仕事が辛いときに気持ちを和らげる方法
「仕事が辛い、辞めたい…」と思っている方、いませんか?でも、簡単に辞められたら苦労はありませんよね。これからも仕事を続けていくために、その「辛い」という思いを改善する方法をご紹介していきたいと思います。新卒で卒業して仕事をしている方や2年目の社員など、もちろんベテラン社員に至るまで仕事が辛いときには参考にしてください。
「仕事が辛い」は社会人の登竜門
「仕事が辛い、辞めたい」と誰かにこぼすと「みんな辛いんだ」という答えが返ってくることがあります。これには正しい部分もあるのですが、何の対策にもなっていませんね。では、どうすればよいのか掘り下げて考えてみましょう。
- 「みんな辛い」から諦める
- 「みんな辛い」けど、辛さは人それぞれと考える
- 「みんな辛い」=「みんな打開策を見つけて頑張っている」
1の考え方は、とても危険です。辛さに向き合うことをやめてしまえば、辛さは心に蓄積していくばかり。2や3のように考えられた方が建設的ですね。辛さの度合いを客観的に見極めていくこと、そして仕事の中の辛い部分をどう打開していくかが大切です。
仕事が辛いのは新入社員だけじゃない
「飲み会翌日の欠席と、職場で泣くことだけはしちゃダメ」なんて言う上司、結構いますよね。でも、職場で泣いたことのある人は意外にも多いのです。男性より女性の方が割合的には多いのですが、その内訳は新入社員だけ…というわけでもないようです。
職場で泣いてしまった理由
- 自分に非がない、理不尽なことで責められた
- 職場の人間関係
- 自分に怒りを感じて
ちょっとしたことですぐ泣く、泣けば済むと思って泣く…「涙は武器」さながらな社員は煙たがられますが、涙を流すような辛いことは実際に起こり得ます。そんなときは、同僚に迷惑をかけないように涙を流してしまいましょう。泣くことでスッキリするという効果もあるので、ため込むよりはいいのではないでしょうか。
“どのように”仕事が辛いのかポイントをチェック
どのように仕事が辛いのかを考えてみましょう。例えば、仕事が辛い原因には以下のようなものが考えられます。
- 仕事ができない(自分の能力が足りない)
- 仕事内容自体が嫌だ
- 上司が嫌だ
- 働くこと自体が嫌だ
仕事が辛い原因が分かったら
自分がどうしたら解決できるのか、納得いくまで紙に書き出してみましょう。
実際に解決できるかどうかは別として、その問題はどうしたら解決できるのかを突き詰めて考えてみましょう。最終的に解決に導ける問題であれば、あなたは八方塞がりではありません。
もちろん、解決に時間を要する問題もあるでしょう。新卒や入社2年目の社員の人などは、仕事が納得いく水準に達するのに時間がかかるかもしれません。しかし、それをただ「辛い」と思うか、「いつかは解決する」と思っているのでは全く心構えが違うのです。
仕事が辛い原因を解決する策を考える
上で例示した仕事が辛い原因に対する解決策を考えるとすると…
- 仕事内容自体が嫌だ → 異動を願い出る
- 働くこと自体が嫌だ → 仕事に楽しみを見つける、趣味を充実させる
といった選択肢が考えられます。しかし、次のような解決策を取ればどうなるでしょうか?
- 仕事内容自体が嫌だ → 転職する
- 働くこと自体が嫌だ → 退職し、ニートになる
実行に移してみて、一時的に今の職場での苦しみからは逃れられるかもしれませんが、転職活動については具体的に考えているでしょうか。ニートになった後は生活の保障は万全でしょうか。それらもしっかり考えているのであれば問題ありませんが、そうでないのであれば、それは不適切な策ということになります。
解決策を考える時のコツは
現実逃避にならないように、実行した後にどうなるかもシミュレーションしてみましょう。
仕事が辛い原因と解決策が見つからなかったら「しょうがない」と叫ぶしかない
とはいえ、自分でできる正攻法の解決策には限界もあります。
上司が嫌だ、という場合で考えると、
- 自分に異常に厳しい。
- 指示がコロコロ変わり、理不尽なことで怒鳴られる。
等の要因があるとしましょう。正攻法で考えれば「どうしてこんな理不尽なことをなさるのですか?」と話し合いを設けること、さらに上の上司に掛け合うことも一つの方法です。しかし、立場を考えるとそれが実行できる場合のほうがレアケースです。
どうしようもない問題に当たったら
「しょうがねーな!!!」と頭の中で叫んでみましょう。
そう、その上司は「しょうがない」のです。現状に期待せず、とりあえずそれを認めることで自分の頭を切り替える効果もあります。上司の性格を変えるのではなく、上手い対応策を考える、好かれるように上司のツボを押さえるなど別のところに注力したほうが自分のためにもなるでしょう。
「仕事が辛い」ときは周りの人に相談してみよう
冒頭でご紹介したように、一番いいのは自分が自分の「仕事が辛い」という声の真剣さや大きさを判断できることです。しかし、あまりに辛い状況にある場合は、自身で正常な判断ができなくなってしまうこともあります。迷った場合は、無理をせず身近な人に相談してみましょうね。