仕事が不公平!真面目にやっているのに自分だけと思った時の対処法
真面目にやっているのに仕事で不公平さを感じるという時は少なくありません。そういった時に、受け身の姿勢でいては解決は望めないでしょう。大事なのは、そこで自分がどのような行動を取るかということなのです。平等に仕事をするために、前向きに行動しましょう。
なんで自分だけ?仕事で不公平だと感じることは珍しくはない
仕事をしている上で、自分は不公平な状況にあるのではないかと感じることは珍しくありません。理由はどうあれ、不公平であると感じることは誰にでも起こり得ることなのです。ですから、もし自分が不公平な状況に置かれていると思ったら、どのように対処していけば良いのかを冷静に判断していく必要があるでしょう。悶々とした不満を抱えたまま働き続けることは、精神衛生上あまり良いことであるとは言えません。なるべく早く解決できるように努力していきましょう。
真面目に仕事をしているのに不公平だなと感じた時どうすれば良いのか?
仕事をしている中で、不公平だと感じた時には、まず原因を探す必要があります。その原因に対応した対策を講じることによって、不公平さをなくすことに繋げていけるのです。自分が何に対して不公平さを感じているのかをきちんと確認することが大切だと言えるでしょう。
真面目に仕事をしているのに明らかに正当な評価を受けていないという場合には、不公平だと感じてしまうのも無理はありません。自分は結果を出しているのに、上司はそれを評価してくれないし、他の人に手柄を横取りされてしまった、などといったことがあったとしたら、不公平だと憤慨することもあるでしょう。
真面目に仕事をしているのに正当な評価を受けていない時には、上司とのコミュニケーションを日頃から積極的にとるように心がけてみてください。正当な評価が得られないのは、上司がきちんと仕事ぶりを把握していないからであるという可能性があります。ですから、常に上司の意識をこちらに向けておくために、コミュニケーションをとっておく必要があるのです。
それに加えて、日頃から話したこともない部下を急に評価しようと思う上司はいないということも理由として挙げられます。成果主義だと言っても、よく知らない人を高く評価することはなかなか難しいものです。
また、報連相を正確にすることも大切です。報連相がきちんとできず、正確性に欠けていたり、タイミングが悪かったり、抜けていたりするのは絶対にしてはいけないことですから、注意が必要だと言えるでしょう。
不公平な扱いから逃れ、正当な評価を受けるためには、自分の仕事ぶりを見直す必要もあるのです。報連相が正確にできない人は、信頼を得ることができませんから、高い評価を得ることもできません。自分はきちんとできているかどうか、改めて確認してみてください。
仕事の量が自分だけ多すぎて不公平だと感じる時の対処の仕方
仕事をしていて不公平だと感じる理由のひとつとして、仕事量の偏りが挙げられるでしょう。自分の仕事の量が他の人よりも多いという不公平さを感じている人は、少なくはありません。そういった不公平さを解消するためには、自分の行動が重要であるということを強く認識する必要があります。
無理だと思ったら他の人にも仕事を手伝ってもらう
不公平だと感じるほどに大量の仕事を振られてしまい、これは自分だけではどうにもならないと思ったら、他の人に手伝ってもらいましょう。手伝ってもらうことに躊躇いがあるという人もいるでしょうが、そういった遠慮や躊躇はなるべく感じないようにしてください。
このままでは絶対に終わらせることはできないし、自分がつぶれてしまうから手伝ってほしい、ここだけでもいいから助けてもらいたい、と説明すれば、手の空いている人なら手伝ってくれるでしょう。もちろん忙しそうな人に声をかけるのは失礼ですからやめておくべきです。
自分のところにだけ大量の仕事が回ってきているということは、職場には必ず他に手の空いている人がいるということです。その人を見つけ出して、手伝ってもらうようにするのが不公平さを取り除くためのポイントです。
