ヨガインストラクターの仕事内容や収入その実態とは?
現在、人気が上昇し続けている仕事の一つにヨガインストラクターがあります。この仕事は女性だけではなく非常に多くの方に求められている仕事であり、これからもヨガ人口は伸びるため仕事としての重要性が増しています。そんなヨガインストラクターがどのような仕事なのかについてご紹介します。
ヨガインストラクターになってみたい
アメリカのヨガ人口が3,600万人に対して日本のヨガ人口は590万人と推計されています。月に1回以上ヨガを実践する方が590万人いるということは日本人口の5%がヨガの魅力を感じている計算になります。ヨガはそのぐらいには認知されているもののまだ広がりの可能性を秘めいている健康法です。
ヨガ人口の広がりが可能であるとともにヨガはまだ変化し続けています。身体の仕組みからある部位を動かすことで筋肉や骨を正常な状態に持って行くものや呼吸法によってからの内部に刺激を与え栄養素を効率吸収させたり不要な栄養を排出させる手助けをするものなどがあります。
ヨガではその人が求めること、例えば健康促進や不調改善または新しいヨガの発見などによっていくつもの喜びが見つけられる健康法です。そのためヨガ同士の組み合わせや食事療法とかけ合わせたりすることで多くの楽しみが見つけられます。そんな喜びを教えるヨガインストラクターもまた増え続けています。
ヨガインストラクターの仕事内容は
ヨガインストラクターの仕事は何もヨガ指導だけではなく、事務スタッフとして就職する道があります。特に多いのが事務スタッフですので仕事内容に関しては幅広い傾向があります。
ヨガインストラクターは事務スタッフとしてフロントでのお客様のお出迎え・お見送り・清掃・ヨガ関連商品の販売・在庫管理・日報報告やデータ入力などの事務作業などを行う傍ら、ヨガへの知識を深めたり解剖学の勉強をすることでより良いものを作り出そうとしています。
ヨガインストラクターはヨガを広めることが仕事
ヨガインストラクターは主に受講生の方たちの前でポーズを取り、受講生と共にヨガを行いながら指導していきます。そこでは単にヨガのポーズを指導するだけでなく、ポーズ1つ1つにどのような効果があり姿勢をとるうえでどのような注意点があるのかについても伝えていかなければなりません。そのためヨガインストラクターの第一の仕事は安全なヨガを伝えていくことにあります。
受講者たちの安全確認をしながら安全なポーズ・姿勢の指導し、知識を深めてもらうことでヨガ人口はさらに伸びていきます。ただし、ヨガインストラクターは決して教えることだけではなく、今後ヨガが日常的なものとなったときに対応できるようにしておかなければなりません。つまり、ヨガインストラクターの仕事というのは安全なヨガを伝えるという目的をメインとしながらも、新しいヨガを常に取り入れていく業務も踏まえていかなければなりません。
ヨガインストラクターの収入
気になるのがヨガインストラクターをしていて本当に生活ができるのかということです。ヨガがいかに広まりを見せていても、そのヨガを教える講師つまりヨガインストラクターの生活がままならないようでは本末転倒です。そのためヨガインストラクターの給与や手当は非常に重要なポイントです。
ヨガインストラクターの給料は月20万円以上が多い
まずヨガインストラクターを事務スタッフとして行う場合は朝9時ごろに出社して夜6時ごろに帰宅するケースが多いです。その間にはレッスンを1日2回程度行い、他は受講者たちとのコミュニケーションおよび店舗運営の補助に回ります。仕事で残業が強いられることはほとんどありません。
仕事をこなすことで月収20万円以上を確保できることが多い仕事です。ヨガインストラクターとして働けなくなってもWebマーケティングや店舗運営を本業とする仕事の切り替えも可能です。
休日の仕組みとすると土日祝・有給休暇・夏季休暇・年末年始休暇・慶弔休暇・産前産後休暇・育児休暇・介護休暇を確保することもでき、しっかりと休める環境づくりを作ろうとするところが多いです。また待遇面では昇給・賞与・通勤手当・住宅手当・保育手当・こども手当・出張手当・赴任手当・各種社会保険(健康保険・厚生年金・雇用保険・労災保険)・契約保養施設・社員割引制度など一般の仕事同様の手当てが期待できます。
ヨガインストラクターは健康情報を発信する仕事ですので自身が健康でキレイになっていなければ業務に支障が出ます。そのため休暇制度はきっちりと保ち、従業員の健康管理についても手を抜くわけにはいきません。
ヨガの種類
現在、多くのヨガが出回っており、その違いは運動の強弱や効果効能の面での違いが出てきます。ヨガの種類の多様性はその流派の多さに由来します。その流派1つひとつを調べてから臨むのも楽しみの1つですが、まずはどのヨガが自分に合っているのかを試していくのが良いでしょう。今回はそのほんの一部をご紹介しますので気になったものを実践してみてください。
