成功するための名言集・苦難を乗り越えた偉人の言葉
成功するための名言集です。偉人や名作アニメの登場人物が残した心に響く名言や格言の数々に、勇気づけられたり、勉強や仕事の上で努力を続ける励みになったりした経験はどなたにもあると思います。何度でもじっくりと噛みしめて味わいたくなる成功するための様々な名言を紹介します。
今の自分が成功したのはあの名言があったから
あの名言に勇気づけられたから、映画の名言や偉人の格言に勇気づけられたから、または目から鱗が落ちたから、それからは勉強や仕事の上で努力を続ける励みになり、今の自分がある…。そんな経験はどなたにもあると思います。
成功を手に入れるための勇気をもらえる名言
偉人と呼ばれる人や著名なマンガキャラクターなど、人生を成功させるために勇気付けてくれる名言はたくさんあります。何度でもじっくりと噛みしめて味わいたくなる様々な名言をご紹介します。
集団の真ん中にいたら、絶対にダメだ。どうせなら、ビリを走れ。時代の風が逆から吹いたら、自分がトップに立てる。
大橋巨泉
逆転の発想の見本のような名言です。単に努力だけでは報われない社会で成功をするには大きな視点が必要です。日本の高度成長期は忠誠心を持って明確な目標のもとに遮二無二頑張れば成功が出来ましたが、豊かになったら人の価値観が多様化し、社会が求める人物像も個性的な人材になります。時代の最先端を走る可能性のある人物は、一見すると愚かに見えるかもしれません。大橋巨泉さんの視野の広さを感じる名言です。
成功の姿は、人によってみな異なる。
松下幸之助
そもそも成功とは、自分に与えられた天分を生かすことが真の意味での成功です。ですから成功の姿は人によってみな異なってきます。従って地位や名誉、財産は成功の基準とはならないのです。果たしてそこに必ず幸せはあるのでしょうか?自分の望む成功を手に入れる結果から逆算した上で、地道な努力をしていくことが大切かもしれません。
学校ってところがよくない。失敗しないために、あれもこれも覚えろこれも暗記しろ、はみ出るってことを教えてくれない。違うんだ。社会に出たら、わざとはみ出して人のやらないことをやらなきゃ、成功なんてできっこない。
岡野雅行
学校に通っていたころは先生の言われたことをきちんとやっていれば優等生になれるかもしれません。生徒のはみ出した分を受け入れられる器量の先生もいますが、基本的には一定の常識と教養を持った人間にするように教育するところです。
しかし社会は応用や創造が必要な所です。社会の事は、昔は親が教えたものですが、今のようにインターネットで情報が氾濫している状況では部屋の中にこもっていても、ネットを見て学校で身に着けた学習能力で企業の面接の対策を自分で考えて立てることが出来てしまいます。
そうして企業に入れたとしても、人より抜きんでた存在になるには、やはり人と違う努力をする、つまりはみ出ることが必要になってくるのです。「刺しても痛くない駐車針」といった常識を覆す製品を生み出す原動力はこういう発想があったからでしょう。これと併せて、岡野氏は人の長所はありがたく勉強させていただく謙虚さも必要と言っています。
幸福の七ヶ条
第一条 成功や栄誉や勝ち負けを目的に、ことを行ってはいけない。
第二条 しないではいられないことをし続けなさい。
第三条 他人との比較ではない、あくまで自分の楽しさを追及すべし。
第四条 好きの力を信じる。
第五条 才能と収入は別、努力は人を裏切ると心得よ。
第六条 怠け者になりなさい。
第七条 目に見えない世界を信じる。水木しげる
それなりに成功した人物にも、気難しそうな表情をして、こちらが腫れ物に触るような扱いをしなければならないような方がいます。世間的には成功したはずなのに、何故かちっとも幸せそうではないのです。それは成功や栄誉という亡霊に憑り付かれているからではないでしょうか。
若い頃はいろいろな基本となるものを身に着けるために必死に努力することが必要ですが、成功するためには努力すればいいというものではありません。むしろ失敗する可能性のほうがはるかに高いでしょう。
なによりも大切なのは好奇心です。なにか好奇心がわき起こったら、そのことに熱中してみましょう。そうすれば、『しないではいられないこと』が見つかってきます。
自分の好きなことに専念するためなら、周囲の目や評判を気にして奇人変人になってもいい。いや、むしろ、奇人変人になるべきでしょう。そういわれても幸せでいられるよう、全身全霊で打ち込める事を探すのです。
その証拠に、世界の奇人変人には幸せそうなひとが多いとは思いませんか?
水木氏が漫画で食べていけるようになったのは、四十歳を過ぎてからでした。しかし水木氏自身、成功したなんて少しも思っていませんが、幸せだとのことです。
「勝つ意欲」はたいして重要ではない。
そんなものは誰もが持ち合わせている。
重要なのは、勝つために準備する意欲である。ボビー・ナイト
東郷平八郎の日露戦争の名言「皇国の興廃この一戦にあり、各員一層奮励努力せよ」とばかりに試合前にプレッシャーを気合いに変えようとする部活動のスポーツ選手もいますが、シビアな話、これだけで勝てるのでしょうか?
