社会人留学で自分を磨こう!費用や帰国後の転職計画
社会人留学はこれからの人生で就職や転職に活かせる多くのスキルを身に付けるチャンス!帰国後の再就職、ビジネスでの大幅なキャリアアップを掴み取るべく、社会人が海外留学する際に知っておきたい語学留学の期間や奨学金や留学ローンなど社会人留学を有意義なものにする計画の立て方を解説します!
社会人の海外留学で自分を磨き、ビジネススキルをアップしよう
日々仕事をしているなかで、「もっと自分を成長させたい」「スキルを身につけたい」と思い、将来的に会社や企業に必要とされるスキルを身につけるために、海外留学を考えている人もいるのではないでしょうか?どのような業界でも国際的に通用する人材の確保はとっても大切です。
ここでは、留学で得られるメリットや社会人が海外留学をする際にかかる費用、帰国後の再就職・転職などに目を向けて、海外留学を目指すあなたの大きな飛躍を応援します。
社会人の留学5つのメリット!休職や退職をしてでも実現させたい
社会人で海外留学をするとなると、もちろん会社を休職したり、場合によっては辞めたりしなければならない必要が出てきます。そのようにある程度のリスクを負っても、留学という形で決められた期間に集中して海外経験を積むことは、社会人としてより成長できる沢山のメリットがあるのです。
1.英語力・語学能力を習得できる
今や全世界で必要とされる英語は、「できて当たり前」という時代。特にビジネスマンとして国際的に活躍することを目指している人ならば、英語力を身につけることで仕事はもちろん、これからの人生の選択肢がかなり広がりますね。
2.帰国後の転職に有利なスキルを学べる
海外で日本では経験できないスキルを習得できると、帰国後の就職にも大きく影響することになります。今では自分に合った職場を目指して転職する人が増える中、他の人との差別化を図る上でも海外留学は会社や企業も注目するあなたの強みとなるのです。
3.国際的な視野・行動力・考察力を身につけられる
毎日同じ環境に身を置いていると、自分では気付かないうちに狭い考え方をするようになり、仕事や生活にもその余波は及びます。海外で生活することで、そんな縮こまっていた自分を解放し国際的な視点や考え方・アクティブな姿勢など新たな価値観がたくさん吸収できるのです。
4.海外での留学経験が自信と勇気・やる気に繋がる
海外留学自体はそれほど珍しくなくなった今のご時世・・・とはいえ、慣れ親しんだ自分の国を離れて外国で生きることはそう簡単なことではありません。言葉も文化も習慣も違う場所で生き抜いた経験は、お疲れ社会人に欠けがちな自信と勇気・やる気を取り戻してくれるものとなるでしょう。
5.煮詰まっている現状を変える人生の節目となる
日本で社会人として働いていても、「自分は一体何のために仕事をしているのか」なんて煮詰まってしまうときが誰にでもあります。思い切って海外へ留学するのも負のサイクルから抜け出すためのひとつの方法です。自分が今いる環境や状況を変えてみると、驚くほどに目の前の視界が広がり自分を見つめ直すきっかけになります。
社会人留学で1年間にかかる費用/学校で授業を受けるために
留学を計画する際に気になるのが、留学にかかる費用です。社会人として働いて貯めた貯金があっても、行く国や期間・経験するプログラムによっては、想像以上の出費が待っている可能性はあります。
ここでは、留学先として世界的に見ても人気が高く、留学費用が高めなアメリカ合衆国に注目して、その費用の目安をチェックしていきましょう。
社会人の留学にかかる費用は高め!人気留学先のアメリカで検証してみた
留学前にかかる費用
●渡航費用(航空券)100,000円前後
安い航空券を利用した場合には、10万円前後で往復券を購入することができます。
●留学手続き費用(ビザ・パスポートの申請・健康診断など)
3~6ヶ月以上の長期留学をする際にはビザの発行やその手続きなど、なかなかややこしいプロセスが待っています。その際にも細かい出費がかさむため、留学前にもお金がかかることを忘れないようにしましょう。
ビザ申請の手続きは、大使館・領事館の所在地まで足を運ぶ必要があります。自分の住んでいる場所によっては泊りがけで計画しなくてはいけない場合も。交通費・宿泊費などもある程度かかりますので、無駄足にならないようしっかりと準備をする必要があります。
●海外留学のための保険150,000円~250,000円(※AIU留学保険参照)
海外留学をする際には、自分が使っているクレジットカード会社の留学保険や海外留学専門の保険に入らなければなりません。義務があります。初めての留学の際には、日本から留学保険に入ってからビザ申請を行う場合が多いため、どうしても費用が高くなってしまいます。
留学先到着後にかかる費用
●滞在費
自分が暮らす滞在スタイルによって、家賃の金額は大きく変わってきます。シェアハウス・学生用共同アパートメントは値段は抑えめですが、一人暮らしに慣れた社会人には少々窮屈に感じるかもしれません。
自分一人でアパートを借りる場合、郊外など少し不便な場所なら40,000円~60,000円ほどで見つけられますが、その分都市部までの交通費がかかります。人気都市になると70,000円~150,000円くらいで日本のワンルームくらいの部屋が借りられます(※町によって異なります)。
日本と同じく不動産屋を通してアパートを借りる場合、前払い金(家賃3カ月分ということも)や手数料・共益費などなど…良い部屋を借りられる確率が上がる&仲介業者がいることで安心感はありますが、かなりの資金が必要になります。
●食費
多くの人が切り詰めるポイントが食費です。外食を抑えて自炊を徹底するとかなり節約することができます。ですが、学校で出会った仲間や友人との交際を優先させると、カフェ・ランチ代などの出費は避けられません。
●授業料
アメリカでの学費は学校や学部によってだいぶ開きがあります。
語学学校の場合・・・週約20,000円~50,000円(1ヶ月80,000から200,000円、半年で48~120万円)
大学院の場合・・・年間平均200~400万円 (※学部・専攻によって異なる)
大学の場合・・・年間平均150~400万円(※公立・州立・私立によって異なる)
コミュニティカレッジの場合・・・年間平均80~100万円
MBA取得コースの場合・・・2年コースで約1,300万円!(※ハーバードビジネススクール)
学費は通う学校によって大きな差がある!
