退職の送別会で贈る花束の相場を15人に聞いてみた
退職の送別会のクライマックスは花束贈呈のシーンです。会社を去っていく人に敬意を込めて贈る花束の相場について体験談を紹介しています。どんな花束をどんなタイミングで贈るといいのか、気になる花束の相場と共に確認していきましょう。
退職の送別会で贈る花束の相場は5,000円
体験談では、退職の送別会で贈る花束の相場を聞きました。多くの人が花束の値段は5,000円だったと答えています。もちろん退職者の地位や会社への貢献度、付き合いの深さによって花束の値段は変わります。会社の送別会では花束と一緒にプレゼントを渡すケースが多いことを考えると、5,000円位が丁度いいところなのかも知れません。
退職の送別会で花束を渡すタイミング
退職の送別会で花束を渡す絶好のタイミングと言えば、退職者の挨拶の前が一番いいです。退職する人の挨拶の前に花束やプレゼントなど贈るものを全て渡してしまってから花束を抱えた状態で挨拶をしてもらうと、記念写真も映え、より感動のシーンを演出することができます。
映画のアカデミー賞授賞式でも、受賞者の挨拶はトロフィを抱えて行っています。オリンピックのメダリストがいただいたメダルを首にかけてインタービューを受けていることも考えると、アイコンとなるものを体の側に置いて挨拶をすることで、お祝いの場がより見栄えがすることが分かります。
一方、送別会ではなく、退職者の最終出社日の仕事終わりに花束を渡す慣例の会社も多くあります。その時は、退職者に挨拶をもらってから最後に花束やプレゼントを渡すといいでしょう。退職の理由が何であれ、大きな拍手に包まれながら職場を去るのは、一生忘れられないステキな思い出になります。
退職の送別会で贈る花束は大きい方がいい?
退職の送別会で贈る花束は、大きければ大きいほど花束を受け取る退職者の驚きも感動も大きくなるものです。できるだけ大きな花束を渡したいところですが、芸能人ではないので、もらった花束を持って帰ることを考える必要があります。
持ち帰ることを前提とすれば、持ち帰りやすい大きさの花束がいいでしょう。その場合、花束が入る大きさの紙袋をあらかじめお花屋さんにもらっておき、送別会の帰り際にさりげなく渡すのがスマートです。
束ねられた色とりどりの花が紙袋から見えるのが恥ずかしいと思う人もいるかもしれませんが、お祝いされたことが分かる花束を見た人は、なんとも微笑ましく温かい気持ちになるものです。
退職者に無関係の人も幸せな気持ちにさせてくれる花束ですし、花束を受け取る機会は長い人生の中でそう何度もあることではありません。花束を手に家に帰る時間もわずかなのですから、ここはひとつ、大き目の花束を贈ってみてはいかがでしょう。
退職の送別会で贈る花束の相場体験談
ここからは、寄せられた退職の送別会で贈る花束についての体験談を紹介していきます。退職者に贈る花束は、御祝いなのでたくさんの色で彩られた明るい感じの花束がいいでしょう。退職する人の人となりや退職の送別会で贈る旨を花屋さんに伝えると、いい感じの花束を作ってもらえます。予算に応じて贈ってあげてください。
明るく華やかな花束を。サイズも注意。
月子(32歳)
営業事務、勤続10年です。同僚が転職するため退職した際に、花束を手配しました。7年ほど一緒に働きました。3000円程の花束を選び、いつもお花をお願いしているお花屋さんには、その同僚が好きな色(ピンク)を伝え、予算に合うように作ってもらいました。
電話で依頼し、職場まで持ってきてもらったのですが、ピンクの花が可愛い華やかな花束でした。
送別会ではなく、職場の終礼にて、退職者が最後の挨拶をし、花束をわたすという流れがあるので、今回も終礼時の最後の挨拶が終わり次第、花束を渡しました。たくさんの拍手とともに花束を抱えた同僚は、とても喜んでいました。
明るい色の華やかな花束なので、最後に一緒に撮った写真の見栄えも良かったです。サイズは、大きすぎると持ち帰りが大変、小さすぎると貧相に見えるので、お花屋さんとよく話し合い、ベストなサイズを作ってもらえるといいと思います。
ビタミンカラーの花束
すもも(27歳)
