会社のエアコンの設定温度はどれくらい?
会社が暑すぎる、または寒すぎる状況では、仕事に集中することができなくなってしまいます。そんな状況を改善するには、エアコンの設定温度を何度にするかが大事なポイントです。
暑すぎる、寒すぎると職場の温度に不満を感じている12名の皆さんに、勤めている会社のエアコンの設定温度がどれくらいかを聞きました。
すると、夏のエアコン設定温度では28度と答えた人が6名と一番多く、次いで24度と22度が2名ずつ、25度と26度が1名ずつ、一方で冬の設定温度は20度と22度と答えた人が2名ずつ、19度、21度、23度、24度、25度、28度、そして20~22度の間と答えた人が1名ずつという結果になりました。
会社のエアコンをつけていて寒いと感じた時にできる対策
冬だけでなく、夏も職場が寒いと感じる人がいます。夏の職場で寒さを感じるのは、エアコンの設定温度が低すぎることが原因と考えられます。社内が暑いと感じた時同様、寒いと感じた場合にも個人が勝手にエアコンの温度調整をしないようにしましょう。
エアコンをつけていて職場が寒いと思った時に、個々でできる対策をいくつか挙げてみますので、職場の寒さに困っている人は参考にしてください。
膝掛けを使う
夏・冬問わず寒さを感じた際に活躍してくれるのが、膝掛けです。膝掛けがその名の通り膝に掛けて使いますが、時には膝掛けを羽織ることで背中や肩周りを温めることができます。冬エアコンがなかなか効かずに寒かったり、夏エアコンの設定温度が低すぎて寒かったりする時に備えて、会社用の膝掛けを1枚用意しておきましょう。
カーディガンを羽織る
カーディガンはエアコンによる寒さ対策のために、とても重宝します。カーディガンを着たまま仕事をしても作業の邪魔になりませんし、脱ぎ着も簡単にできるので楽です。膝掛けとセットにして、カーディガンも会社に置いておきましょう。
長袖の服を着る
夏にエアコンの設定温度が低すぎて社内が寒い場合は、半袖の服ではなく、長袖の服を着る方法もあります。ただし、これは私服OKの職場での話です。半袖服を長袖服に変えるだけで、ずいぶん寒さを和らげることができるのではないでしょうか。
制服着用が義務付けられている会社でも、夏服・冬服に関するルールはわりとゆるい場合もありますので、夏服で半袖を着るシーズンでも、上司に事情を話して長袖服を着てもいいか相談してみても良いでしょう。
もこもこスリッパやレッグウォーマーなどを使う
足元の冷えを防ぐためには、もこもこスリッパやレッグウォーマーもおすすめです。
特にデスクワークで1日中座りっぱなしの人は、足の血流が悪くなり冷えへとつながりますが、さらに会社のエアコンの設定温度が低いと寒さが増してしまいます。
最近では洗えるもこもこスリッパがあったり、保湿性の高いオーガニックコットン製のレッグウォーマーがあったりと、様々な機能付きの足元温めグッズが多いので好みに合わせて選んでみましょう。
ストッキングと靴下を重ね履きする
職場のエアコンで寒いと思っている女性数名が実践していたのが、ストッキングと靴下を重ね履きする方法です。今回の体験談では、靴下の上にストッキングを履くパターンとストッキングの上に靴下を履くパターンがありました。これも、足元を温めるためには効果的な方法と言えるでしょう。
使い捨てカイロを使う
使い捨てカイロはエアコンの設定温度が低く職場が寒い時に、身体を温めるためのアイテムとして多くの人に使われています。手に持ったりポケットに入れたりして使うタイプや服に貼るタイプ、靴の中に貼るタイプなど、数種類のカイロがあります。
使い捨てカイロの温度持続時間は製品によって多少の違いはあるものの、10~12時間以上のものが多いです。また、服などに貼るタイプのカイロの場合、温度継続時間が朝から夜までを基準にしていますが、貼らないタイプは可能な限り温かさが長持ちするようになっています。
温かい飲み物を飲む
エアコンで寒いと感じたら、何か温かい飲み物を飲んで身体の内側から温めることも大切です。白湯やホットミルク、ホットココア、ホットティーなどの飲み物で温まりましょう。
会社のエアコンをつけていて暑いと感じた時にできる対策
エアコンがついているのに、職場が暑い場合は設定温度が高くなっているのかもしれません。室温の感じ方は人それぞれなので、周囲の人にも暑いかどうかを聞いてみなければ勝手にエアコンの設定温度を変えることはできません。
そこで、職場が暑いなと思った時に個々でできる対策を紹介します。自分なりに色々と工夫して『涼』を得ながら、快適な空間で仕事をしましょう。
冷却スプレーを使う