特にアメリカの大学は、その学校の知名度・立地などによって同じ公立大学でも200万円ほどの差があると言われています。また、アメリカ合衆国の超トップ校であるハーバード大学のような有名私立大学は、他大学よりも学費がすこぶる高い!日本と同じで、文系よりも理系の学部の方が学費は高くなります。
授業料の易い国を選択するなら、学費をぐんと抑えられるでしょう。
●教材費
大学や大学院などに通うと教科書代もバカになりません。卒業生の使い古しを譲り受ける強者もいたりします。
●交通費
家賃を節約して郊外に住む場合、学校がある場所までの電車・バス代なども考慮して生活費を上手に回していきましょう。
●通信費
日本から持参する携帯電話を海外で使用する場合、かなりの通信費がかかることもあります。留学中は現地の携帯システムを利用するなら割安に抑えられますよ!日本との連絡はe-mailやスカイプ・SNS利用が一般的です。
●おこづかい
長期滞在になればなるほど、交友関係が広がったり留学先での旅行に行きたくなったり…何かとお金が必要になってきます。目的を忘れないためにもプラスアルファな出費は抑えたいもの。月に自由に使えるおこづかいの額を決めておくと良いでしょう。
奨学金や社会人向けの留学ローン、どちらが比較的簡単に受けられる?
社会人としてすぐに海外でキャリアアップに繋がるスキルを身に付けたい…とは思っても、留学先や期間によっては手持ちの資金が足りない場合があります。
そんなときに頼れるのが奨学金と留学ローンの存在です。ここでは、これらの特徴を簡単にご紹介します。
アタリマエのことですが、返済の必要な奨学金やローンは、給与や貯蓄分とは性質が違うマイナスのお金ですので、返済計画を頭に入れながら使うようにしましょう。
奨学金
●社会人向けの奨学金は少ない!
海外での留学費をカバーしてくれてフォローアップもある奨学金取得を考える人は多いもの。しかし、ネットなどで紹介されている奨学金制度は、そのほとんどが学生や研究員のためのもので、社会人向けの奨学金を探すのは至難の業かもしれません!
●留学先の大学が用意する奨学金制度を勝ち取る?
もし、希望する留学先が大学である場合、その学校が用意している奨学金制度を利用するのが一番早道。留学生用の奨学金などは、成績によって学費が一部免除されるものなどがあります。
留学ローン
奨学金を見つけるのが困難な社会人留学では、足りない資金を補うのに最も利用しやすいのが留学ローンです。ここでは、特徴の違う4つのローンをご紹介します。
国の教育ローン
・日本政策金融公庫による融資
・留学をする子供の親への融資
・銀行や郵便局などで融資が受けられる
・低利息で返済期限も10年以上と長め
・細かい融資条件が定められている
(※世帯収入・子供の人数・留学先の限定など)
財形ローン
・独立行政法人雇用・能力開発機構による融資
・財形貯蓄をしている勤労者のための低金利教育ローン
・対象者が仕事を辞めていると受けることができない
・ワーキングホリデー・ホームステイ・語学留学などは融資対象外
教育ローン
・一般的な金融機関が提供する教育支援のローン
・金利は銀行によって異なりますが、平均4%前後
(※その銀行の口座があり取引をしている場合は金利が安くなることも)
・留学時点で仕事を辞めていないことが融資の条件である銀行が多い
フリーローン
・留学エージェントなどが提供しているローン
・融資条件は良いものの、金利が高くなる
社会人留学で働きながら経験を積む場合は?
