お仕事漫画のおすすめは?社会人が選ぶ人気作品12選

お仕事漫画のおすすめは?仕事でミスをして落ち込んだ時に元気が出る、モチベーションが上がるようなおすすめの仕事マンガを男性と女性それぞれに教えてもらいました。働きマンなどドラマ化やアニメ化された作品も多いので、口コミを読んで気になる本があればチェックしてみてください。

お仕事漫画のおすすめは?社会人が選ぶ人気作品12選

お仕事漫画のおすすめを調査!

「仕事に役立つ本」「自己啓発本」と聞くと新書などを思い浮かべる方が多いですが、漫画の中にも仕事観を大きく変え、モチベーションを上げてくれたり、仕事への活力につながる作品はたくさんあります。
社会人男性と女性16名に、そんなお仕事漫画のおすすめ作品をリサーチしました。

男性がおすすめするお仕事漫画

社会人男性がおすすめするお仕事漫画の作品として多く挙げられたのは、島耕作シリーズやサラリーマン金太郎などのサラリーマン漫画です。

おすすめのサラリーマン漫画

課長島耕作

じろうまる(28歳 WEB関係)


私がおすすめする漫画は課長島耕作です。漫画好きの先輩から読み応えがあり社会人としてのスキル、出世するための処世術が学べると紹介を受けたのが読んだきっかけです。

島耕作シリーズは30年近く連載しているシリーズもので、読み始めるまでは読み切れるか不安がありました。しかし実際に読み始めると止まらなくなるような面白さがあります。

主人公の島耕作は会社での派閥争いや出世に興味のない既婚男性です。女性に対しても仕事に対してもクレバーな島耕作は持ち前のコミュニケーション能力と要領の良さで会社が抱える問題を次々と解決していきます。

この漫画を通してプライベートを充実させることが仕事につながるケースもあるという事を学びました。是非一読してみてください。

課長島耕作

おはぎ(31歳 会社員)


私がおすすめする漫画は課長島耕作です。ずいぶん前に、漫画好きの友人に薦めてもらい読んでみましたが、どっぷりとはまってしまいました。主人公が出世をするとともに漫画のタイトルも部長や取締役、社長や会長と変わっていく珍しいシリーズ作品です。

課長島耕作をおすすめしたのは、私がまず課長島耕作から読んだからです。このシリーズは正直全て面白いです。何が面白いか、それは主人公の島耕作の魅力につきます。とにかくこの男、信念を持って仕事に取り組みそして難しい仕事でもやり遂げてしまいます。仲間想いですが、裏切り者や悪い者には容赦しない勧善懲悪な部分も魅力です。そしてとにかくモテる。これを読めばモテるサラリーマンにもなれる気がします。

サラリーマン金太郎

kuatoro(41歳 SE)


私のおすすめする漫画は「サラリーマン金太郎」です。ヤングジャンプに連載されているのは知っていて表紙も見たりしていたんですが、なかなか手に取って読んでみようとは思いませんでした。ただ、高橋克典さん主演の実写版のドラマを見て、面白いなと感じて読むようになりました。

読んでいるとサラリーマンらしからぬ行動がほとんで、実際の仕事の為になるかと考えると厳しいですが、仕事に対しての情熱はいつでも金太郎は人一倍あり、その情熱だけでも真似できればと感じる事はありました。

また、行く会社、会社で女性社員に好かれるくらいの男らしいところは、現代の男にはないものなので、読んでみると新鮮じゃないかなと思います。ぜひ、新入社員で仕事に対して情熱を持てない方などは読んでみてほしいです。

海猿

かずっきーに。(21歳 学生)


私がおすすめする仕事漫画は海猿です。仕事内容は海上保安官のわずか1%しかなれないという潜水士の仕事の話です。

私がこの作品を読んだきっかけは、映画で海猿を観て面白いと思い、原作が漫画だとしって興味を持ったからです。

この作品の魅力はまずはなにより主人公がかっこいいということ、そして汗臭く男らしい漫画です。ストーリーはある海上保安官の仙崎大輔がふとしたことから潜水士を目指し、最終的には潜水士の最高ランクである特殊救難隊になるというもので、そこに至るまでの困難な過酷な状況に仲間と立ち向かう姿が描かれています。