人間のやる事ですから、やはり限界や欠点は当然あるものです。自分(もしくはチーム)の長所と短所を洗い出し、状況に見合った作戦を考えたりする方がよほど実践的です。
恐らくは対戦相手も同じように考えているのかも知れません。そのような相手に勝つために準備する意欲と努力は、これでいいということは絶対にないのです。
100回叩くと壊れる壁があったとする。
でもみんな何回叩けば壊れるかわからないから、99回まで来ていても途中であきらめてしまう。松岡修造
人は一生懸命努力するうちに、なかなかゴールが見えずに不安に駆られるゆえに心を折ってしまうことがあります。勉強やスポーツでも、特訓の成果がなかなか現れないこともあるでしょう。
しかし成功はその後にやってくるものなのかもしれません。成功したプロテニスプレイヤーの松岡氏の名言なら千金の重みがありますが、このような言葉はややもするとスポーツをしている子や受験生などに重荷になる可能性もあるので、自分は素晴らしい事を言ったという快感に酔わないように気を付けた方がいいかもしれません。
素晴らしい計画は不要だ。計画は5%、実行が95%だ。
カルロス・ゴーン
例えば企業の中である計画を立てて実行しようとしても、実行度は10%ほどだという意見があります。
やると言ったことに言い訳をしては手をつけられなかったり、やると言ったことが進まなくても許される風土があったりと、まるで時間が解決してくれると言わんばかりというのが平凡な会社の実情なのでしょう。
現状打破して計画を実現させるにはスピード感を持って計画に取り掛かり、進めることです。
決めた期限から逆算してスケジュールを組んで、時間を決めて集中し、終わったタスクを記録してモチベーションを保てば計画達成は夢ではないでしょう。
計画することで満足してしまうことはよくありますが、それを実行できるのはほんの一部の人だけなのです。
相手を黙らせたからといって、相手の意見を変えさせたわけではない。
バーナード・ショー
あなたが正論で相手を説き伏せたからと言って、その相手は幸せそうでしたか?たとえ良かれと思って勇気を振り絞って説き伏せたとしても、心から感謝されるとは限りません。
誰でもその人の考えがあり、それに基づいて行動しているのです。善悪の判断が付かない子供ならともかく、相応の年齢になれば自我が成熟してきますし、その人の、その時の事情にもよるでしょう。
たとえあなたが相手に勝ったとしても、恨みしか残らない公算は小さくありません。人間は議論に負けても自分の持論や生き方は変えない生きものだからです。
会社はつぶれてもいいから、人の真似をするのだけは絶対にいやだ。
本田宗一郎
「世界のホンダ」の本田技研工業は「オデッセイ」というミニバン(6人乗り以上の乗用車)の元祖の車を作り出し、今やミニバンはスポーツカーや高級車の様に車の一ジャンルとして定着しています。同時に氏には「需要があるから作るのではない。我々が需要を作り出すのだ」との名言もありますが、ホンダスピリットは今でも生き続けているという感動を覚えずにはいられません。
強い人が勝つとは限らない。すばらしい人が勝つとも限らない。「私はできる」と考えている人が結局は勝つのだ。
ナポレオン・ボナパルト
「我が輩の辞書に不可能はない」とまでいったナポレオンですが、横暴で横柄な人物であったかと言えばそうではありません。この言葉はあくまで強い気持ちがいかに大事かという意味でしょう。
野球やサッカーなどの試合がどう転ぶかわからない、いわば「シビレる場面」で、勝負を決めるのはメンタルだと言われています。その強さは、地道な努力を重ねた上で、強くありたいとか絶対勝つと思う気持ちを持つことで手に入れられるのです。
あなたもひいきのスポーツチームを応援している時、この言葉を信じて戦っている選手がいるかもしれません。そんなことを思えば、汗を握る掌に選手の熱いハートもまたゲットできるでしょう。
もし、今日が自分の人生最後の日だとしたら、今日やる予定のことを私は本当にやりたいだろうか?
スティーブ・ジョブズ
人間は今までの習慣や考えに安住してしまいがちな生き物です。成功を手に入れようとして、あるいは失敗を挽回しようとして懸命に努力したとしても、単に「こうすればいいんだ」と思い込んで見当違いのことばかりすることになりかねません。例え仕事上であっても、パチンコや競馬で負けた分を取り戻すべくむきになってしまう精神状況にいともたやすく陥ってしまいます。
しかしそうした負のスパイラルから、発想の転換をもって見事に脱却した企業もあるのです。明日この世にいないという極限状況を想定することで一切のしがらみから解放されて、のちのち後悔することのない選択をしたのです。
野球の奴隷になれ!
星一徹
野球漫画の名作「巨人の星」の主人公、星飛雄馬の父親である星一徹が中日ドラゴンズのコーチに就任し、飛雄馬の大リーグボール1号に敗れたリベンジを果たすべく来日したオズマ選手に、練習でオズマ選手が反発した際に放った一言です。
息子飛雄馬を一人前の野球選手にするべく幼少期の飛雄馬を鍛え、飛雄馬が巨人入りして大リーグボールを編み出してからはコーチとして息子に挑むというストーリー展開でしたが、その勝つための練習はスパルタそのものでした。
飛雄馬にリベンジするために来日したオズマは、「大リーグボール打倒ギブス」を一徹に身体に装着させられてバッティング練習をさせられますが、これが黒人であるオズマの逆鱗に触れ「まるで奴隷ではないか」と一徹に反発します。
そこでこの名言になるのですが、登場人物はみなライバル同士の相克が成功への道だと信じていたのでしょう。一徹の意図を理解したオズマは練習に打ち込み、見事大リーグボール1号をホームランします。これほどまでに「覚悟」というものを突き詰めた名言もないでしょう。
成功するために苦難の道も名言で乗り越えよう
名言は挫折したときや失敗したときに読みたくなりますよね。これらの名言を生み出した偉人達も多くの壁にあたったことと想像できます。だからこそ我々の心にも「名言」として響くのかもしれません。
誰しも成功を願いますがこれらの名言を心の隅に置いておくと、成功するための苦難の道も乗り越えられるのではないでしょうか。