地方の食品工場で経理事務員をしています。勤続年数は6年目になります。退職された方は上司です。定年を迎えられての退職で5年間一緒に働かせていただきました。
退職の送別会でお渡しした花束は5000円のものです。穏やかで明るいお人柄でしたので、いつまでも変わらずにいてくださいという意味を込めまして、試行錯誤の結果、黄色のフリージアやオレンジ色のガーベラ、ミニヒマワリをメインにしたビタミンカラーの花束をお渡ししたしました。
花束をお渡ししたタイミングは、退職のご挨拶を終えられた直後です。誠実でいい上司でしたので、職員全員から慕われていた方です。思わず泣いてしまった私につられ、その方も涙されていました。大変喜んでくださり、こちらも嬉しかったです。
花束はできるだけ大きいほうがいいです
ベンジャミン(39歳)
不動産業に7年ほど勤めています。退職したのは、私の部下です。同じ不動産業界に転職することになりました。部下(女性)と一緒に働いた期間は3年ほどで、結構愛着のある部下でした。
送別会で花束を渡すことを決めたのは、私のアイデアでした。サプライズを兼ねて、送別会の最後に渡しました。花束の値段は、8000円弱。渡した花束は、ピンクと白いバラをかたどった筒形の花束です。花束って結構お金かかります。というかバラ1本250円位します。
フラワーコーディネーターの方と相談して、予算やコンセプトを決めました。その際にアドバイスを受けたのは、花束はより大きいほうがインパクトがあるということです。多いほうが喜んでもらえる率が高いとのことで、実際に渡したところ、非常に喜んで(目に涙を浮かべながら)受け取っていただきました。
感謝の気持ちを込めて
はな(24歳)
私は清掃業をしていて今年で4年目になります。年齢は私より2つ上ですが、退職した人との関係はライバルでもあり良き友でもある私と、入社以来ずっと頑張って働いてきた同期の人です。入社してから今まで3年間ずっと毎日一緒に働いてきました。
その同期の送別会には、日頃から感謝してもしきれないぐらい沢山刺激などをもらったので、今回はそんな同期に花束をあげることにしました。花束の値段は5500円でした。
渡した花束はやはり全て薔薇で真っ赤な花束にしてもらいました。花束は、同期が最後の挨拶をした後に、私がこっそり同期の後ろに行きおどろかせながら花束を渡しました。
同期は号泣するも私も急に寂しい気持ちになりもらい泣きしそうでした。3年とは言え、今まで必死に働いてきた良き友がいざやめるとなると、こんなにも色々と昔の事を思い出すとは思わなかったです。同期には次の仕事場でも本当に頑張って貰いたいと心から願います。
花屋さんへのオーダーの仕方が大切
nekoneko(32歳)
現在勤続11年目の事務職です。入社当時は上司でしたが、役職定年となり、同等の立場で仕事をした同僚が定年退職する際に花束をお渡ししました。
退職された方とは、トータル2年しか一緒に働いてはいませんが、席が隣同士で、自分がわからないことなど、フランクに教えて頂きました。そういったご縁もあり、花束等送別の品の準備をさせていただきました。
花束については、お花屋さんに性別・年齢はもちろん、普段のスーツの色や好みの色をお伝えして作成頂きました。花束のほかに送別の品も渡す予定でしたので、花束は3000円でお願いしました。
最終出勤日ではなく、課で送別会を開催した際、最後ご挨拶を頂く前に皆の前でお渡ししました。理由は、最後のご挨拶は花束を持ってお話していただいたほうが写真等撮りやすいからです。花束自体は、ご本人の好みにぴったりのものだったようで、とても喜んで頂きました。
笑うつもりが泣きました
トモコ(38歳)
百貨店で勤めて18年になります。百貨店内のアパレル会社で洋服を販売していましたが、5年間働いた部下がとうとう出産で退職することになり、みんなでお花を渡すことになりました。
そのスタッフはあまり可愛いものは好きではなく、恥ずかしいという考えの部下でした。ですが、出産という素敵なイベントを目の前に退社することになっていたので、ここは花をあげようとみんなで考え、あえてどピンクの花束にして笑ってもらおうということにしました。
スタッフ4人で1000円ずつ出し合った5000円の花束は割と立派なものになりました。あえての花束なのでとても可愛らしくバラ、ガーベラなどで甘さ満載の花束でした。
