オフィスが寒い原因は?寒さに悩む社会人ができる対策10
オフィスが寒いと悩む人は多く、生産性や従業員の健康を考えた時には大きな問題でもありますが、実際には対策は個人任せの環境が多いものです。オフィスが寒い原因や冷えに悩む社会人が個人でできる対策、おすすめの防寒グッズをまとめました。身体が冷える理由を把握した上で、適した対処法を実践してみましょう。
オフィスが寒いことは死活問題
オフィスは公共の場ですが、そのオフィスの空調の管理や温度の基準は誰が基準になっているでしょうか。実はオフィスが寒いという悩みを抱えるビジネスパーソンは非常に多いのです。
誰もが多少は経験しているものですが、寒い環境にいては集中力が持続しませんし、体調も崩しやすくなってしまいます。生産性を求め、より良い労働環境を求める上では労働者にとっての死活問題でもあるはずなのですが、真剣に議論されることは少ない実情があります。
オフィスの寒さに悩んでいる人が改善をするためには、どのようなことを考え、実践したらいいのか一緒に考えてみましょう。
理解しておきたいオフィスが寒い理由
オフィスが寒いと感じるのは、単純にエアコンの設定温度が合わないだけでなく、様々な理由があります。自分の環境に合った理由がわかれば、改善策も浮かびやすくなるでしょう。
1 基本的には暑い人に合わせるのが鉄則になっているから
ビジネスマナーとして服装というのは大切なものです。その服装を考えてみた場合、服を着けることはある程度可能だとしても脱ぐことはすぐに限界があります。そのため、「寒ければ厚着をしてください」ということで全体を最適化することが温度調節の上で鉄則となっており、そのために寒いと感じる人が多くなる傾向があります。
2 上役に合わせるから
会社の社長・役員・管理職は、男性と女性どちらが多いかといえば、日本では圧倒的に男性です。そのため上役が「暑い」と言えば温度が上げられやすく、男性と女性とでは暑いと感じる人は男性が多いために、女性からは寒いと感じる温度になりがちです。また、上の立場にいる人には自己管理の一環として運動やトレーニングなどを行っていることが多く、代謝が高めであるため、上の人に合わせるとオフィスが寒くなりがちです。
3 空調の仕組みの問題
多くのオフィスビルでは、スペースなどの効率を考えてルーフエアコン(天井に埋め込まれているエアコン)が一般的です。空気は、冷たい空気ほど下に降り、温かい空気ほど上に上がっていきます。そのため、エアコンを使えば夏も冬も冷たい空気ほど下に集まりやすく、デスクワークをしている従業員が寒さを感じやすいのです。
また、全体空調のビルでは他のオフィスも含めた温度管理が必要な場合もあり、調節しにくいなどの事情もあります。
4 個人の体質の問題
同じ人間でも、温度の感じ方は性差もあれば個人差もあります。そのため、個人の体質によって寒さの感じ方は違っています。この場合は、各自に合った対策が必要となります。
オフィスの寒さと労働環境
最近はオフィスの寒さを感じる人は女性だけでなく、男性も増えてきています。男性の場合、代謝や筋肉量、衣服のスタイルでは女性よりも寒さを感じにくい傾向があるものの、ストレスや過労によって自律神経が失調してしまい、体温調節がうまくできなくなっている人もいます(注1)。
そのため男女問わず、従業員のストレスや疲労に関しては、本人はもちろん周囲も気を配ってあげる必要があります。「オフィスが寒い」と感じていることは、自律神経失調のサインかもしれません。いつも忙しい人が、急に厚着をし出したり寒がっている様子を見たら、配慮してあげることも大切です。貴重な戦力が抜けてしまうことがないよう、管理者や同僚は十分に注意しましょう。
オフィスの温度管理ひとつで「パワハラ」「セクハラ」として訴えられる場合もありますので、温度管理はひとつの労働問題としてしっかり対応していく姿勢が企業にも求められます。
オフィスが寒い場合の10の対処法
オフィスが寒い場合に有効な方法を10個ピックアップしてみました。自分の状況に合わせたもので、適宜対策してみましょう。
1 エアコンの温度を調整してもらう
温度調整ができる環境であったり、権限を持っている人がわかる場合はエアコンの設定温度を調整してもらいましょう。環境省の推奨する温度設定は冷房が28℃、暖房が20℃となっていますが、快適と感じる温度は23~25℃とされているため、若干開きがあります。多数の意見があるようならとりまとめて進言すると、提案も通りやすくなります。
2 衣類を見直してみる