瞬間的に身体を冷やしてくれる冷却スプレーは、会社での暑さ対策に役立ちます。服の上からスプレーできるものや顔用でメイクの上から使えるものなど、様々なタイプの冷却スプレーがあります。
エアコンの設定温度が高めで暑い時は、冷却スプレーをシューっとひと吹きして少しでも暑さを和らげましょう。コンパクトタイプのものが多く、持ち歩きにも便利です。
うちわや扇風機を使う
暑さをしのぐ時による使われるアイテムとして、うちわや扇風機が挙げられます。もちろんこれらは、会社のエアコンの設定温度が高く暑くて辛い・・・そんな場合にも重宝します。ただ、うちわは自分で仰がなければいけないことを考えると、作業の手が止まってしまうため、仕事中に使うものとしては不向きかもしれません。
一方、仕事の手を止めずに涼しくなれるのが扇風機です。今回寄せていただいた体験談の中でも、卓上型扇風機をデスクの上に置いているという人がいました。卓上型扇風機はACアダプタタイプ、USBタイプ、乾電池タイプの3種類に分けられます。風量や音などに気をつけて、設置環境に合うものを選びましょう。
また、上司に相談して周囲の許可をもらえるなら、自分の席近くに私物の通常サイズ扇風機を置かせてもらう方法もあります。卓上型扇風機同様、風量や音に注意しながら使いましょう。
薄着をする
着ている服を調整することで、エアコンの設定温度が高めで暑い職場でも快適に過ごせる場合があります。私服OKの職場であれば、通気性の良い半袖Tシャツを着るなど社会人としてのマナーの範囲内で、涼しく過ごせる服装を選びましょう。
制服がある職場では薄着をするというのも難しいと思いますが、制服に羽織っているカーディガンを脱いだり、制服の下に着ているシャツを薄手のものに替えたりしてみるのも良いかもしれません。
エアコンの設定温度をこっそり下げる
今回の体験談で、職場のエアコン設定温度が高く暑くてたまらない夏は、「上司の目を盗んではエアコンの設定温度を変える」という声もありました。
あまりにも暑い場合、仕事の効率も悪くなってしまいますから、エアコンの温度設定が各部署に委ねられている会社であれば周囲の人に声がけをしたうえで、エアコンの設定温度を下げましょう。設定温度の決定権が上司にあるなら、温度を下げてもいいか聞いてみましょう。
コンビニやスーパーに立ち寄って涼む
営業などで汗をかきながら外回りをして会社に戻った際、社内までもが暑いと辛いでしょう。ですが、事務所で1日中デスクワークをしている人にとっては、エアコンが効きすぎていると寒く感じる人が少なくありません。
外回りから帰ってきた人にしてみれば、涼しく感じるような室温になっていることがいいのでしょうけれど、デスクワークをしている人との暑さ寒さの感じ方に違いがあって、双方が快適なエアコンの設定温度にするのは難しいです。
「外回りが終わったら帰社する前に、コンビニやスーパーに立ち寄って涼む」という営業職の人の体験談のように、社内での暑さに耐える代わりに、社外で涼む手もあります。立ち寄ったコンビニで、冷却スプレーや冷却シートなどを買うのも良いでしょう。
会社のエアコン設定温度の基準
エアコンの設定温度の基準は、会社によって違います。総務部など空調管理を行っている部門が、エアコンの設定温度を決めているところも多いでしょう。では、エアコンの設定温度の基準として考えられるものを紹介します。
環境省が推奨している設定温度
環境省では、エアコンの設定温度を夏は28度、冬は20度にすることを推奨しています。これはあくまでも目安となるものですが、環境省が推奨するエアコンの設定温度を取り入れている会社も少なくありません。
患者さんやお客さんに合わせた設定温度
勤め先が病院なら入院患者さん、銀行に勤めているなら来店するお客さんというように、スタッフ以外の人たちが少しでも快適に過ごせるような設定温度にするケースも多いです。患者さんやお客さんに配慮したエアコンの設定温度は、働くスタッフにとってはそれが暑すぎたり寒すぎたりする温度になっていることもあります。
上司が希望する設定温度
職場によっては、エアコンが上司の希望温度に設定されているところもあります。この場合、上司の暑さ寒さの感じ方次第で、エアコンの設定温度の基準も日々変わることもあり得るかもしれません。
地域ごとの気温に合わせた設定温度
地域の気温によって、設定温度が変わる場合もあるでしょう。例えば、夏の暑さが厳しい傾向にある関東地方や九州地方の会社では、エアコンの設定温度を低めにしていたり、雪国にある会社では、冬のエアコン温度を高めに設定したりします。
あなたにとっての理想のエアコン設定温度は?
