処世術

初任給で家族にプレゼントしたもの体験談10

初任給で、お世話になった母や父、子どもの頃に遊んでもらった祖父母など、家族にプレゼントを贈りましょう。特別な初任給で感謝の気持ちを表すのは社会人として大切です。財布、花、食事、旅行などプレゼント選びも楽しいもの。この体験談を参考に、ぜひ大切な人に贈るプレゼントを選んでください。

初任給をもらったら家族にプレゼントを贈ろう

社会人になって初めてもらう「初任給」。大人になるまで育ててもらった恩返しに、初任給の中から家族にプレゼントを贈る人は多いでしょう。今回は、初任給で家族にプレゼントを贈ったことがある方から体験談を寄せていただきました。大切な初任給で買うプレゼントは誰に何を贈ろうか、家族へのプレゼント選びに迷っている方は、参考にしてください。

初任給で家族にプレゼントしたもの

初任給で家族に贈ったプレゼントのなかで一番多かったのは「食事」です。今までの感謝の気持ちを気軽に表すには、いつもより少しだけ高級な食事を一緒に食べることが、一番心が温まり感謝が伝わりやすいのかも知れません。家族がそろったところで、「これからは社会人として頑張るよ」と、決意を示しやすいのもいいですね。

<初任給で家族にプレゼントしたもの>

初任給でプレゼントに使った金額

初任給で家族に何かプレゼントをするなら、どのくらいの予算を考えるといいのでしょうか。初任給で手にする金額が10万円~20万円程度と考えると、初任給の1~2割くらいが適当でしょう。もちろん使う金額で感謝の気持ちが変わるわけではありませんが、無理をしない程度にとどめるのがおすすめです。

体験談を集計すると、一番多かった予算は、10,000円~30,000円です。心さえこもっていれば、金額がいくらであっても、何を贈っても気持ちは伝わるものです。プレゼントを贈る時は身の丈に合った予算を考えてください。中には、次の月のお給料が減ってしまって大変だった…と言っている方がいました。

<初任給でプレゼントに使った金額>
10,000円以下 → 2人
10,000円~30,000円 → 7人
30,000円以上 → 1人

初任給でプレゼントしたものを社会人10人に聞いてみた

両親へディナー

私が初任給で家族にプレゼントしたものといいますか、ものではないのですが、ディナーの食事を初めてご馳走しました。初任給を貰ったら、両親へ、ずっとご馳走してあげたいと思っていたので、実現できて良かったです。

予算は1人1万円のコースにしました。両親で2万、自分も入れて合計3万円だったので、正直次の給料日まで、カツカツになってしまいました。しかし、両親のあんな笑顔を見れたことは、本当に良かったなと思いました。

最初は、半分くらい払うよと言われていましたが、ご馳走できるのは今日だけだから、次はもういつできるか分からないよ、と冗談まじりで言い、私が全てご馳走したことにより、大人になったね、など成長も実感してくれたようで、本当に良かったなと思いました。

(さくらもち31歳)

祖母を焼肉へ連れて行きました

私は母親を早くに亡くし、祖母が母親代わりのような存在でした。そんな祖母に感謝の意味も込めて、私は初任給で祖母を焼き肉店に連れて行きました。食べ放題ではなく、やや高級なお店でした。

支払った代金は15000円くらいだったと思います。初めて行ったお店ではありませんでしたが、やはり社会人になって初めてもらったお給料で食べる焼き肉は格別でした。支払いにドキドキすることもなく、好きなだけ食べてもらおうという心でその時間を過ごした記憶があります。

当然のことながら、祖母からは感謝の言葉をもらいました。優しい子に育ってよかったという内容でした。大切な人に喜んでもらえることは、人にとって最高の幸福だと私は感じます。

(はるかぜ30代後半)

家族で回転ずし

高校在学中、初めて始めたアルバイトでの初めてのお給料で家族に食事をご馳走しました。といっても高級なところではなく回転ずしです。いつも行っている回転ずしでの支払いを私がすることにしました。

私の家族は母、祖母、私の3人なのでそんなに金額は高くありませんでした。5000円もあればおつりがくるくらいの金額だったと思います。正直アルバイトなのでそんなに高い金額をだせないということで、安いところで食事しようということになりました。

でも、そんなに高くないプレゼントなのに家族はとても喜んでくれました。初めて私が稼いだお金で誰かに食事をご馳走するというたった1度のプレゼントを、母も祖母も嬉しそうに受け取ってくれて私自身とても嬉しかったです。プレゼントして良かったなと心から思えた貴重な機会でした。

(やかん23歳)

両親へ高級和食店のフルコースをプレゼント

正社員になって初めてのお給料は、ここまで育ててくれた両親に感謝の気持ちを込めて、普段なかなか行けない少し高めの食事会に招待しました。予約をして喜んでもらえるかどうかドキドキでした。

初任給でご飯ご馳走するねと伝えてましたが、どこで何を食べるとは秘密のまま、私の運転で連れ出しました。

高級和食店でのフルコースを堪能してもらい、とても喜んでもらえました。私を含め両親と兄とで4人で3万円程しましたが、両親は喜びながらも涙こそ流さなかったものの、涙目でありがとうと言ってもらえたことを今でも覚えています。

形に残る物をプレゼントしたいとも考えましたが、いざ働き出すと今まで当たり前だった家族揃っての食事が少なくなり、両親2人で食事をするのが寂しいとも言っていたのでプレゼントした側ですが、私も嬉しく楽しい一生の思い出として残すことができました。

(しぃ28歳)