寒いと感じる場合には、日々の衣類を少し見直してみるのは個人の体質をサポートするためにとても有効な方法です。もちろん、会社に所属する従業員として最低限守るべき服装はありますが、その範囲内で何ができるか考えてみましょう。
服はぶ厚い生地のものを選ぶより、薄いものを重ね着した方が空気の層ができて温かくなります。宇宙服は14枚前後の特殊な生地が重なっているため宇宙空間でも寒さを感じないそうです。重ね着した方が脱いで温度調節もしやすいです。
今は機能性の素材が多くなっており、ビジネスシーンでの着用も問題のないインナーや靴下などが増えていますので、季節関係なく使ってみてもいいでしょう。特に、首元や足先・手先など、冷えやすい部分をしっかり保温することが大切です。
3 運動量を増やす
オフィスが寒いと感じる場合、体が冷え切ってしまった時などは、厚着をしても自分の体が熱を出さないため、温かく感じられないことも多いです。
自分の体が熱を発生させるためには、運動をするのが一番です。寒いと動きたくないと思いますが、ゴミ捨てやお茶くみ、トイレ、書類のコピーなどの名目でどんどんフロア内を動き回りましょう。エレベーターを使わず階段を使うのも有効です。動くことで、自然と身体が発熱してくれます。
4 基礎代謝を高める
基礎代謝とは、人間が運動などをしなくても消費するエネルギー量です。これはいわゆるカロリー量ですが、カロリーというのは熱量でもありますので、この基礎代謝が大きいほど体が発熱しエネルギーを消費していることになります。基礎代謝を高めるためには、血行を良くすることや筋肉量を増やすことが有効です。
普段の生活習慣や運動習慣が密接に関わりますので、根本的な対策として日頃から頑張ってみましょう。サプリの中には、一時的に代謝を高めてくれるものもありますので、活用を検討してみるのも良いでしょう。
5 食事に気を付ける
体を冷やさないためには、食事に気を付けることも大切です。特にオフィス環境で注意したいのが「飲み物」です。お茶、コーヒー、お水などが定番ですが、飲み物は基本的に常温、もしくはホットを選ぶようにすると、内臓から体が温まります。内臓の活動は温度が高い方が活発になり、結果的に全身の体温も高まるようになります。
食事では、サラダなどを控えて温野菜にしたり、温かいものを食べるのが有効です。野菜よりも肉類は体の熱を作る能力を高めてくれるため、寒がりの人は意識して摂取しましょう。
食品の傾向として、地中で育つ食品は体を温めやすく、地上で育つ食品は体を冷やしやすい傾向があります。果物のジュースやコーヒーは基本的に地上で育つため、体を冷やしやすい性質がありますので、好きな人も飲みすぎに注意しましょう。
6 場所を意識する
オフィスが寒いと感じる場合には、エアコンの風が直接当たる環境だったり、ドアの開け閉めなどで冷風が入ってくる位置にいる人も多いです。直接風に当たるようだと、体温が奪われてしまうため、直接風に当たらないように考えてみましょう。風よけの設置をお願いしたり、席替えをするなど交渉してみてください。また、日当たりのいい窓際の席などへ移動することで改善される場合もあります。
7 足元を温める
オフィスにおいて最も冷えが生じやすいのが足元です。足元には冷たい空気がたまりやすく、かつ足元の衣類は厚着が難しいという特性があります。
足元を温めるためには、衣類以外の方法として、デスク下にタイルマットや電気カーペットを持参したり、断熱性の高いスリッパなどを着用するといった方法が有効です。オフィスによっては確認や許可が必要になりますので、必ず許可をもらった上で利用しましょう。
8 暖房器具を使う
ヒーターや湯たんぽ、電気カーペット、身近なものだとカイロやブランケットなどの暖房器具を使って温めるのも効果的な方法です。これらは広いオフィスにおいては個人にしか効果がないため、個人的な問題の解決に有効です。
しかし、あくまで個人のために会社の電力などを使い、ヒーターなどは公共の動線を塞いでしまったり、火災などの原因になるリスクがありますので、使用の際は必ず確認を取ってください。
9 扇風機を使う
扇風機というと風を当てて涼しくするために使うのが一般的ですが、オフィスが寒い場合は冷たい空気を他のところに動かし、温かい空気を送るために使用します。設置場所などには工夫が必要となりますが、オフィスフロア全体に作用することができるので、エアコンの温度設定を変えたくないが体感温度を変えたいという場合には検討してみると良いでしょう。