個人としては海がテーマでもあるので夏に観るのがおすすめです。ドラマや映画と少し違うところもあり、原作ならではの楽しみ方ができます。

海上保安庁の船舶と男性

good job

たけし(38歳 福祉系)


疲れている時に、銭湯に置いてあったgood jobという漫画を何気なく読みました。職場のOLさんのお話でしたが、仕事をする上での進め方や、職場の円滑なコミュニケーションのあり方を学べます。

暖かい働きやすい職場の作り方も学べ、実体験でも同じことがあったなぁとしみじみと考えさせられる内容です。疲れていて、トゲトゲした気持ちの時に読むと、あぁ、こうありたいなと思えます。たまたま銭湯に置いてあったのを読んだだけですが、バイブルにしようと思い、ネットで全巻大人買いしました。

「明日も仕事を頑張ろう」と前向きになれる内容です。上司への接し方、営業先への姿勢、職場の同僚への眼差しなど、こういう心持ちでいれば、物事は上手く行くのかもしれないと気づかせてくれます。

バーテンダー

ゆ~いち(28歳 サービス業)


私がオススメする漫画は「バーテンダー」です。タイトルの通りバーテンダーである主人公が、街場のバーやホテルバーを舞台に様々な同業者やお客様との人間関係を描く作品です。

私自身も飲食店で働いていて、お酒やバーに非常に興味を持っていたことが読み始めたきっかけです。もちろんお酒やカクテルのレシピや小話が詳しく書かれているのですが、それ以上に日々を懸命に働く人たちの人間模様がとても魅力的な漫画です。

好きなエピソードは幾つかあるのですが、たとえば飲食業においては、背筋を伸ばすとかテーブルセットの並べ方とか、一見くだらなく意味のないと思われるルールも多いです。それに対して、「背筋を伸ばし無理に笑顔を浮かべているうちに動揺した心が落ち着くことがある。人は習慣に身を委ねることで時に心の辛さを乗り越えることが出来る」と、お店のマニュアルやスタンダートに対してそういった答えを出すシーンがあります。

若手時代に誰もが思うような疑問や不満。誰もが味わう辛さや壁といったものを乗り越える力をくれるようなエピソードがたくさんあるので、飲食店勤務でなくても若手社会人に読んで欲しい一冊です。

プラネテス

河内ミスズ(34歳 事務職)


私がおすすめするお仕事漫画は「プラネテス」です。先にアニメでやっていて面白かったために漫画も買って読みましたが、アニメとも違って非常に面白かったです。

宇宙のゴミ掃除という空想上の、かつ地味な仕事に就く人々の様子が緻密に描かれていて、ぐいぐいとストーリーに引き込まれました。なんといっても登場人物の台詞や行動にリアリティがあり、宇宙の様子や仕事場の情景、背景などもよく描き込まれていて、主人公にも共感できます。

プライドを持って仕事をする人々の描写がとても格好良く、読む人に希望を与えてくれるので、子供にも夢を持ってもらえると思いますが、むしろ仕事をしている大人の人々に是非とも読んでいただきたい名作です。

健康で文化的な最低限度の生活

ママパパ(49歳 医療機関職員)


私は仕事柄、生活保護制度は詳しい方だと思いますが、今の生活保護バッシングに対抗する意見を言っても、仕事の関係者以外にはあまり私の意見に同意してもらえませんでした。そんな折、フェイスブック上で「健康で文化的な最低限度の生活」という漫画を知りました。

この漫画の主人公は新人の公務員で、福祉事務所の生活保護の担当課に配属された女性です。その彼女が貧困の現状を目の当たりにし、生活保護を利用する人を支援していく内に、ケースワーカーとして成長していく姿が描かれています。

ここに描かれている生活保護の利用者からは、どんな人間でも一つ歯車が狂えばいつでも貧困の状態に陥ってしまうことがわかります。その歯車の狂いは、決してあり得ないものではなく、身近なところから起こる物です。福祉関連の仕事の方はもちろん、多くの人に読んでもらいたい作品です。

女性がおすすめするお仕事漫画

OLの日常

今回の女性からの口コミで最も人気が高かったのが、安野モヨコの「働きマン」。女性がイキイキと働く姿だけではなく、時には悩んだり落ち込んだりといったリアルな視点も丁寧に描かれており、多くの働き女子からの共感を得ている作品です。