送別会ではなく1日の業務が全て終わったところでみんなで集まって、最後の集会をしている時に笑いながら渡す予定だったのですが、今までの感謝の気持ちが溢れすぎて、こちらも泣きながら、もちろん受け取る方ももらい泣きしながらの笑わせるというコンセプトは全く狂ってしまうことになりましたが、とても良い感動の最後になりました。
彼女は「元気な子供を産んできます!」と泣きながら笑っていました。とても喜んでもらえて良かったと思えました。
お花っていいですね
まゆちん(23歳)
デイサービスの介護職員として1年半経った頃です。最初から一緒に働いていた当時の管理者が退職するとのことで3000円の花束を渡しました。
管理者が大人っぽい方だったので、オレンジ系のお花でまとめました。送別会ではなくいつも行う最後の終礼の最後に渡しました。サプライズで話していなかったためびっくりしたようでしたが、とても喜んでもらえました。
管理者として、長くデイサービスを支えていただいただけに、退職はとても悲しいものでした。いくつもの困難なトラブルを回避できたのが管理者のおかげだったので、花束という形ではありますが、感謝の気持ちを少し伝えられたのかと私は思っています。贈り物に迷ったやっぱりお花です。
美しい彼女をいっそう引き立ててくれました
@daisuke@(48歳)
私の勤める会社は情報通信インフラを手掛けています。20年ほど前に同じグループで働いていた女性が、実家に帰る事になり退職した時の話です。彼女は当時24歳、とても美人で元気の溢れた女性で、グループ意外の異性からも人気が高く、かといってそれを鼻にかけるような事もなく男性からも女性からも好かれていました。
そして彼女が退職をすることになり、初めは10人程度で送別会をやる予定が、瞬く間に参加希望者に溢れ、80人を越える人数となったため、居酒屋をやめて舞台のある小さなホールを貸しきりました。
参加者は彼女に応援の言葉を贈ったり昔話に花を咲かせたりと、とにかく大盛り上がりとなりました。宴もたけなわとなり彼女が壇上で挨拶をする時間となり、その時に花束を渡す役が私でした。
準備した花束は5000円です。花束にはピンクと白をバランスよく散らせてもらい、美しい彼女をいっそう引き立ててくれました。彼女は花束を抱え泣きながら最後の挨拶をしてくれたこと、いまでもしっかりと目に焼き付いています。
定年退職の方へ贈りました
ゆゆゆゆゆん(30歳)
小売業の一般事務に勤めて3年目の時に、仕事を丁寧に教えてくださった方が定年退職を迎えるにあたり、花束を贈った経験があります。新人時代から一緒でしたので3年は毎日一緒に働いていました。
花束の予算は5000円程度です。コンセプトは「派手すぎず感謝の気持ちが伝わるもの」でした。電車通勤をされている方で、しかもご年配の男性の方だったので、赤やピンクは控えめに、電車内で目立ちすぎないようにお願いしました。
送別会ではなく、パート勤務の方含め、人が集まる時間の17時の夕礼時にお渡ししました。当社は開業してまだ浅く、定年退社で退職される方は初めてでした。そのためか、ご本人は想定外だったみたいで、とても喜んでいただきました。社員全員からよせたメッセージもつけたのも効果的だったのかもしれません。
バラのトゲは抜いた方がいいかも
かおり(53歳)
病院関係に10年ほど勤務しております。退職された方は仲のよい同僚で、5年ほど一緒に働いていました。
送別会に贈る花束ですが、送別に贈る品物もありますので金額は3500円くらいに仕上げてもらいました。女性の方なので可愛らしいものをと思い、花屋さんに相談して真っ赤なバラとあとはお任せでしたが、黄色やピンクの花が入った可愛らしい感じの花束となり、とても喜んでもらえました。
花束は送別会の終わりのあたりで本人の送別の挨拶の前に、後輩の同僚に渡してもらいました。送別会終わった後、二次会にも花束を持って歩いていて、バラの花のトゲが痛いと言っていたので、事前に軽くとってもらえばよかったのかなと思いました。
その人のイメージにあった花束
ももか(35歳)