仕事を頼む時には、どこをどのようにやってほしいのかを具体的に指示しましょう。そうすれば相手もやりやすくなりますから、この仕事は自分にはわからないから無理だ、と一蹴されてしまう可能性も低くなります。
何でも二つ返事に仕事を引き受けないようにする
不公平なまでに仕事量が増えてしまうのは、仕事を頼まれた時に断ることができずに引き受けてしまうからです。ですから、引き受ける仕事の取捨選択はきちんとするようにしましょう。イエスマンになってしまっていると、いいように利用されてしまいます。
あれもこれもと頼まれたものを引き受けて、結局終わらせることができなければ、何の意味もありません。自分が今抱えている仕事を把握して、その上で本当に取り組むことができる量の仕事でなければ、引き受けないようにしましょう。
あの人に頼めば何でも引き受けてくれるから、何かあったら押し付けてしまおうと思われてしまっては、どんどん断りにくくなってしまいます。安易に仕事を引き受けるのはやめておくべきだと言えます。
仕事に優先順位をつけるようにして働きやすくする
仕事がどんどん溜まっていってしまうことで、その量が周囲と差をつけてしまうことも問題のひとつです。ですから、不公平だと感じないためには、抱えている仕事に優先順位をつけましょう。この仕事は納期が近いから早めに片付けよう、これはまだ余裕があるから当分先でも問題ない、といったように、自分の中で計画を立てるのです。
そうすることで、心にも余裕を持つことができますし、スケジュール調整をすることが上手くできるようにもなります。仕事量が多いのであれば、それを上手くさばく必要があります。仕事に優先順位をつけることによって、振られた仕事を整理することができるので、働きやすくなることは間違いありません。
仕事が散らかったまま進めようとすると、納期が迫った仕事を急いでやらなければいけなくなったりして、自分ばかり仕事をしなければならないのか、という気持ちは強まっていく一方です。身の周りの整理は基本であると考えておきましょう。
あまり完璧であることにこだわりすぎない
不公平なほどに仕事量が増えてしまうのは、ひとつひとつの仕事を完璧に仕上げようとこだわりすぎているからであるという可能性も考えられます。もちろん完璧に仕上げることは大切なことではありますが、それが原因で仕事量が周囲よりも多くなってしまったのでは意味がありません。
任された仕事は、完璧に仕上げなければいけないというわけではないということを覚えておく必要があります。完璧主義である人の目指すところはかなり高いレベルですから、実際はそこまで要求されていないことがほとんどなのです。
完璧であることにこだわりすぎると、ひとつの仕事を仕上げることに時間がかかりすぎてしまうため、どんどん仕事は溜まってしまいます。ですから、仕事をさくさくとこなしていくためには、ある程度完璧であることへの執着を捨てる必要があるのです。
適当にやるのではなく、力を抜いても良いところを上手く探すことが大切だと言えます。完璧主義であることを貫き通したいのであれば、力を抜いた上で完璧に仕上げたものを作り上げることに集中しましょう。
仕事が多すぎることを上司に相談する
仕事が多すぎることを上司に相談するのも、不公平な仕事量を解決する方法のひとつです。今、自分がどれくらいたくさんの仕事を抱えているのかということを上司に相談してみれば、何か解決のために対策を講じてくれる可能性があります。
上司が何も考えてくれなければ、その上司に相談してみるというのももちろん良いでしょう。とにかく誰か、自分よりも立場が上の人に現状を伝えて、どうすれば良いか相談してみるのは大切なことです。
自分が困っていることを誰も知らないままでいると、どんどん状況は悪化してしまいます。ですから、なるべく早くヘルプサインを出すことが求められるのです。特に仕事を振ってくることが多いであろう上司には、必ず知っておいてもらうべきでしょう。
責任感を強く持ちすぎないようにする
責任感を強く持ちすぎて、自分を追い詰めてしまうのもいけません。責任感が強いことは長所でもありますが、仕事をする上で自分を傷つけてしまうことにもなりかねないのです。特に仕事量が多いような時には、これを絶対に自分がやらなくてはいけないのだ、と思い詰めてしまうと、どんどん苦しくなってしまいます。