今回の『会社でのエアコン設定温度』についての調査で「あなたにとっての理想のエアコン設定温度は何度ですか」との質問に、次のような回答が寄せられました。
夏の理想設定温度は、最低温度18度~最高温度28度という結果になりましたが、その中でも24度と答えた人が3名(うち1名は24度~26度)で一番多かったです。また、冬の理想設定温度は、最低温度20度~最高温度30度という結果で、20度と22度と答えた人が各3人で一番多くいました。
同じ室温でも暑いと感じる人もいれば、寒いと感じる人もいるので、「この温度が理想的」と一概には言えません。
エアコンを使う時に気をつけたいのは、職場の実際の室温に応じてエアコンの温度調整をすることです。暑さ寒さを自己対策でしのぐのも良いですが、皆が少しでも快適に仕事ができる室温になるようエアコン設定温度の見直しを上司にお願いしてみてはいかがでしょうか。
職場のエアコンの設定温度を教えて!体験談
ここからは、職場のエアコンの設定温度に関する体験談を見てみましょう。職場の室温に不満を感じている人がしている、暑さ寒さ対策も要チェックです。
夏は24度、冬は20度
花粉症つらい(34歳)
勤続足掛け2年、北関東の法律事務所事務員です。
うちの事務所のエアコンですが夏は24度、冬は20度に設定されています。設定温度の決定権は所長にありますので、所長が炎天下の中、外回りから帰ってきて暑いと思うと設定温度が下げられたり、大雪で寒すぎるとなると上げたりします。所長の好みの温度に設定するのでワンマンのように感じるかもしれませんが、その一方で職員の誰かが体調が悪そうだと思うと空調をやわらげてくれたりもします。
私は暑がりなので、所長が心地いいと感じるのと同じくらいの設定温度でほぼ問題ありません。所長は居候弁護士をしていた時に冷房の設定温度がやたら高くて暑くてたまらなかったようなので、ちょうど体感が同じくらいの私が事務員でよかったと言っています。
冬場に脚や足が冷えるときがあるため、対策にブランケットともこもこスリッパを用意しています。夏場は特に寒いとは思わないので、対策していません。
エアコンの設定温度は高め
なな(32歳)
私は愛知県で看護師をしています。今の職場は勤めて丸3年になります。
私の職場のエアコンの設定温度は、夏が28度、冬が22度になっています。私の職場は病院なので、体調のすぐれない患者さんが入院されているために設定温度は高めになっています。
夏は28度だと日当たりもいいので暑いですが、体調の悪い患者さんにとっては丁度いい温度です。また冬は22度だとかなり暖かいですが、私の勤める病院は建物が古い為かすきま風が酷いこともあって、22度に設定しています。私の理想のエアコン温度は、夏が25度で冬が20度ですが、具合の悪い方がなるべく快適に過ごせるように、このような温度設定になっています。
夏場は28度で暑くて汗をかいてしまうので、冷却スプレーを使用しています。冬場は夜中になると22度でも底冷えが酷いので、レッグウォーマーを履いたり、カイロを使ったりしています。ちなみに、冬にエアコンの温度が高くて暑いと思ったことは今までありません。
男性と女性で最適な温度が違う
真由子(30歳)
東京のサービス業に勤続5年の事務職です。
私のオフィスの場合、夏は25度で冬は23度にエアコンの温度を設定しています。夏も冬もエアコンの設定温度は私にとっては寒いのですが、同じ部屋に外回りが多い男性が何人もいて、特に外出から戻った時などは一年中汗だく状態です。「寒いのは着れば何とかなるけど、暑いのはどうしようもない」という共通認識のもと、暑がりの男性陣に合わせた設定になっています。
私や他の女性社員は、夏も冬も28度くらいがいいと話していますが、仕方がないので我慢しています。具体的には、一年中膝掛けやカーディガンを常備して、エアコンの風が当たる肩や脚を守りつつ、ホットの飲み物を飲むという感じです。あと1度でいいから上げてほしいなと思っています。
夏は暑く、冬は寒いです
ケイト(32歳)
私の職業は官公庁系の団体事務員です。勤続年数は10年ほどになります。現在の住まいは岩手県です。
私の職場のエアコンの設定温度は夏28度、冬19度です。東日本大震災後の節電対策の影響もあり、夏は高めに冬は低めに設定されているようです。
