退職願は手書き?!ここが気になるQ&A7つ
「退職願って手書きの方がいいの?!」こんな疑問を持ったらすぐに正しい答えを知りましょう。会社を去る時も社会人として最低限のルールやマナーが必要です。ここでは誰もが一度は頭をよぎる質問と答えをご紹介します。
「退職願は手書きでも大丈夫?!」みんなが知りたい疑問にお答えします
お世話になった仕事場を辞めようという決断、人生の一大決心をしたためる退職願は社会人として恥ずかしくないものを用意したいですよね。
ここでは考えだしたらキリがない退職願についてのQ&Aをご紹介します。モヤモヤしている疑問を解決させて、納得のいく一枚を用意しましょう。
Q1.退職願は手書きで大丈夫?
「立つ鳥跡を濁さず」という言葉もあるくらい、今までいた場所を去る時にはより一層気を付けて大人な対応をしたいものです。自分の意志で仕事を辞める思いを伝える退職願は、受け取る会社側に失礼のないように気を付けましょう。
そこで最初に頭に浮かぶのが「手書き?それともパソコン?」ということではないでしょうか。
答えは、手書きでもパソコンでもどちらでもOKです。ただし会社に退職願のフォーマットが用意されている場合はそちらを使用しましょう。
Q2.退職願に指定の用紙ってあるの?
退職願に使う用紙は基本的に白いB5サイズのものを用意しましょう。会社指定のフォーマットがB5サイズではない場合は、そのサイズに合わせた封筒を用意することもお忘れなく。
自分で退職願の用紙を用意する場合は、模様や薄っすらと色が入っているような「白っぽい」用紙にならないように注意しましょう。
用意する退職願の紙のサイズによって入れる封筒の大きさも変わってきます。必ず用紙と封筒のサイズを確認するようにしましょう。
Q3.退職願の理由って書くべき?
退職願を出すに至るまでの理由は人それぞれです。会社を去る後ろめたい気持ちから、退職願の理由を事細かく記す必要はありません。
一般的には「一身上の都合」というフレーズを使います。一見シンプルで無難に思えますが無理をして作り話をするよりは、「辞めます!」という意思だけがしっかりと伝わるからです。
お世話になった上司や先輩などには詳しい理由を口頭で話すとして、退職願はビジネスライクなフォーマルさを保つために「一身上の都合」を使うことをおすすめします。
Q4.パソコンを使う場合、署名はどうするの?
手書きで退職願を用意する場合と同じく、パソコンで用意する場合でも署名は手書きでするようにしましょう。近頃は自分のハンコやサインをパソコンに読み込んで使う電子印と呼ばれる便利なものもありますが、署名は直筆で退職願の最後に記しましょう。ハンコは文面の最後に日付と自分の部署・名前を記した横に添えるように押します。
Q5.退職願って縦書きでもOK?
退職願は基本的に縦書きでも横書きでも用意することができます。しかし一般的には横書きが多く用いられています。
パソコンを使って退職届を作成する場合は、エクセルなどの退職願のテンプレートやフォーマットを利用することも可能です。その場合は宛名や日付・自分の名前などを記入するだけなのでお手軽ですが、必ず直筆の署名と押印を忘れないようにしましょう。
Q6.退職願と退職届は同じもの?
皆さんは「退職願」と「退職届」の違いをご存知ですか?一見同じように思えてしまう2つですが、実際に含まれている意味合いは大きく違います。
退職願はあくまでも「退職をする意志をお知らせするもの」「退職をお願いするもの」ですが、退職届は「退職します!」という断言を含んでいます。
退職届を一度提出してしまうと、受け取った会社側も退職届を出した人は必ず仕事を辞めるという体で動きだすので退職を取りやめることは難しくなってしまいます。
退職届を会社に提出する時には「絶対に辞めます」という強い決断を下した時にしましょう。
余談ではありますが似たもので「辞表」というものがあります。辞表はすべての人が出せるものではなく、管理職などの役職に就いている人や公務員が退職をする際に提出する書類になります。
Q7.退職願はいつ会社に提出する?
退職願を提出するタイミングは最低でも退職予定日の1カ月前には提出しましょう。急に退職を告げられると会社側も引継ぎなどの準備をする期間が十分に取れないので迷惑をかけてしまいます。
退職の心を決めた時点で前もって早めに退職願を提出できるように心がけましょう。ただし精神的な問題を抱えた末での退職理由な場合は「すぐにでも辞めたい」という気持ちの人も多いかと思います。そのような緊急事態でも2週間前には退職願を出して残りの14日間を乗り切りましょう。
退職願は手書きでもパソコンでもOK
退職願は「退職する旨を伝えることができたら何でもいい」というものではありません。実態に退職願の中に書かれている文は至ってシンプルであっても、その他の小さなルールに気を配ることも大切です。
ふとした疑問はすぐに正しい答えと知識を身に付けて、社会人として恥ずかしくない退職願を提出しましょう。