仕事辞めたい病SOSを乗り越える5つの克服法
社会人になって「仕事辞めたい病」を発症した経験のある人は、意外と多いはず。仕事辞めたい病は放っておくと、仕事へのモチベーションが低下して、ますます仕事がうまくいかなくなってしまうことも。ここで紹介する5つの克服方法を参考に早めに対処しておきましょう。
仕事辞めたい病SOSを克服する方法を教えて
「仕事辞めたいなー」なんて、誰しもが一度は思うこと。新入社員ならなおさらです。働いていれば嫌なこともたくさんあります。学生時代と違ってストレスもあるし、自分の時間も作れない。仕事して帰って寝るだけと言う生活が続いたら、誰だって仕事を辞めたいと思うのは当たり前なのかもしれません。
しかし、辞めたいと思うのは簡単でも、いざ本当に転職を真剣に考えだすと・・・。「退職後の生活費は?」「再就職先は?」と問題が後から湧いて出てくるのです。そのため、多くの大人たちは、「仕事辞めたい!」という気持ちを持ち続けたまま、仕事をしていかなければいけないという、悲しい現実が待っています。
そんな気持ちを世間では「仕事辞めたい病」と呼んでいるそうです。それでは、その病気は治すにはどうすればいいのでしょう?ここでは有効な5つの処方箋をご紹介いたします。
仕事辞めたい病の克服法1.お酒でリフレッシュして仕事の活力にする
お酒好きの人にとって、仕事の後の一杯は明日への活力になります。よく「この一杯のために働いている」なんてセリフを聞きますが、まさにその通り!!特に、仕事の後の一杯は特別うまく感じるんです。お酒は家で一人飲みするのもいいのですが、仕事辞めたい病の人には気の置けない友人や職場の同僚や上司を誘って出かけることをおすすめします。
相手が何でも話せる友人なら、仕事を辞めたいという気持ちを気兼ねなく愚痴ることができます。たまたま同じ状況におかれているとしたら、「自分だけじゃないんだ」とお互い励まし合いながら仕事を頑張ろうと思えるでしょう。
また、職場の同僚や上司が相手なら、仕事に取り組む姿勢ややり方について相談するチャンスです。仕事中は話しにくいことでも、お酒が入ればお互い本音が言いやすくなるはず。そこから自分の進むべき道や将来のビジョンが見えてくる可能性があるので、仕事へのやる気につながるかもしれません。
仕事辞めたい病の克服法2.休日に旅行をして仕事のことを忘れる
仕事辞めたい病にかかってしまったら、「会社」という現実から逃げたくなってしまいますよね。これって悪く言えば現実逃避ですが、たまには大いに現実逃避をして頭の中を空っぽにすることも必要です。せっかくの休みの日あれこれと思い悩んだりせずに、思い切って遠出などして仕事のことをすべて忘れてしまいましょう。
休みの日に気分もリフレッシュできれば、仕事への活力となるでしょう。休日の計画は、立てている時が一番ウキウキして楽しいものですが、帰る時には「あぁ、明日から仕事かぁ……」と気分が落ち込んでしまうかもしれません。そんな時は、「次の休みは何をして過ごそうかなぁ」などと新たな楽しみを見つけて、落ち込まないようモチベーションをキープしましょう。
仕事辞めたい病の克服法3.なりたい自分を見つける
仕事辞めたい病の特徴といえるのが、この先自分はどういう風に仕事に取り組めばいいか分からないということ。先が見えていなければ、誰だって仕事のモチベーションも保つことができませんよね。仕事の方向性や将来のビジョンが見えていない人が、仕事辞めたい病にかかりやすいといえます。病気が進行すると、働いている意味さえ分からなくなってしまうのです。
そうならないためには、「自分はこうなりたい!」という目指すモデルを見つけるとよいでしょう。自分の先輩や上司など、目標にしたい人は周囲にいませんか?最初はこういう感じで働けたらなぁという曖昧なイメージで構いません。また「お給料が○○万円ほしい!」「売り上げを○%伸ばす」など、具体的な数値目標でもいいでしょう。仕事をする上で、どんな自分になりたいかという具体的なビジョンを掲げることで、モチベーションのアップにつなげるのです。
仕事辞めたい病の克服法4.何でもいいから目標を立てて実行する
「目標は仕事じゃなくてもいいの?」という声が聞こえてきそうですが、人って何をするにしても目標がないとモチベーションが続きませんよね。最初は趣味でもいいんです。趣味で何か目標をたてて実行するという経験を積み重ねていくことで、仕事での目標達成のイメージトレーニングに役立てるのです。
目標の実行例は人さまざまですが、以下のような簡単なものから始めるといいでしょう。
- 週に1冊は本を読む
- 週末は30分ランニングをする
- ショパンの練習曲をピアノで弾けるようになる
- イタリア語を挨拶程度話せるようになる
そうすることで、仕事と趣味の切り替えが自然にできるようになるでしょう。それに慣れたと感じたら、次のステップとして仕事での目標をしっかり立てていけばいいのです。仕事辞めたい病の人がいきなり仕事で目標を立ててしまうと、挫折した時などさらに仕事を辞めたいと感じることに・・・。最初から無理をせず、マイペースに進めることが大切です。
仕事辞めたい病の克服法5.仕事以外のことに没頭する時間を作る
仕事辞めたい病を発症している人は、つい仕事のことばかり考えがち。「仕事がうまくいかない」「人間関係が面倒」など、嫌なことをあれこれ考えすぎて、ますます仕事を辞めたくなってしまうのです。そんな真面目なタイプの人には、プライベートで仕事のことを忘れる時間を持つことをおすすめします。
「これをしている時が一番幸せ」「これをしていると時間を忘れる」ということはありませんか?もし、なにも思い当たらないという人は、以下のような時間を忘れて没頭できることを初めてみてはいかがしょう。
- ジグソーパズル
- プラモデル
- 切り絵
- バッティングセンターで打ちまくる
「あっ、もうこんな時間!」と感じるくらい熱中すると、その日あった嫌なことを忘れたり、気分のリセットにつながります。「仕事で疲れて何もする気にならない」とは言わずに、アフター5の時間を何かに熱中してみてはいかがでしょう?時間を有意義に過ごせるようになれば、自分スイッチのON/OFFを上手に切り替えられるようになるはずです。
仕事辞めたい病SOSは乗り越えることができる
仕事辞めたい病を発症してしまった人は一度嫌になってしまうと、「仕事を辞めなければ何も解決されない」と思い込んでしまいます。それによって仕事へのモチベーションが下がると、仕事効率も悪くなり、さらに上からの評価も下がってしまう・・・。こんな悪循環を繰り返していては、うまくいくことだって悪い方向に進んでしまうはず。
仕事はうまくいかない時があれば、うまくいく時だってあるのです。ここで紹介した5つの方法で気持ちを切り替えて、仕事へのモチベーションをうまくコントロールしてみましょう。そうすれば、「何であんなことで悩んでいたんだろう?」と感じるほど仕事が楽しくなるかもしれません。