エクセルで行や列を固定表示する方法
データ管理や労務管理などで使用されるエクセルですがデータ量が増えるとスクロールする場面も多くなります。項目を見て、データを参照する、このような非効率的な作業を解決するのがウィンドウ枠の固定表示です。日付や曜日を固定表示することでデータの管理が今以上に楽になります。
エクセルで行や列を固定すると仕事が効率的にできる
エクセルで大量のデータを管理するとエクセル内でスクロール回数が多くなり業務を効率的に行うことが難しくなります。項目のウィンドウを固定することでスクロール回数が少なくなり業務効率を上げることができます。データの量が多ければ多いほど活躍の幅が広がるでしょう。難しい知識も技術もいらず、簡単に設定できるので覚えておきましょう。
エクセルの行や列の固定は「ウィンドウ枠の固定」で行う
エクセルのウィンドウ枠の固定は関数を使用しません。そのため比較的簡単に設定できるエクセルの機能です。しかしエクセルの使用経験に問わず知らない方が多い機能の1つです。設定方法は以下の通りです。
- 固定したいセルを選択
- 「表示」タブから「ウィンドウ枠の固定」を選択
これだけの簡単作業でウィンドウ枠を固定表示することができます。列ごと、行ごとにセルを固定表示できるので用途に合わせて使い分けましょう。もちろん列と行の両方を固定することもできます。
またウィンドウ枠の固定は複数設定するこができません。どの行、どの列に設定するかで表示上は複数に見えるかもしれませんが正確には選択したセルの境界線から固定されるということになります。
エクセルの行を固定表示する方法
エクセルのセルの行を固定表示する方法です。今回は1行目を固定表示します。この場合は2行目のA2のセルを選択して「ウィンドウ枠の固定」を選択」します。
- 行を固定表示したい場合は「固定したい行の1つ下のセル」を選択
これでエクセルの行を固定することができました。ウィンドウ枠を固定したら、上下左右にスクロールしてみて行が固定されたことを確認してみましょう。
エクセルの列を固定表示する方法
エクセルのセルの列を固定表示する方法です。今回は1列目を固定表示するのでB1のセルを選択して「ウィンドウ枠の固定」を選択します。
- 列を固定表示したい場合は「固定したい列の1つ右のセル」を選択
これでエクセルの列を固定できました。行の時と同じように上下左右にスクロールしてみて、列が固定されたことを確認してみましょう。
エクセルの行と列の両方を固定表示する方法
次に、エクセルの行と列の両方を固定する方法を解説します。データ量が増えると項目も増え、管理が大変になります。行と列の両方を固定表示することで管理が楽になります。
- 行と列の両方を固定表示したい場合は「固定したい行と列の1つ右下のセル」を選択
エクセルのウィンドウ枠の固定は、様々な場面で使用できる便利な機能なので必ず覚えておきましょう。
ウィンドウ枠の固定には「先頭行の固定」と「先頭列の固定」がある
エクセルの「ウィンドウ枠の固定」には「先頭行の固定」という項目があります。これはエクセルに今現在表示されている先頭行を固定表示させるための機能です。固定する行をエクセルが自動で判断してくれるので初心者でも簡単に操作ができます。
「先頭列の固定」も同様でエクセルに今現在表示されている先頭列を固定表示してくれます。これによりこちらでセルを選択する手間を省くことができます。どちらも簡単に操作できるのでウィンドウ枠の固定が分からなくなった方はこれらの項目を選択すると簡単に固定表示できることを覚えておきましょう。
エクセルの固定表示を解除する方法
エクセルでウィンドウ枠を固定表示した後の解除の方法を解説します。ウィンドウ枠を固定表示するときと同様なので直感で操作できます。難しい作業はないので安心しましょう。
- 「表示」タブから「ウィンドウ枠の固定」を選択
- 「ウィンドウ枠固定の解除」を選択
ウィンドウ枠を固定したときの項目が「ウィンドウ枠固定の解除」に変更されているのが分かると思います。この変更された項目を選択すると解除することができます。
エクセルの固定表示はデータ管理などと併用することで真価を発揮する
エクセルの固定表示の方法は簡単にできたと思います。これはエクセルの基本なのですが知らない方も多い機能です。エクセルが苦手な方からすると固定表示をするだけで上級者に見られるので覚えておくと自慢できる機能の1つです。
表計算やデータ管理と併用することで業務効率が上がること間違いありません。固定と解除は瞬時にできるので、試行錯誤しながら設定をすると自分にとって扱い易いエクセルを作る事ができます。ウィンドウ枠の固定表示を業務効率アップに活用しましょう。