働く意味がわからなくなったら何のために働いているのか考えてみよう
毎日仕事をしていると、「働く意味」がわからなくなる時があります。人は何故働くのか、一日の大半を仕事に費やしてまで働く意味はあるのでしょうか。人それぞれ働く意味はあるでしょう。しかし、働く意味が解らなくなっている方も世の中には大勢います。もう一度「働く意味」を見出し、働くことにやりがいを見つけましょう。
働く意味1.生活のために働く
人が生活するためには、お金が必要です。しかし、お金は空から降ってきません。どんなに才能がある人でも、どんなに地位が高い人でも働かなければお金を得ることはできません。
不労所得という言葉がありますが、これは結果のことです。不労所得を得るために、必死に働く必要があるのです。必死に働いた結果、不労所得を生み出したと言う事になります。
お金を得るために働く、そのお金は生活するために消費される。お金がなくならないように、働き続けることが生活を保つために必要なことなのです。
生活のために働くというと物足りないかもしれませんが、これも立派な働く目的となります。今働く目的を見出せない方こそ、「生活のために働く」という根幹を頭に入れるべきでしょう。
働く意味2.将来の不安を取り除くために働く
人が安定して生活するためには、将来の不安を出来るだけ取り除く必要があります。将来に不安を残しながら生活していると、精神的に追い詰められた状態になり、病んでしまう可能性があります。
では、将来の不安を取り除く方法は、どのようなものなのでしょうか。それは、やはり「お金」なのです。充分な貯蓄がある場合、人の心は穏やかになります。そうすると、幸せな気持ちになり仕事もプライベートも楽しむ事ができます。
働き続けなければ、お金は減る一方になります。そうなると、将来自分の生活が成り立たない可能性があります。お金があるから働かない、お金がなくなったからまた働くというような考えの方ももちろんいるのですが、これでは将来の不安が大きくなってしまいます。この将来の不安を取り除くことが「働く意味」となります。
働く意味3.自身のキャリア形成のために働く
将来の不安を取り除くためのもう一つの目的が、自身のキャリア形成です。働き続けることで、会社内の役職につく事ができます。役職につくと、新入社員の頃と比べて給料も高くなり地位も高くなります。現状に満足できる状況を作ることが「働く意味」となるでしょう。
自分の目標としていた上司を目指す、先輩や同期よりも早く役職に就き自慢したいなど人によって考えも様々です。女性の場合は、自分が上の役職に就き社内の雰囲気を変えたい・・・などと考えている方もいるでしょう。
これらの目標に達するためにキャリア形成するのが働く意味となり、仕事をする原動力となっています。
働く意味4.社会貢献のために働く
仕事が社会貢献になる場合、これが「働く意味」となります。人のために働くのは気持ちが良く、自分まで幸せな気持ちになります。この感覚を共有したいために働いています。
社会貢献とは、難しいことではありません。誰かの役に立った!と自分が認識すると、それが社会貢献なのです。ボランティア活動など本格的なことではなくても、誰かの仕事を手伝ってあげた、お客様にありがとうと言ってもらえた、このようなことでも社会貢献と言えるでしょう。
例えば飲食店。企業は、利益を上げる義務があります。しかし、個人経営の喫茶店などでは、利益度外視で食べ物や飲み物を提供しているお店があります。お客様の笑顔が見られればそれで良い。このようなお店は、まさに社会貢献に「働く意味」を見出していると言えます。
一日一善の気持ちを持ち仕事に励むことで、社会貢献として「働く意味」を見出せるでしょう。
働く意味5.欲しい物のために働く
人は誰でも欲しいものがあります。男性であれば自動車や時計、女性であればメイク用品やバッグなど、その他にも趣味や育児にお金を使う方もいるでしょう。
その物欲が「働く意味」となります。
欲しい物が見つからない方や物欲がない方もいます。そういう方は、自分の周りの人を想像して下さい。両親や兄弟や恋人などに、何かプレゼントしてあげたいと思ったことがないでしょうか。自分の物欲がない方は、自分に関わる誰かにプレゼントを贈ることで物欲を満たせる場合があります。このように、自分や自分の周りに対して物欲を向けることが「働く意味」となるでしょう。
働く意味6.お金を貯めるために働く
物欲が全くない、生活も安定している、でも働く意味が見出せない方もいます。このような方は、お金を増やすこと自体を「働く意味」としましょう。
趣味などもないためお金もかからない、生活も質素なのでお金が溜まる一方の方は、月に一度必ず記帳に行って下さい。通帳残高が「働く意味」となります。
貯金が趣味、と言う方は多くいます。その為、恥ずかしいことではありません。自分の仕事の成果がお金に反映されるため、仕事にもやりがいを感じられるでしょう。
働く意味7.仕事が楽しいから働く
仕事が趣味と言う方は、男性に多いです。そのような方はやりがいも感じて、仕事に対するモチベーションが高いのが特徴です。仕事をすること自体に「働く意味」を感じています。
営業職など自分で会社の売り上げを作る職種の方に多い傾向で、自分が会社を支えていると感じられるため非常にやりがいを感じています。
しかしこのような方は今の職種を変更される、会社を辞めるなど現状に変化が生じた場合に「働く意味」を見失い、ニートになる可能性が高いです。それは今の仕事に依存し過ぎているためであり、今後も同じように働けるのか解らず希望を失ってしまうからです。
今は仕事が楽しいから良いですが、仕事と完全に切り離した「働く意味」を見つけることが将来的には良い結果となります。
働く意味は自分で見つけることが大切
人は必ず働かなくてはなりません。勤労は国民の義務ですが、義務を感じて働くのは如何なものでしょうか。自分とは違う、誰かの意思で働かされていると感じるのは、あまり良い気持ちにはならないはずです。
それならば、自分の意思で自信を持って言える「働く意味」を見出すことが、人生を楽しむコツと言えます。紹介した7つの働く意味を自分自身に当てはめて、もう一度確認してください。今は働く意味を見出せなくても、いつか必ず見つけることができると信じることも働く意味となるでしょう。