10 タバコをやめる
タバコの成分は血管を収縮させ血行を悪化させるため、冷えを促進してしまいます(注2)。そのため、禁煙をすることによって体温が低くなるのを防ぐ効果があります。「いきなり禁煙は難しい」という方は、本数を少し減らすだけでも有効ですし、手近な喫煙室を使わずに外に出て吸うようにするとちょっとした運動にもなるでしょう。
オフィスでの寒さ対策どうしてる?15名の体験談
オフィスの寒さにお悩みの社会人の方から、どんな対策をしているのか、おすすめの商品などを聞いてみました。
見えないところで防寒
ぴよっこ(25歳 医療事務)
私は医療機関で働いています。自動ドアが開閉する度に外気が流れてきて寒くなることが多いです。特に受付は座っての事務仕事が多いので、足元が冷えます。
私は防寒対策として裏起毛のタイツを履いています。職場はパンツスタイルの制服なのでいくら下に着ていても誰からも何も見えません。見えないところでいかに防寒するかが肝心です。靴下二重履きも暖かいのでオススメです。あとは、お腹や背中に貼るカイロもしていれば最強です。
患者さんから見られる仕事なので膝掛けなどは使えませんが、医療機関ならではのマスクというものがあります。顔が覆われるので本当に早朝など暖房が効いていないときでも暖かいです。見えないところ、何気ないところで私は防寒対策を心掛けています。
エアヒートのくつ下で冷え予防
かな(30歳)
私のデスクは窓際に近いこともあって、かなり冷たい空気を感じます。暖房はついていますが、節電の為に十分な暖かさではないです。座り仕事が多いので、特にやはり足先が冷えます。膝掛けをしたり、足裏にカイロを貼ったりしましたが、カイロは正直歩きにくいのでやめました。
今は”足の冷えない不思議なくつ下”という商品をネットで購入して履いています。値段は一足1700円ほどするのですが、足の冷え予防には効果があります。エアヒートのくつ下で、膝くらいまで長さがあります。カラーは黒なので、デザイン的にも馴染みやいです。何重にもくつ下を履くのは大変ですが、このくつ下なら1枚でもしのげています。
また、上半身の寒さ対策は、背中にカイロを貼ると全体が温まります。
足元の冷えとその対策について
さくま(21歳 事務職)
私は事務をしていて、ほぼ一日中、事務所にある自分のデスクに座って作業をしています。うちの会社の建物は古く、暖房の設定を高めにしていても隙間風などで冷気が忍び込み、足の先からひんやりと寒気が上がってくるのです。
爪先の冷えが一番つらいと思います。ずっとひんやりしているのに、温めようと思ってもなかなか難しいです。足元ヒーターを設置できれば良いのですが、会社の都合上そのようなものは導入してもらえません。
こんな爪先冷えで悩んでいる私が最近使用しているものは桐灰の「足の冷えない不思議な足元カイロ 爪先用」です。貼るタイプを購入すれば靴下やタイツに貼って温めたいところで固定できますので、すごく便利です。会社近くの薬局では¥1,600で販売していて、箱を買ってストックしています。
宇宙下着と唐辛子
ガテン(23歳 技術職)
寒さ対策としてはまず、隙間風が服の中に入らないように工夫しています。風の侵入をふさぐことを前提として、次に体温を奪われなくするため、シャツはNASAでも採用された宇宙下着を着用しています。これは体温を利用して暖房効果を発揮する優れものです。一番下に着込むと効果がより発揮されます。
そして、私がこの下着にさらに追加して施している対策は、唐辛子の利用です。身体の適所に少量の唐辛子を入れた小袋を貼り付けておくと、カイロ以上に暖かくなります。
重ね履きで防寒対策
まるん(28歳 事務職)
仕事中に寒さを感じるのは、午前中にまだオフィスが温まっていないときです。身体の中で冷えが一番気になるのは、足元です。
私が職場で実践しているおすすめの寒さ対策は、とにかく足元を冷やさないように、重ね履きをすることです。さらにフリースの軽いブランケットをかけたり、それでも寒い時は足用のカイロを使います。
お気に入りの寒さ対策グッズは『足ほっと』、価格は1,728円です。厚手のタイツの下に履いていると足がぽかぽかしてきます。少し大きめの靴をはかなければいけませんが、冷えを感じるよりもずっと良いので、その部分には目をつぶって、とにかく足の冷えを感じずに仕事ができるように工夫しています。
なりふり構わず厚着で防寒
あゆみ(29歳 事務)