あまりに冷えるエアコンも嫌ですが28度だと少し動くと汗ばんでしまいますので、私の理想の設定温度は夏が22度くらいかなと思います。28度で暑くなるとうちわが必要になり、仕事に集中できません。かえって悪循環になっていると感じます。冬は22度くらいが理想です。古い建物ですき間風が酷いので19度だとひざ掛けが必要になります。私はひざ掛けの裏にカイロを貼り付けてこたつ風にして温まっています。
スタッフにも優しい設定温度にしてほしい
うめこ(36歳)
私は病院で医療事務の仕事を始めて13年になります。住まいは新潟県です。
事務所内のエアコンの温度設定は夏場が28度、冬場が24度くらいでしょうか。病院という職場柄外来の待合スペースはもう少し快適な温度ですが、私達が働いている事務所内は夏場、特に暑く感じます。エアコンの温度設定を牛耳っているのは総務課なので、エコのための設定温度だと思います。
私にとっての理想的な温度は夏場24度、冬場28度くらいです。基本的に寒がりで、新潟の冬は厳しい気温なのでこのくらいを希望したい所です。日頃から温度調整を自分たちでする為にみんな、カーディガンを1枚着たり、脱いだりして仕事をしています。患者さんあっての病院という事は分かるけれど、働く私達にも優しい温度設定をしてほしいと願っています。
職場のエアコン温度
ひな(26歳)
金融業界の会社員で事務職をしていて勤続年数は4年になります。住まいは関東地方です。
わたしの勤務する職場のエアコンの設定温度はと言うと夏は24度、冬は20度くらいになっていることが多いです。たくさんの部署が一斉に入っているフロアのため、エアコンの温度設定はフロア内ではなく、パソコンで専用のサイトにログインした上で行います。
営業のために外に出る方からすると、夏は涼しいほうが良いのでしょうが、1日中事務所にいると24度ではかなり体が冷えてしまうのでもう少し温度を上げたいと思っています。夏は27~28度くらいが個人的には理想的です。ですがなかなか自分の意思だけでは変えられないので、カーディガンを着たり、ブランケットを用意したりして調整しています。冬の設定温度は20度くらいで問題ありません。
営業職にはつらい夏の28度縛り
マリ男(28歳)
オフィス関連機器の営業をしている会社に勤めて3年です。今の職場は埼玉県内にあります。
うちの会社のエアコンの設定温度ですが、夏は環境に配慮して28度と決められています。冬は特に縛りはありませんが、22度くらいまでが暗黙の了解になっています。28度は国が推進しているキャンペーンに沿ったものだと考えられます。
しかし、私のように外回りをして帰ってくる人にとって、28度は正直不満が残る設定温度です。コンビニのエアコンの設定温度が25~26度だと言われています。真夏に外から室内に入った場合、やはり25~26度くらいまで温度が下がっていないと涼しいと感じることはできません。コンビニやスーパーに寄り、涼んでから帰社することが日課になっています。
夏が寒過ぎる職場
りこぴんさん(31歳)
銀行で働いて10年目になります。九州に住んでいます。
配属されている支店のエアコンの設定温度は夏が22度、冬が25度です。冬はまだいいのですが、働いている側からすると、夏の22度設定はとても寒く、カーディガンは必須です。しかし、外から来られたお客様は「涼しい」とおっしゃいます。真夏の暑い外から、冷えきった室内に入るのは、とても気持ち良いでしょう。そのため、支店の設定温度が低いのだと思っています。
夏は半袖のブラウスが規定ですが、冬の長袖ブラウスを着て、その上からカーディガンを羽織っています。足元はストッキングですが、お客様からは見えないため、ストッキングの上から靴下を履いています。冬は制服の下に何枚も重ね着しています。社員が働きやすいエアコンの設定温度ではなく、外からご来店されたお客様のための設定温度だと思っています。
カーディガンが温度調節に便利
このみ(27歳)
建築系の事務員として約5年働いております。関東地方に住んでいます。