社会人留学を予定している人の中には、留学先で仕事の経験も積みたいと考えている人も沢山いるでしょう。留学先で働きながら経験を積むためには「ワーキングホリデー」と「インターンシップ」という2つの方法があります。これらは、留学の目的によってその内容が変わってきます。
ワーキングホリデーはアルバイト扱い・リフレッシュ目的の留学向け
ワーキングホリデーは、あくまでも海外で休暇を楽しみながらお金も貯めたい人向けの就労システムです。国によって滞在できる期間や就労期間が決まっているため事前にチェックしておきましょう。
ワーキングホリデーは、実際にその国へ訪れてから自分でアルバイト先を探すのが一般的です。したがってすぐに雇ってもらいやすい接客業に就くことが多くなります。
インターンシップは企業で働く社員扱い・仕事経験を積む目的の留学向け
インターンシップとは、企業で社員として働くことです。インターンシップは、日本を発つ前に予め自分が働く職種・企業をアレンジメントします。したがって、自分の習得したいスキルや経験をピンポイントで探して、帰国後の再就職や転職に役立つ経験を積むことができると言えるでしょう。
インターンシップには、無給のものと有給のものがあります。インターンシップの中でも、事務系・オフィス系のものは、そこそこの語学力とビジネススキルが求められます。あくまでも、現地のビジネスマンと一緒に働く経験を積んでいくため、帰国後の再就職や転職の際にも自信を持ってアピールできるスキルが得られるはずです。
社会人留学をするのにベストな期間は6ヶ月以上1年未満
社会人が海外に留学する場合、一体どのくらいの期間が一番留学に適しているのでしょうか。社会人として留学後の再就職や帰国後の生活を意識したプランを立てていくには、限られた時間を有効活用できるような留学期間を定めていきましょう。
浦島太郎になると帰国後の再就職or転職が困難に!
社会人に限らず大人の留学の落とし穴、それが「浦島太郎症候群」です。海外を満喫し過ぎてしまったために、帰国しても日本の生活に馴染めず再就職や転職がより難しくなってしまうパターンです。したがって、大人の留学は長くても1年を基準に計画していきましょう。
大学院や資格取得など、目的がハッキリした留学は最長2年
とはいえ、留学先がMBA取得などのプログラム・資格取得を目的とした2年前後の期間を要する場合もあります。このケースでは海外留学の目的とその後の就職や転職へのプランも計画しやすいため、しっかりと最後までプログラムを修了させることに集中しましょう。
語学留学やリフレッシュ目的なら最長1年で帰国せよ!
英語習得や今の年齢しかできない外国生活を満喫したい…そんな海外留学の場合は、できる限り短期間で帰国するのがおすすめ。
語学留学は長期間海外に滞在したからといって身につくものではありません。短い間でも集中して語学習得に向けた生活を送るなら、今以上のスキルアップできるでしょう。
帰国後の転職に失敗しない!社会人留学に旅立つ前の3つの心得
社会人が海外留学を考えるときに意識しなければいけないのが、留学を終えてからの自分の将来性でしょう。せっかく時間と大金をかけて海外留学をするのですから、帰国後に自信を持って再就職・転職ができるような「結果」を勝ち取ってくる必要があります。社会人で海外留学を考えている方は、以下の3つのポイントを押さえた留学計画を立てましょう。
帰国後の転職・再就職に有利となるスキル取得を目指す
社会人の留学は、帰国してからその留学がこれからの仕事に活かせる経験でなくてはいけません。「これを身につけたら仕事に活かせる!」と自信を持って言えるスキルや資格などが習得できる留学プランを立てましょう。
日本で働くことを前提に社会人としての目的意識を持つ
海外留学をする多くの人が、「日本で働く社会人としての目的意識」を忘れてしまいます。留学の目的を忘れてしまうと、留学が遊学に一転してしまうので要注意。帰国後の面接で「なんのために留学をしたのですか?!」と聞かれたときに、堂々と答えられる自分であることが理想です。
帰国後の転職・再就職イメージを定めてから留学計画を立てる
海外留学の計画を立てていると、現地で待っている生活に気持ちが集中してしまいます。
しかし、社会人の留学は、日本に帰ってからの転職・再就職をイメージしてからそれに合わせた留学計画を立てましょう。そうすることで、目的がハッキリとした大人の留学を叶えることができるのです。
社会人の留学は帰国後の転職や再就職を見据えたプランニングが大事
国際的な感覚を備えた人材がどの会社・企業にも必要とされる今日、海外留学で自分を成長させたいと考える人も増えてきています。
社会人が海外留学する際には、「その後」を意識した留学プランを立てることが重要です。社会人なら必ずや自分に磨きをかけることができる海外留学を目指しましょう。今回紹介したことを参考にして、帰国後に活躍する自分をイメージして社会人としてスキルアップできる留学を実現させてください。