事務職を10年しています。退職したのは同期で、10年間一緒に働き、休みの日も一緒に過ごすなどとても仲良くしてきた人でした。送別会では、みんなでお金を出しあって、5000円の花束を渡しました。
花束はその人をイメージして可愛らしいピンク系で、かつ大人っぽい落ち着きのある配色でとお願いして作ってもらいました。花を包む包装も豪華にしてもらえて、バラを中心にしたイメージどおりの花束ができあがりました。
送別会で退職者の挨拶の後に、記念品と一緒に花束を渡しました。元々花が大好きな人で、これまで退職する人に花束を渡す度に、自分も退職するときに花束をもらいたいと言っていたので、ようやく自分ももらえたととても喜んでいました。
お世話になった先輩でした
ゆず(23歳)
私が管理栄養士として入社し、1年目の時、半年ほど経ち仕事にも慣れて来たときにとても良くしてくださった先輩が退職されるということとなり、送別会が開かれました。
先輩とは半年ほどしか一緒に働くことが出来ませんでしたが、とてもお世話になったため、送別会で用意されていた花束やプレゼントとは別に3000円の花束を用意しました。先輩は元気で笑顔の素敵な方でしたので、黄色やオレンジ色などをメインに先輩のイメージに合わせたものにしました。
個人的に渡す物でしたので、送別会がお開きとなり、落ち着いた時に手紙を添えてこっそり渡しました。先輩は予想もしていなかったようで、びっくりしていましたが、涙を流して喜んでくださいました。
鬼瓦といわれた上司の涙を見ました
あーさん(25歳)
私は今の職場に勤めて8年目になります。退職されたのは私が勤め始めた頃からの支店長で8年間お世話になりました。定年退職されるということで盛大に送別会を開こうということになり、退職祝いの花束を5000円ほどで用意することになりました。
女性事務社員たちでどのような花束にするか相談し、定年まで勤めあげた支店長のために最後は華やかで豪華な花束を用意しようということになりました。
ユリの大きな花をメインにまわりには小さなバラなどを配置して頂きました。華やかさを強調したかったので、花の色はピンクにしてもらいました。
送別会が始まり支店長のあいさつの前に花束を渡し、あいさつの言葉を頂戴しました。とても厳格な支店長で近よりがたいイメージの支店長でしたが、最後は涙を流して感動してくださっていました。
明るい人柄をイメージしたお花を渡しました
あかり(41歳)
私は医療関連の仕事を8年程勤務しています。5年間一緒に働いた上司でもある主任が退職する際に花束を渡しました。送別会の際に渡した花束は2500円程度のものです。
退職された主任は大変明るくておおらかな性格の方でしたので、その性格をイメージした花束を作ってもらいました。主に黄色やオレンジ色、グリーンを中心とした色を中心に、ひまわりやガーベラなどを使ってもらいました。また女性らしさも持ち合わせた方でしたので、あまり大きな花束ではなく少しブーケ風に小さ目で可愛らしく持てるような大きさにしてもらいました。
花束は退職者の挨拶が済んだ後に渡し、可愛いと喜んでもらえました。また花束の他にもギフトのお品を渡したこともあり、どうしても荷物が多くなってしまったのですが、小さめの花束にしたことで持ち帰りやすく自宅でも飾りやすいと好評でした。
豪華な花束でした
ムラさん(75歳)
私は金融企業勤務で勤続38年です。定年退職した人は1年先輩の同僚で、この人とは5年くらい本部で一緒でした。要領やマニュアルを一緒に作っていました。
送別会の花束は部下の女性に一任しました。費用は大体5000円くらいだったと思います。花束はお花やさんが送別会で贈りますと言ったら適当に選んでくれたとか。白やピンクや赤や黄色の花が交じっている豪華な花束でした。
花束は上司がその人の今までの功績等を紹介した後に女性の方から贈呈しました。そのあとに退職者の弁です。どこでも同じですが長いようで短かった、今考えると今までいろいろなことがありましたが、ここの企業につとめ、最後まで勤め上げたことに誇りを持っていると感じられる挨拶でした。
退職した後は会社にかかわっている子会社のパートで少し働くと言っていました。本当に長い間お世話になりました。このようなお見送りをしていただきありがとうございましたという気持ちでいっぱいでした。まあ喜んでいたと思います。