会社のエアコンの設定温度ですが、夏は26度、冬は21度で設定されています。この設定温度の理由としては、従業員のみんなが出来るだけ不快に思わないような丁度良い温度にする為です。男性の人数の割合が多く暑がりの方も多いので、比較的夏は涼しく設定されています。
私にとっての理想のエアコンの温度と言えば夏は27度、冬は22度くらいです。夏に関しては出社したばかりのときは室温が丁度よいのですが、だんだんと寒くなることが多いので、カーディガンと膝掛けは常に会社に置いておくようにしています。カーディガンは脱ぎ着するのにも楽で仕事もしやすく、温度を調節するにはとても便利です。
女性のエアコン対策
なつみ(40歳)
商社で10年勤めている会社員です。現在、埼玉県在住です。
私の会社では、夏は28度、冬は20度~22度くらいにエアコンを温度設定しています。企業努力としてヒートアイランド現象や環境のことを考慮するという風潮にしたがって、この設定温度になっています。
冬は外気温度が低すぎる日には、エアコンが効かなくなるので多少の上下は許可されているので問題ありません。私の会社は一般職の女性は制服なのですが、夏は28度だと制服の生地が厚くて動くと暑いと感じます。しかし、1日中オフィスにいると冷えます。
エアコン対策としては、冬はひざ掛けとカーディガンを常備しています。夏は、速乾性のキャミソールを着て汗がすぐ乾くようにし、ストッキングの中にベージュ色の五本指つま先ソックスを履いて冷え対策をしています。
季節に合わせたエアコン対策
めんま(39歳)
私の職業は製造業です。こちらにはかれこれ3年以上お世話になっています。住まいは九州・熊本です。
盆地のため夏は猛暑、冬は極寒。寒暖差が激しく、乾燥もします。そんななか、働いている我が社のエアコンの設定温度は、夏は28度、冬は20度です。理由は、省エネのためです。中小企業なので、小さなコストも削減せねばならないのですが、はっきり言ってこの温度では快適に過ごせません。
製造業ということで熱源を使う作業もあり、夏場はエアコンが効いていないじゃないかというぐらい暑いです。夏場の快適温度は24~26度。上司の目を盗んでは設定温度を変えます。冬は20度だと寒いです。作業者はほぼ制服の中にトレーナーを着たり、制服に上着を羽織ったりしてしのいでいます。冬場の快適な温度も夏同様に24~26度。足下がどうしても冷えるため、個人でヒーターを持ち込んでいる人もいます。
エアコンの設定温度は、どうしても自分にとっての適温にはなりません。そのために夏場は薄着をする、自前の扇風機を持ち込む、冬は着込む、カイロを使うなどの工夫をして体調を崩さないように気を付けています。
体に優しいエアコンの設定温度
山(24歳)
私の職業は清掃業です。今年で4年目になります。甲信越の長野県に住んでいます。
勤務している会社のエアコンの設定温度は、夏が22度で冬が28度です。私自身夏のエアコンの温度に関しては18度ぐらいでガンガンに室内を冷やして作業をしたいのですが、会社側はあまりエアコンの温度を下げすぎるとやはり体に良くないし、冷えすぎると風邪をひく人が増えるということで夏は22度で一定に保っています。冬はあまり温度が高いと乾燥しやすくなるという理由で、高すぎない28度で保っているらしいです。
私にとっての理想の設定温度は、やはり夏が18度、冬が30度ぐらいです。エアコンによる暑さ寒さを調整するために心がけているのは、暑い場合は会社のパソコンに挿して使える卓上の扇風機を使うようにし、逆に寒い場合は厚着をしたり、カイロを使ったりするようにしています。
エアコンの設定温度は会社によって様々
今回は、会社のエアコンの設定温度に関する体験談を寄せていただきました。環境省が推奨している設定温度にしているところもあれば、患者さんやお客さんに合わせた設定温度にしているところもあり、職場によってエアコンの設定温度は様々です。
同じ環境下にいても、暑さ寒さの感じ方は人によって異なります。例えば、夏にエアコンの設定温度は22度にしている職場で働いている人全員が快適な室温と感じているとは限りません。当然ながら、暑いと感じる人もいれば、寒いと感じる人もいるでしょう。
エアコンの設定温度を皆が気に入るようにすることは難しいですから、1人ひとりの暑さ寒さ対策が大切です。各自、自分なりに工夫して快適に過ごせるようにしましょう。