アイアンガーヨガ
ゆっくりとした動きを体に与えることで集中力や体力を向上させることのできるヨガです。またリラクゼーション効果もあり気持ちを整えるのにも最適なヨガであり非常に高い人気があります。アイアンガーヨガではとくにポーズの形を意識していますので体の堅い方には不安かもしれませんが、ブロックやベルトなどの補助器具がありますのでご安心ください。
ちなみに、アイアンガーヨガは日本アイアンガーヨガ協会によって認定を受けた指導員しか、生徒をとることが出来ません。資格のように試験を受ける必要もアイアンガーヨガの経験も必要です。
アートオブリビングヨガ
スダルシャン・クリヤ呼吸法と呼ばれる、独自の呼吸法を採用しているヨガです。このヨガではプラーナと呼ばれる概念を重要視しており、体内にそのプラーナを送り込むことで心身のバランスを整える効果があります。このヨガは毎日できるように工夫されており、ストレスを感じないリラックス法としても有意義なヨガです。
インテグラルヨガ
インテグラル、つまり総合的なヨガです。ハタヨガをベースにしていながらあらゆるヨガを取り入れていることからこの名前が付けられています。インテグラルヨガの1番の魅力はその自然治癒能力の向上にあります。また、日本人の骨格や体系を考慮してアレンジされているものが多く、初心者の方でも安心して実践できるように工夫されています。
アシュタンガヨガ
4500年前に作られたヨガの経典を現代風にアレンジしたヨガです。太陽礼拝や立って行うポーズ、逆さのポーズなど、ポーズと呼吸を組み合わせたダイナミックな動きが特徴で体をしっかりと動かす気持ちよさを味わいたい人にオススメです。
アヌサラヨガ
アイアンガーヨガをベースにアレンジされ、ニューヨークでブームになっているニューウェーブヨガです。アヌサラヨガは身体に負担をかけずに体の中に眠っているあるいは機能しづらくなってしまったエネルギーを改善する働きがあります。そのためスタミナに自身が無かったり療養中で過度な運動はできない方におススメです。
ヴィンヤサヨガ
ヴィンヤサとはサンスクリット語で「動作の連続」という意味です。ヴィンヤヨガでは呼吸と動作をリンクさせながら、連続的にポーズを行っていきます。静と動を組み合わせたバランスの良いムーヴィングメディテーションが強い肉体と穏やかな内面を培ってくれます
沖ヨガ
インドに伝わる伝統的なヨガをもとに陰陽道や禅、東洋伝統医療などをミックスし現代の日本人のために作られたヨガです。身体にある骨や肉、そこに流れる気というものを重要視して体のバランスを整える働きがあります。統一的なヨガではなく体の柔らかさによって基本ポーズや呼吸法を変えることができます。
クンダリーニヨガ
ヨガの中でもかなりパワフルなヨガです。相当活動的な方にはお勧めしますが、初心者が取り組むタイプのヨガではありません。さまざまな呼吸法を駆使したこのヨガはその組み合わせ方で効能が異なります。最も有名な呼吸法に「火の呼吸」があり、かなりスピーディーな呼吸法で効率的な有酸素運動をするものです。
ヨガインストラクターになるには特別な資格がなくてもOK
ヨガインストラクターになるために特別な資格は必要ありません。ただし、資格を持つことでヨガインストラクターとしてできることは増えていきますし、まずヨガの最新情報が手に入れられることから講座を受けたり先生に師事することで資格を入手することは念頭に置いておくとよいでしょう。
ヨガインストラクターはいつからでも始められる
ヨガを始めるのに遅いということはあり得ません。老若男女、それぞれの方がヨガを実践しています。その結果として女性をはじめとする多くの方がヨガを体験し心身の健康に役立てています。
ヨガを始めるときはどのような効能が欲しいのかをはっきりさせておくとよいでしょう。美容やダイエットのためでなくとも単にヨガを愉しみたいという方もいらっしゃいます。ヨガはさまざまな種類がありますので、どんな要望にも基本的は答えられるように工夫されています。
ヨガインストラクターは人気上昇中
ヨガインストラクターはヨガ人口が増えることでその活路を見出しています。ヨガを安全に伝えることでヨガ人口増加に貢献していると同様にヨガ人口の増加は教える側の増加を要求しており、今後もこの傾向はみられるでしょう。
昼間だけではなく仕事帰りの方を対象とするスタジオもあるので、ヨガインストラクターの働き方は自由性の高いものとなっています。また副業としてダンス講師をされたりセラピストとして活躍されている方もいます。そのため美容業界での働き方が多様であるヨガインストラクター自体の人気は上昇しています。