家族でファミレス

初任給で、家族みんなに何か形に残るものをプレゼントしようかと考えたのですが、学生時代のアルバイト代などで父の日や母の日、敬老の日や誕生日などの記念日には何かプレゼントを渡していたので、就職しての初任給は思い出に残る食事をすることにしました。

せっかくなので、予算を3万円用意し、良い物をご馳走したかったのですが、その頃同居していた家族全員となると、両親・祖父母・弟2人と妹という大家族だったので、高級な料理をご馳走するには私の安月給では賄えず、仕方なくファミレスに行きました。

好きな物なんでも頼んで良いよって言ったのですが、みんな気を使ってくれて安い物を選んでくれたのを覚えています。特に弟と妹は『二人で1つの物を食べよう』なんて言って相談してくれたりと、家族みんなの優しさに触れる事が出来た、思い出の食事会になりました。

(レオン30代前半)

両親と外食

就職して初めてのお給料。それまでは親に援助をもらいながら生活するのが当たり前でした。就職して初めて自立し、全てを自分の力で行う事がどれだけ大変かを思い知りました。

初任給はここまで育ててくれた両親への感謝を込めて、外食に行きました。専門学校まで何不自由なく通わせてくれた両親へ、高価な物はプレゼントできませんでしたが、家族皆で食事をしました。家族4人で1万円もしない食事でしたが、新しい仕事の事、他愛のない日常会話を楽しみ、とても楽しい時間を過ごす事ができました。

物ではありませんが、家族で過ごす時間が何よりのプレゼントになったのではないかと思います。結婚をし、子供が産まれた今でも親に頼る事は沢山あります。初任給だけではなく、節目ごとに何かのカタチで感謝を表せると良いなと思っています。

(アオタク30代)

母にロングワンピースのパジャマ

初任給は13万円ほどで安かったですが、初めてのお給料では母にプレゼントを送ろうと決めていました。母は私が小さい頃からずっと、ロングワンピースのパジャマを愛用しています。色々な種類のロングワンピースを何年も大事に着ていたので、母にパジャマをプレゼントすることにしました。

予算は1万円で探しましたが、ひとめぼれで可愛いロングワンピースを見つけたので購入しました。金額は7,000円でした。もちろん母には秘密にしていたので、突然のプレゼントにとても喜んでくれました!

そしてありがとうの気持ちも伝えました。その日の夜すぐに着てくれて、見た目、着心地も気にってくれて私もうれしかったです。母は初任給でプレゼントしたパジャマを何年も愛用してくれています。

(まいこ34歳)

母に時計をプレゼント

私は初任給を貰った時に、母親に時計をプレゼントしました。自分で選んで買うよりも、母の好みのものがいいかなと思いましたので、二人で一緒に買いに行くことしました。

特に予算は決めていなかったので「好きなものを買っていいよ」と言ったのですが、母は遠慮をして「いくらくらいのがいいかな~」と何度も尋ねてきたんです。仕方がないので「じゃあ2万円くらいの予算にしようかな」と言ったら、母は喜んで時計を選び始めました。

でもやっぱり遠慮をするのか、1万円くらいのをずっと見ていたんです。普段ブランドものなども身に着けない母は、1万円くらいでも十分だと思ったようです。

結局気に入ったのがちょうど1万円くらいだったので、その時計を買うことにしました。母はとても喜んで「大事に使う」と大切に持ち帰りました。驚くことに修理をしながら、今でも現役で大切に使ってくれています。

(mama47歳)

姉にネックレス

幼い頃から私が困っていた時に、助け船を出してくれていた姉にネックレスをプレゼントしました。私はアクセサリー類は全く興味がなく何にも知らないため、日常の中で姉の言動に注意を払っていたところ、姉がネックレスを欲しがっているのを知ったのです。

予算は30000円ぐらいで良いものはないかと、知人女性に聞いたりしてみたのですが、いまいち自信が持てません。最後の手段だと姉の旦那である私の義兄にメールで、姉の好きなブランドを聞き出すことにしたのです。

結局、姉にはネックレスを義兄には礼も兼ねて、二人で飲んで貰うようワインを渡しました。二人とも私が思っていた以上に喜んでくれて、大変だけど仕事をして給料を貰うことは良いことだと感じられた日になりました。

(清川26歳)

両親へマッサージチェア

私は初任給がもらったときは、両親にプレゼントをしました。初任給をもらった時は、まだ実家に住んでいたので、いつもお世話になっている両親に物という形として感謝の気持ちを表したかったのです。

両親が喜んでくれるものをプレゼントしたいという気持ちが大きかったので、何が一番いいのだろうととても悩みました。しかし、いつも肩が凝るという両親のためにマッサージチェアーを買うことに決めました。ずっと使うことができ、癒されると思ったからです。

>高額なチェアは買うことはできないけれど、5万くらいで買おうと決めていました。電気屋さんに行き、店員さんと機能や値段を相談し、コンパクトなマッサージチェアを購入しました。

両親はまさか、初任給でプレゼントされるとは思っていなかったようで、とっても驚いていました。しかし、これからはこれで肩こりが楽になるよと喜んでくれました。喜んだ顔を見ると、これからも親孝行していかねばとより感じました。

(もふ20代後半)

初任給のプレゼントで家族に感謝の気持ちを表しましょう

社会人になって働いて初めて手にすることができる初任給には、格別の感があります。社会の厳しさをほんの少し体験して得たお金だからこそ、初任給には特別な価値があるのです。

そんな初任給は、育ててもらった感謝の気持ちを込めて家族に少し分けてください。これから先の人生では、感謝とお礼が大切だということに、きっと気づかせてもらえることでしょう。