスを逃してきているかもしれません。失敗するのが怖い人は失敗するまでのことしか考えていないからです。大事なのは失敗しないことではなく、失敗した後の行動をどうするか、なのです。
5.理想が高く完璧主義
失敗を極端に恐れるのも理想が高く、完璧主義だからです。他人からの評価がいつも気になり、仕事が手につかなくなります。理想が高いところにあるとその理想に近づこうと必死になり、やがて行き詰ってしまいます。
考えすぎる癖を改善する対処法6つ
考えすぎる人はどのようにしてその癖を改善したら良いのでしょうか。一人で悩みを溜め込んでいるとそのストレスから精神的な病気になってしまうことも。そうなる前に対処しましょう。対処法を6つお教えします。
1.自分主体の行動を心がける
周囲に気を遣いすぎる考えすぎる人は常に自己犠牲のスタンスにあります。まずはそこから改善しなくてはいけません。なるべく自分主体の行動を心がけましょう。相手に嫌われてしまうかもしれないという不安は捨ててしまうことです。
考えすぎてクヨクヨ悩んでいるほうが嫌われてしまう可能性も高いですし、自分主体の行動は時に傲慢で我儘に見られるかもしれませんが、見方を変えれば自信に満ち溢れているのでそのような人は魅力的に映る場合もあります。
2.思い悩むよりまず動く
考えすぎる人は慎重になりすぎる傾向にあって、一度考えだしたら行動を起こせなくなる人がほとんどです。対処法としては、思い悩むよりまず動いてみることです。行動を起こさなければ何も始まりません。特にビジネスの場においてはフットワークの軽さが求められ、決断力と素早い行動力が重要になってきます。
もちろん、何も考えずに行動してしまうと大きなミスに繋がってしまうこともありますので、適度に考えて動くというバランスを考えるようにしてください。考えるのは5分だけ、のように時間を区切って、それを過ぎたら行動に移すというようにするのがベストでしょう。
3.悩んだ時は必ず誰かに相談する
一人で抱え込んで悩んでしまうから、答えが出ないのです。そういう時は誰か頼れる人に相談しましょう。自分一人だと一方向でしか物事を見られませんが、他人に相談して意見を聞くことで多角面から物事を見つめることが出来ます。
そのため、一人で悩んでいた時には出せなかった答えが見つかることもあるのです。客観的な視点というのもとても大切で、答えが出せずに悩んだ時は同僚や上司、時には家族に助けを求めましょう。またビジネスの現場においてはチームワークが重要視されることも多いでしょう。なので、皆で知恵を出し合って、意見を一つにまとめる力も求められます。
4.頭の切り替えをしっかりする
悩み始めてしまうとそのことだけが頭から離れなくなって何も手につかなくなってしまう、考えすぎる人はついそうなってしまいがちです。ですので、意識して頭の切り替えをするようにしましょう。たくさん考えたところで答えが出ない時には出ないのですからあまり深追いせず、一旦横に置いておきましょう。
どうしても頭の切り替えが難しい人は時間を区切るようにしましょう。携帯のアラーム機能などを活用すると良いです。「もう十分考えたから、ここからは仕事をしよう」という具合に思い悩む時間と行動に移す時間をくっきり分けるのです。そうすることで生活にメリハリができ、考えすぎることもなくなります。
5.ポジティブなシミュレーションをする
考えすぎる人は物事を何でも悪い方向へ考える癖があります。なので、なるべくこれまでの成功体験を思い出し、「あの時出来たのだから今回だって上手くいく」と思うようにしましょう。ポジティブなシミュレーションをするのです。
初めのうちは一人でシミュレーションをしようとすると失敗して悪い結果のシミュレーションをしてしまうかもしれません。強引に暗示にかけてやるくらいの気持ちで「大丈夫」と“思い込む”ようにしましょう。思考は繰り返すと癖がつきます。ポジティブなシミュレーションをその都度繰り返すうちに自然と物事を前向きに考えられるようになるでしょう。
6.理想やハードルは低く設定する
理想が高すぎるから完璧を求め、それ故、失敗するのが怖くなり考えすぎてしまうのです。それなら理想やハードルはできるだけ下げて、しっかりと現実的に物事と向き合いましょう。高い理想を求めるということは、それだけ実現に向けて頭をフル活動させるということ。
それでは疲労も溜まってしまいます。ですが理想を下げて自分でも楽にこなせるものにしておけば、頭を使いすぎて疲れてしまう心配もありませんし、早いペースでスムーズに仕事をこなせるでしょう。完璧主義な人は楽観的に考える頭を持つようにしましょう。
考えすぎる人の性格は己の意志で変えられる
考えすぎる人は歪んだ負の思考のパターンができてしまっているのです。これはちょっとした工夫や考え方を変えることで断ち切ることができます。初めは難しくても繰り返すことでこの歪みは正せます。大切なのは自分を変えたいと思うあなたの意志です。