私のオフィスは空調が古いので、同じ部屋でもとても暑い場所とヒンヤリ寒い場所があります。私の席はその寒い方にあるので、冬場は常に寒さに悩まされています。基本的にデスクワークなのでオフィス内の移動も少なく、長時間座って作業をしていると腰回りが冷えてしまうので、入社2年目頃からなりふり構わずに防寒対策をするようになりました。
方法は至ってシンプルで、とにかくモコモコに暖かくするだけです。椅子の上にはフカフカのクッションを敷き、座っている間は大判のひざ掛けを腰にグルっと巻いています。意外にやっている人が少ないですが、クッションは効果絶大です。椅子に直接座るとひんやりする上に、お尻の血行が悪くなって余計に寒さを感じます。クッションを挟むことで、冷気をシャットアウトしつつ血行も維持できて、体感温度が上がります。
ホームセンターの寒さ対策について
ゆめの(36歳)
ホームセンターで働いているので、裏の従業員用通路を通ると本当に寒くて寒くて防寒はしっかりとしています。私は手の冷えが一番気になります。
重い物を持ったり仕分けしたりする時は、必ず少し厚手の作業作用の手袋をすると本当に暖かくて痛くないですし快適です。
あと、体全体に関しては900円前後のお腹に貼るホッカイロをつけるのが一番温まります。前は貼らないタイプをポケットに入れて持っていたのですが、それよりもお腹に貼った方が断然温まります。内臓がしっかりと温まってくれる感じがするので、体の芯からポカポカになり、薄着でも大丈夫なのです。
体を動かす仕事なのであまり分厚いジャンパーなどは着たくないので、貼るホッカイロと厚手の手袋で冬場の商品の仕分けなども倉庫で頑張っています!
おすすめの寒さ対策グッズ
リリィ(34歳 事務職)
昔から冷え性で特に爪先を初めとする足回りが常に冷えている状態です。職業柄、1日中座っていることが多く、血行が悪いこともその一因かと思います。職場では暖房が入っていますが、昼食時間、また終業後は暖房が切れてしまうため、いつも困っています。
そんな私の寒さ対策ですが、一つ目は電気ストール(DM-4884GY ツインバード工業)を膝から足までかけてブランケットとして利用しています。商品はアマゾンで4000円程度で購入しましたが、コスパがよく冬には必要不可欠となっています。
2つ目の寒さ対策は、足温器の活用です。こちらは頂き物ですが、プラスチック板を足元に置き、靴を履いたまま板の上に足を置くだけで、熱が足を暖めてくれます。足元なので周りの人には気づかれにくいですし、小さい器具なので持ち運びが簡易です。本製品の価格は不明ですが、商品の名前は「デスクスパ DS-3」というものです。
暖かくて血行も良くなり一石二鳥
めい(27歳 保育士)
仕事中に座っていることが多いので、座っている時に寒さを感じることが多いです。 特に足元付近は暖房が行き届きにくく、冷たい空気が留まりやすいので、足からお腹にかけて冷えてしまいます。お腹が冷えると体全体が冷えてしまうので、お腹が冷えてしまうのが一番の悩みでした。
そこでお腹が冷えてしまわないように、冬用の着圧タイツを着用してみることにしました。仕事着として着用しているズボンの下に、冬用のお腹部分とつま先がパイル地になっている着圧タイツを履いてみたのです。するとパイル地のおかげで腹巻きがなくてもお腹が冷えなくなりました。
冷えて血行が悪くなっていた足も、着圧によって血行が良くなって仕事終わりのむくみも改善されました。私のお気に入りの防寒グッズは「おそとでメディキュット タイツ ずっとあったか」で、1000円前後で購入可能です。
冬特有のスースーする寒さ
みーちゃん(26歳 事務職)
事務職なので一日のうちデスクで座って仕事をする時間がほとんどです。私は冷え性なので足の先がすぐに冷たくなります。手先はパソコンを使う事であまり冷えにくいですが少しパソコンを打たない時間があるとこちらも冷たくなってしまいます。
席を移動することがあるので、窓際の席や暖房が届きにくい席に座ることがあると、デスクの下の方からスースーとした空気が流れてきて足先から冷え始め、次第に身体全体が冷え、寒いと感じてしまいます。
ありきたりではありますが、大きめぶ厚めのブランケットを足先まで掛ける様にして、特に寒い時はユニクロのウルトラライトダウンのベスト3,990円で購入し、着るようにすると大分温まるようになりました。
これだけでもだいぶ違いますが、職場で可能なのであれば、レンジでゆたぽんという商品が1200円であるので足元にこれを置くだけで信じられないほど温まります。これがいちばんのおすすめです。
もこもこグッズで乗り切る!