自分が全て背負わなくても良いのだということを意識しておかなければ、仕事をこなすことはできません。もちろん任された仕事を放り出して良いというわけではありませんが、責任感を強く持ちすぎるあまりに自分がつぶれてしまっては元も子もありません。
誰かに頼ることもできるし、絶対に自分がやらなければいけない仕事ではない可能性もある、ということも考えられるのです。責任感に縛られて、不公平な仕事量に圧し潰されないようにしましょう。
上司に他の人にも仕事を回してもらうように頼んでみる
自分ばかりに仕事が回ってきて不公平だと感じているのであれば、上司に他の人にも仕事を回してもらうように頼んでみましょう。自分だけではなく他の人も今おそらく手が空いていると思う、と遠回しに伝えてみれば、上司も察してくれますし、そちらに回してくれる可能性も高くなります。
他の人に仕事が回ってくれれば、自分への負担は軽くなりますし、不公平な仕事量を任されることもなくなります。どのように仕事を振るのかは上司の裁量次第ですから、他の人にも回してほしいと頼んでみる価値は十分にあると言えるでしょう。
自分が今抱えている仕事があることを伝える
仕事を頼まれた時、自分が今、別の仕事を抱えていることをきちんと伝えるのも、不公平に多い仕事量を回避するための方法のひとつです。自分は別の仕事で手一杯なので、今は他の仕事を引き受ける余裕はないということを説明すれば、相手は納得してくれるでしょう。
ただ単に仕事を拒否するだけでは、どうして仕事を引き受けてくれないのか、と思われ、心証が悪くなってしまうことも考えられます。そうなれば、人間関係にも支障をきたしかねません。ですから、自分は今こういった仕事をしていて、この日までにやらなくてはいけないから引き受けることはできない、と詳しく説明する必要があります。
仕事に慣れている人に効率の良いやり方を相談してみる
仕事に慣れている人は、仕事を多く振られた時の効率の良いこなし方を身につけています。ですから、仕事量が多い時にはそういった人に相談してみるのもひとつの手段でしょう。仕事量が多い時には何から手をつけるべきなのか、どのように計画を立てればスムーズに進められるのか、といったことを教えてもらうことができれば、仕事量のことでの混乱を少し軽減することができます。
仕事に慣れている人からのアドバイスは、貴重なものですから大切にするべきだと言えます。相談できる場を作ることができれば、せっかくの機会ですから、仕事で不公平だと感じた時のやり過ごし方についても聞いてみると良いでしょう。
意見や行動の仕方は人それぞれです。ですから、なるべく色々な人の意見を取り入れるのが理想的であると言えます。角が立たない程度に気をつけながら、周りの人の話を聞いてみましょう。
仕事の不公平さに耐えきれなければ転職を考える
どのような方法を試しても、不公平さに耐えきれないという場合には、転職を考えるのもひとつの手段です。転職エージェントを利用したり、ハローワークを利用したりして、新しい会社での活躍を望むことは決して悪い選択ではありません。
不公平な環境を変えることができないのであれば、自分が動いて身の置き場を変えるしかないのです。何にせよ、自分が行動しなければいけないということは確かなことだと言えるでしょう。また、給料面で不公平さを感じているという場合には、転職をすることでそれを解消できることも考えられます。
転職にはリスクもありますが、それ以上に大きなメリットもあるという考え方もできますから、悪い方にばかり考える必要はありません。
仕事で不公平さを感じても前向きに取り組んでいこう
仕事をしている上で、不公平だと感じてしまうとやる気を失ってしまうことも多々あるでしょう。ですが、そういった時こそ自分を奮い立たせる方法を試してみてください。仕事へのモチベーションを保つことは大変ではありますが、不公平だと嘆くよりもまずは何かしらの行動を起こしてみましょう。それが自分にとって良い結果をもたらすことも十分考えられるのです。毎日の仕事に追われる中で、できるだけ前向きな気持ちを持つことが大切だと言えるでしょう。