新入社員が上手に貯金する方法
突然ですが、新入社員の皆さんは貯金できていますか?学生の頃のようにもらった分だけ全部使い切るということをしていては、将来結婚資金やマイホーム資金が必要になった時に困ってしまいます。今から将来を見据えて、計画的に貯金しましょう。ここでは、新入社員が効率よく貯金する方法を紹介します。
1.無理のない金額から貯金を始める
貯金は、無理のない少ない額から始めましょう。新入社員の平均手取り額は大卒で16~17万、高卒だと15~16万程度です。一人暮らしをしている新入社員は家賃に光熱費に食費と出費がかさみますので、まずは5000円~1万円くらいから始めましょう。
少ない金額でも、塵も積もれば山となるので、毎月貯金していけば確実に貯まっていきます。無理な金額を設定してしまうと、最初は頑張れても段々と貯金を続けることができなくなり、挫折してしまいます。長い目で見て、継続的に貯金できる額を設定するようにしましょう。
2.貯金は給与から天引きされるように設定する
自分で貯金する自信のない新入社員は、給与から天引きするようにしてはいかがでしょうか。口座を2つ開設しなければいけませんが、給与の口座とは別に作り、毎月一定額自動的に天引きされるようにしておきましょう。自動的に引かれることで、意志が弱くて継続して貯められないという人も安心して貯金することができます。
3.貯金は自動積立の定期預金を利用する
給料から天引きされるようにしても、自由にお金を引き出すことができると使ってしまう恐れがあります。その不安がある人は、定期預金の利用をおすすめします。定期預金は自由にお金を引き出すことができないので、貯金に手をつけることを抑止してくれます。
4.生活の固定費を減らして貯金にまわす
「固定費」とは、毎月変わらず一定の額が掛かる費用のことです。たとえば家賃や公共料金、携帯電話代、インターネットの通信費とプロバイダ料金、保険、習い事の月謝などがそうです。固定費は毎月かかる額がほぼ変わりません。
新入社員のうちはお給料が少ない場合もありますから、少ないお給料の中から貯金するのは大変です。固定費を減らすことで節約に役立ち、貯金にもつなげられるでしょう。
一度見直しをかけて無駄を省くと、節約効果はずっと続きます。家賃なんかは固定費の中でも特に大きくかかる部分ですから、金額を下げることができれば大きな節約になります。家賃の安い郊外に引っ越すとか、ほかにも条件や間取りにこだわらないと決めるなど家賃を安くする方法があります。
それから携帯料金や保険料であれば、プランの見直しが可能です。「もう少し安いプランに変更できませんか?」と聞いてみるのがいいでしょう。保険料の場合は「きちんと補償してもらう部分」と「必要最低限の補償をしてもらう部分」とで分けてメリハリをつけるのがポイントです。
5.食費を節約して貯金にまわす
食費は住宅費に次いで、家計の中で占める割合が大きいです。食費を安く済ませるにはあまり食べないようにするのが手っ取り早いですがそれでは身体がもたず倒れてしまいます。きちんと栄養も摂れて、且つ、節約するための方法としては、一週間の予算を決め、週末などにまとめ買いをするのが効果的です。
ポイントは決めた金額以上は何があっても使わないことです。昼食は会社にお弁当を持参すれば良いですし、どうしても外で食べないといけない人は週の予算からランチ代だけ差し引いておきましょう。毎日自炊をする余裕も時間もない人は休日に一週間分の食事をまとめて作り、冷凍して保存しておきましょう。
6.小金を無駄にしない
貯金できない人は往々にして小さなお金を無駄にしています。「このくらいどうってことない」と思っていてもそれが継続して毎日のように続けば不必要な出費は確実に増えていきます。
近くに安いスーパーがあるのに値段の高いコンビニへ行ったり、買い物に行くと買う予定のなかったものまで買ってしまったり、仕事場の自販機で毎日何本も飲み物を買ったり、職場の飲み会で必ず2次会まで参加したりなどなど、思い当たる節はありませんか?小さなお金を大切に出来ない人は大きな貯金をすることは難しいでしょう。
7.時々、美味しいものを食べたり欲しいものを買う
せっかく汗水たらして働いて得たお給料をほとんど貯金していたら、やっぱりストレスが溜まるものです。時々は美味しいものを食べたり、欲しいものを買ったり、自分に頑張ったご褒美をあげましょう。
あまり自分に我慢ばかりさせているとイライラして貯金そのものが嫌になり、途中で挫折してしまいます。効率よくお金を貯めるコツは適度に息抜きをすることです。けれど使い過ぎてしまっては元も子もないので、上限を決めてその範囲内で自分を甘やかしましょう。
新入社員の貯金は少しずつすることがお金を貯めるポイント
貯金できるかできないかは、その人がいる環境によっても変わってきます。実家暮らしの新入社員であれば、月々の貯金額は一人暮らしの人より2~3万多いでしょう。また、社会人2年目からは住民税も天引きされることになるので、ますます手取りは少なくなります。
生活を切り詰めながら貯金をするのは、難しいかもしれません。けれども、将来のために貯金することは必要なことですし、お金の管理ができてこそ社会人といえます。あなたにとって一番良い方法を見つけ、無理のない範囲でお金を貯めましょう。