上司の細かい指示がうるさい!聞いています感を表す5つの対処法

上司が細かい指示を出すタイプの人なら、ストレスになってはいけないので対処法を考える必要があります。「いちいち指示がうるさい」とか「言われなくても分かっている」と文句を言う前に、サラリーマンならいい仕事をするために細かい指示を出しているんだという上司の思いに応えるべきです。

上司の細かい指示がうるさい!聞いています感を表す5つの対処法

指示が細かい上司の下では仕事がやりにくい

ああしろこうしろと逐一指示を出してくる上司を持つと、自分の仕事がやりづらくなってしまうということは多々あることでしょう。自分ではこの程度で上手くいっただろう、と考えていた仕事も、上司の細かいチェックのせいで最初から全部やり直さなければならない、といったこともあり得なくはありません。

上司が細かい指示を出してくることによって、自分の仕事に対するペースが崩されてしまい、モチベーションが下がってしまうという人も多いでしょう。上司が細かい指示を出してくる理由を知ることができなければ、尚更のことです。

上司が部下に対して指示を出すことはよく見かけられる光景ですが、それも行き過ぎればパワハラに繋がりかねません。上司の細かい指示に疲れ果てる前に、対処法を考えていく必要があります。

仕事に対する指示が細かい上司への対処法

仕事に対する指示が細かい上司には、自分で対処法を見つけて工夫し、なるべく職場での過ごしにくさを改善していく方法を見つけなければいけません。上司との人間関係を壊すことなく、ちゃんと示された指示に向き合い、それでいて自分にとってもためになる方法が良いでしょう。

1.上司の指示がどんなに細かくても「分かりました」という

上司の前で分かりましたと返事する部下

「いちいちうるさい」「言われなくても分かっている」という思いは、まずは心の中に封印し決して表情に出さないようにしましょう。職場では、上司と部下との信頼関係は絶対と心得ることが大切です。仕事の指示にはきちんと従うのがサラリーマンの仕事ですから、どんなに細かい指示を出されたとしても、「分かりました」と素直に従うようにしてください。

2.上司から出された指示をオウム返しして心得ました感を出す

言われなくても分かっていることであっても上司の指示ですから、「なるほど、○○するといいのですね」と出された指示をオウム返しにして肯定するようにしてみましょう。上司にしてみれば、仕事の方向性がぶれないよう、小さなミスが命取りにならないようにとの思いが背景にあるからこその細かい指示ですから、それを理解してもらえるのはうれしいに違いありません。ほんの少しの配慮が上司からの信頼をゆるぎないものにしていくのです。

3.上司にはこまめに仕事の進捗状況を報告する

当然のことですが、細かい指示を出すような上司は部下の一挙手一投足が気になって仕方がありません。ですから、こちらからアプローチをすることによって、逆に「もう細かい指示を出す必要はないな」と思わせてしまえば良いのです。

どこまで仕事を進められたかを報告し、連絡事項があればいち早く耳に入れ、不都合な点や迷う点があればすぐさま相談するようにすれば、上司からの心証も良くなります。そうなれば、細かい指示を無駄に乱発してこちらを混乱させるようなことをすることもなくなってくるでしょう。

4.細かい指示をされたらメモをとってこれから先忘れないようにする

上司の指示をメモする社員

上司に細かい指示を出されたら、すかさずメモをとるようにしましょう。もちろんプロジェクトや進めている大きな仕事であればメモだけでは足りないでしょうが、それ以外の日常的な細かい指示であっても、メモをとることは大切です。

メモをとっているということは、細かい指示をきちんと聞いているという姿勢のアピールにもなりますし、実際に言われたことを忘れずにいるためにも大切な行動です。細かい指示は数が多い場合が多々あるので、漏れがなく行動するためには記憶だけでなく記録をつけておくことも重要です。

5.外出する時はあらかじめ上司には自分の行動の全てを知らせておく

これは上司と自分がそれぞれ別の場所に出かけていて、お互いに行き先を知らないという場合に気をつけておきたいことです。上司は細かい人ですから、自分が先に帰社した時に部下がいなくなっていると、なぜいないのか、どこに行っているのか、といったことが気になってしまいます。

ですから、後々の面倒ごとを避けるためにも、あらかじめ自分で何時からどこに行ってきます、とメモを残してから出社することをおすすめします。

上司から細かい指示を出された時は「ちゃんと聞いています」感を示すことが大切

上司から指示される女性社員

上司から細かい指示を出されたら、気をつけておかなければいけないことがあります。それは、きちんと指示を聞いているという態度をとることです。

また細かいことをぐちぐちと言われるのか、とうんざりする気持ちは確かにあるでしょうが、それを上司に見せてしまってはいけません。それに気づかれてしまうと、上司は怒り始めてしまい、ぐちぐちと言われる時間は余計に長引いてしまうばかりです。

ですから、ここはぐっと堪えて殊勝な態度で聞き入れましょう。たとえその指示が細かすぎて、もう言わなくても良いのではないか、というほどのことであってもです。そうすれば、その態度によって上司は気分を良くしてくれる可能性があるのです。この部下はきちんと自分の指示を聞いているな、わかっているようだな、と思ってくれれば、細かい指示を出される頻度も少なくなるでしょう。

仕事への指示が細かい上司にはどんなタイプがいる?