働きマン

マロン(36歳 事務職)


働く女性を泥臭く応援するマンガ「働きマン」がおススメです。

多忙な業務に追われて、仕事と家の往復でいっぱいいっぱいだった時に、通勤途中の電車の中でふと見つけたマンガです。自分と同じように頑張っている女性がいることを再認識したくて「多忙 女子 忙しすぎる」で検索しヒットした記憶があります。休みの日に本屋で購入し一気読みしました。超激務エディターの主人公が仕事に恋愛に四苦八苦しながらも前向きに歩んでいくマンガです。菅野美穂さん主演でドラマ化されました。

女性でありながら、仕事への姿勢が誰よりもオトコマエであり、自らを「オッサン」認定してしまうほどのカラッとしたすがすがしい女性のお話です。女子力を高くいるための努力を惜しむことない姿勢に、本当に勇気づけられます。

働きマン

りさ(30歳 事務)


もともと安野モヨコさんが好きで新刊をかっていたため出会いました。週刊誌の編集をする女性主人公を中心に、後輩や同僚、行きつけのマッサージのお姉さんまで、主人公の目を通じてさまざまな人の仕事ぶりを描いています。

主人公はまさに激務で花形の仕事ですが、脇役は必ずしも仕事をエンジョイしたり、仕事に熱いタイプとは限りません。しかし、どんな人であってもその人なりの仕事の取り組みかたがあり、それらを批判的ではなく一つのあり方として描いているところがいいです。

生意気な新人や無愛想な同僚など、傍目には手を抜いているように見えたり、一方的なやり方にみえても、その人なりのこだわりや、その人なりの本気があるのだと教えてくれる漫画です。

働きマン

みっこ(32歳 企画職)


少し前の作品ですが、安野モヨコさんの「働きマン」です。友人に勧められたのでそのまま借りて何気なく読んでみました。

女性である主人公が出版社で男と張り合って働く奮闘ストーリーなのですが、私は男女関係なしの実力主義の会社で働いていたので主人公に感情移入して読んでしまいました。

途中、主人公と同じ職場だけど女を武器にして働く社員が登場しました。最初は男と対等に渡り合う主人公が一番カッコよくて、男に媚びるのは卑怯だと感じその女性社員が嫌いでした。 しかし、作者の言いたいことはもっと深く、実はその女性社員も職業人としてプライドを持っており、自分が楽をしたいからキャピキャピと女をアピールしているわけではありませんでした。柔よく剛を制すような方法もアリなんだなと思わせられました。

働きマン

はーちむちむ(31歳 販売職)


学生時代にドラマでやっていて、「働くってこういう感じなんだろうな」とこのドラマをみて妄想しました。社会人になってから働くということを肌で感じ、大変なことが多く毎日奮闘していました。

ある日このドラマを思い出し、漫画が原作であったことを知っていたので、漫画を読み漁りました。

主人公が仕事に奮闘する姿がやはり格好良くみえて、こんな小さな問題で躓いているわけにいかないと、モチベーションを上げることができました。「やはり仕事ができる女性はかっこいい。誰にも負けずに夢中になって働きたい」と思うようになります。

この漫画は女性が仕事で輝く方法を教えてくれています。その気持ちをふと忘れて怠けてしまうと、今でも読んで初心に戻るようにしています。

OLがお昼ランチを公園でいただく

Real Clothes

ゆうき(44歳 事務職)


Real Clothesは別冊マーガレット時代から大好きな槇村さとるさんの作品の中でも特に元気になれて、「仕事頑張ろう!」と思える作品です。槇村さとるさんの作品はひととおり読むことにしているので、本作品も発行されてすぐにチェックしました。

なんと言っても主人公の絹恵の仕事に対する真摯で前向きな姿勢に胸打たれます。また美姫さまことカリスマバイヤーの神保美姫や後に恋仲になる田淵など脇役のキャラクターも光っており、それぞれが真剣に仕事に取り組む様が生き生きと描かれているので、自分も仕事頑張ろう!と前向きな気持ちになれるところが大好きです。

また、衣料品を扱う内容で、登場人物が着ている服がお洒落なのでファッションの参考にもなります。ちょっと仕事に疲れたなと思うときに読むと元気になれる作品です。

女なのでしょうがない

ちょーん(25歳 営業職)