けんけん(28歳 公務員)
私の職場では、冬の期間は午後6時30分以降になると自動的に暖房が切れてしまいます。そのため、部屋の中がだんだんと寒くなり、30分も過ぎると肌寒い感じになってきます。
早く帰れるのが1番なのですが、どうしても残ってやらなければならない時のために、いつもカイロとブランケットとユニクロのモコモコフリースを用意しています。カイロはお腹と腰に貼っておき、ブランケットを腰に巻いて、さらにフリースを着込むことで、暖房が切れた部屋の中でもなんとか寒さを乗り切って、仕事に取り組むことができています。
ブランケットとフリースはモコモコ、ふわふわしていて、暖かいだけでなく触ると気持ちいいのでリラックス効果もあると思います。
職場の寒さについて
たなか(31歳 会社員)
私は仕事の中で寒さを感じることがよくあります。地域柄、雪がふる場所なので冬の季節は大変です。特に寒さを感じる場面は職場の更衣室です。私の職場の更衣室は外に近いためかなり朝は寒いです。暖房も入っているみたいですが、朝はまだ暖まっていないため寒さ対策をして職場に出向いています。私は手足の先が一番寒さを感じます。冷え性なので指先は寒いところだと痛みを感じる程です。
私の職場での寒さ対策としては、厚手の靴下を履いて職場で働いています。厚手の靴下は、ユニクロで売っている物の中でも一番厚い生地のものを選んでいます。値段は忘れてしまいましたが、冷え性の私にはかなり温かく助かっています。
小さな事務所、大きな気温差
保湿専念女子(25歳 テレマ営業)
私の仕事は基本的にデスクワークと同じで座りっぱなしなので、動けない分いつも寒さを感じます。一応空調やストーブもあるのですが、運悪く体育会系の男の先輩の近くに置いてあり、温風が遮られて温かくないのです。服装は自由と言えど社内は土足厳禁ですので、足先の冷えは非常に厄介です。
私はまず、ブランケットで下半身を温めるようにしています。また、飲み物も自由に持ち込めるので、保温可能な水筒に温かいお茶を入れて持っていっています。
社内は靴の代わりにスリッパがOKなので、もこもこで温かいスリッパで暖を取り、それでも寒い場合は椅子の上に正座をして、足全体をブランケットで包むようにしています。雑貨屋に務める友人がプレゼントしてくれたブランケットは羽織ることも可能なタイプで、上半身が寒い時にも対応できて便利です。
とにかく着込む、身につける!
ムクムク(28歳 オペレーター)
コールセンターには体格が良い人たちが多くいますので、基本的には室内の温度は低めに設定してあります。椅子に座りっぱなしで電話をするため、自力で身体を温めることができません。
毎回寒くて温度を上げてもすぐに誰かが下げるため、冬場はワイシャツの中に長袖の服を着て、ストッキングはやめて厚手のタイツにします。それでも特に末端冷え性のため、指先が一番冷え、とても痛くなります。
最近は指なし手袋を108円で購入し、手袋をしたままお仕事をしています。キーボードさえ打てれば問題ないので、指も冷えずに助かっています。コールセンターで働いていて、接客がない方にはとてもおすすめです。手が痛くないということが こんなにも業務効率を上げることになるのかと感じました。
足が冷たくて仕事に集中できないことも
とんとんかちかち(39歳 事務)
社内のレイアウトによって、空調の風が直接当たるところはすごく寒いです。周りには外回りの男性社員も多いので、体感温度が違うのだと思います。じっと席に座っている事務社員には辛い温度設定になっていることもしばしば。特に冷えが気になるのは足先です。首から上は暑いのに、腰から下は本当に冷たいことが多いです。
パンプスのままでいるとかなり冷たくなるので、社内では必ずナースサンダルに履き替えます。足先が冷たくなりすぎると集中力がなくなり、仕事が捗らなくなってしまうので、そんな時は電気ブランケットを使っています。周りの女子社員も使っている子が多いです。足元が温まってくると頭はスっと冴え始め、集中して仕事が出来るので手放せないアイテムです。
オフィスが寒い時は一人で抱えない
オフィスが寒いという問題は、従業員個人の問題と考えられてしまいがちですが、実は職場の労働問題やオフィス管理の意識の問題である場合もあります。また、従業員の生産性に関わる重要な問題でもあります。
個人の権限でできる対策は限られていますので、もしも問題を感じるようであれば周囲に聞いてみたり、権限のありそうな人に相談してみましょう。一人で抱え込まず、全体の問題として扱った場合の方がより有効な対策ができることも多いのです。
もちろん、個人でできることはしっかり行った上で提案しなければ、却下されることもあります。できる対策は一つ一つしっかり行ってみてください。
参考文献