仕事への指示が細かい上司には、仕事の前、仕事の途中、仕事が終わってから細かく言ってくる、大きく分けて3つの特徴があります。

最初から細かい指示を出してから仕事を始めるように言うタイプの上司

書類を指さしながら指示を出す上司

最初から細かく、こういった内容の仕事をこのように、いつまでにやっておくように、と指示を出すタイプの上司がいます。この場合は、最初に並べ立てられる条件が多すぎて、部下はそれを把握し、理解することに必死にならなければなりません。

しかも、細かい上司は作業を始める前にどのように認識しているのかといったことを確認することもあります。そこで更に細かい条件を加えてくることもあるため、実際に仕事にとりかかるまでに労力を使い果たしてしまう、といったことすら考えられます。

作業の途中に細かい指示を挟むタイプの上司

上司として、プロジェクトの進捗状況を確認することは大切ですし、当然のことです。ですが、それも行き過ぎればただの迷惑な行為にしかなりません。細かい指示を作業中に挟まれることで、自分たちの予定が狂ってしまうことやストレスを与えられることについて、上司に察してほしいというのが部下の本音でしょう。

今からそれをやっているのに、とか、それはこれからやるから指示を出さないでほしい、とか、チームや個人としても考えがあるのに細かい指示を出されるのは迷惑だと感じてしまうこともあるでしょう。

全ての作業工程が終わった後に細かいリテイクを出すタイプの上司

部下に指示を出す上司

最も困るのが、全ての作業を終えてから細かい指示を出し、やり直しを要求してくるタイプの上司です。もう作業は完了しているのに、ここはもっとこうしてほしい、これでは通らない、と細かい要求が飛んでくると、今更どうしたら良いのかと混乱してしまうばかりです。

こうなってしまうと、細かい指示に対して自分ひとりでは修正しきれず、周りにいる手が空いている人たちに手伝ってもらうことも視野に入れなければいけなくなってしまいます。

仕事の指示が細かい上司にはストレスが溜まるので注意する必要がある

仕事の指示が細かい上司の下で働いていると、どんどんストレスが溜まっていくことは必至です。上司との相性が悪いともなれば、ストレスが日ごとに蓄積されていくことに疑問の余地はありません。では、どうすれば良いのでしょうか。

上手いストレスの解消方法を見つけるのが何よりもの解決策

ストレスの捌け口を見つけるのが一番の解決策であると言えるでしょう。趣味に思いっきり時間を使ったり、休日にはいつもより多く睡眠をとって体を休めたりと、人それぞれ自分にあったストレスの解消方法はさまざまであると言えます。

ストレスが溜まっていると仕事の作業効率も悪くなってしまいます。そのせいでまた上司に細かいリテイクを重ねられることになると、せっかく発散したうんざりしたストレスがまた蓄積されてしまいます。

ストレスを解消するためには、休みの日は上司のことや仕事のことをなるべく考えないことが大切です。特に指摘された細かい指示に関しては決して考えないようにしましょう。ストレスを解消している間は、現実からトリップしている状態であると言えます。そこに余計な雑念を挟み込まないようにしたいところです。

ストレス解消方法11忙しい社会人が簡単にできること

心身の不調に注意、自分の発する危険信号を見逃さない

ストレスから呼び起こされる最も恐ろしいものが、心身の不調です。ストレスによって心身の不調に悩まされてしまうという人は昨今少なくありません。

会社のデスクで腕枕をして寝る女性社員

ですから、本当にそういった細かい上司が明らかな原因でストレスが溜まっているのだとしたら、思い切って誰かに相談してみましょう。ひとりで抱え込んでいると、どんどん考えは悪い方向へと向かって行ってしまいます。体と心が危険信号を発しているので、そのままにしておくとどんどん悪化して取り返しのつかないことになってしまいかねません。

上司が細かい指示を出す真意を量り、できるだけ先回りしよう

上司は自分がこうでなければ気が済まないという気持ちから細かい指示を出してしまっています。ですから、この上司ならきっと次にこういう指示を出すだろうな、というパターンが読めれば、細かい指示にも先回りをすることができるようになります。

細かい指示にイライラしたり、またそんなことを言い始めるのか、と疲れ切ってしまうこともあるでしょうが、細かい指示をする上司ほど理想は高く、素晴らしいものを作り上げようとしているものです。できるだけ上司の考えを読み取って、細かい指示にも対応できるようにしていきましょう。