「女なのでしょうがない」と言う漫画がおすすめです。悩みながらも社会で生きる主人公の頑張る姿が描かれています。

登場人物は可愛い若い後輩や、仕事にストイックな上司、チャラついてそうで実は真面目な同僚。一緒にいたいと言うわけではないのに、関わらなければならない大変な人間関係がリアルに描かれています。

タイトルから「女性だから」と諦めてしまっているように聞こえますが、登場人物たちはそれぞれ抱える悩みを希望に変えているので、仕事に悩んでいる方にもオススメできる作品です。

私は営業職という仕事をしているので毎日色んな方とお会いします。そんな中で「女性営業って得してるよね」とか、あるいは「営業さんってしつこいですよね」のように頑張りが空回りして心無い言葉を頂くことも多々あります。そんな時にこの漫画に偶然出会いました。

自分を主人公に重ねて考えて読んだりもして、気づいたことは味方がたくさんいるということです。悲観に暮れる私にとっては大きな気付きでした。お仕事をされている方にはぜひ読んで頂きたい作品です。

リメイク

まえも(25歳 セラピスト)


私のオススメはリメイクです。漫画の主人公がコスメカウンターに行き、BA(ビューティーアドバイザー)さんに対応してもらうのですが、発言や雰囲気に憧れて主人公自身も同じ職場で働き始めるという話です。

私もエステサロンにお客さんとして通い担当してくださる方の発言でたくさん助けてもらい同じサロンで働き始めたという所が似ているなと思い手にとって読んでみました。

同じ美容系ということもあり、お客様への接し方、使っていただくお化粧品の説明の仕方、自身の気持ちの持ちようなど学ぶ点がたくさんありました。接客の仕方、気持ちの持ちようは接客業をしている方なら誰もが参考になる内容だと思います。

作者自身も前職がBAだったということで、リアルな裏側、感情がわかりますし、本当に「これ自分のこと書いてるのかな?」というくらい主人公に共感できます。すごく主人公に共感できて悩みの答えの探し方とか心の持ち方などがすごく参考になります。

仕事のモチベーションが下がった時には読んでもう一度頑張ろうと思える作品です。

悪女(わる)

神奈子(40歳 会社員)


深見じゅんさんの悪女(わる)がおすすめです。少し前の漫画ですが、読むと元気が出る漫画の一つです。中学生の頃に、石田ひかりさんが主演のテレビドラマを見たことがきっかけでした。

当時はドラマを見て主人公の明るさと頑張っている姿が印象的で、石田ひかりさんの可愛さもありますが、働く女性に憧れました。大人になり、ドラマの原作が漫画ということを知りました。

仕事が出来ないOLが、上司のサポートを受けながら出世していくというストーリーですが、絵のタッチが優しい感じで、ドラマと同じく主人公は魅力的です。

話の中には、少女漫画のようなソフトな恋愛の様子にときめいたり、社会人としてのルールや出世の方法になるほどと思ったり、どんどん読み進められます。

今は女性が働く当たり前の社会ですが、女性が社会で働くことを気持ち良く描いている漫画はまさにこれで、悩んで頑張る主人公に元気をもらえます。

その他お仕事漫画のおすすめ作品

今回の調査では挙げられませんでしたが、お仕事漫画として人気を博している作品は他にもたくさんあります。

  • 重版出来!/松田奈緒子
  • おたんこナース/佐々木倫子
  • サプリ/おかざき真里
  • 社畜人ヤブー/那智泉見
  • ナニワ金融道/青木雄二
  • め組の大吾/曽田正人
  • 宇宙兄弟/小山宙哉
  • ウエディングへようこそ/小林博美
  • G戦場ヘヴンズドア/日本橋カヲコ
  • 東京トイボックス/うめ
  • 鈴木先生/武富健治
  • バクマン。/原作:大場つぐみ・作画:小畑健 …など

漫画作品の中から仕事のヒントが見つかることも

お仕事漫画の中にはドラマ化やアニメ化した作品なども多く、皆さんが見知った作品もあったのではないでしょうか。「普段は漫画なんて読まない」という方も、今後の働き方や仕事のためになるヒントが見つかる可能性もあります。書店で見かけたらぜひ手にとってみてください。

ビジネス書のおすすめを男性と女性12名に聞いてみた!