社内恋愛のアプローチで気をつけるべきこと
恋愛結婚をした夫婦の出会ったきっかけの中で、多くを占める「社内恋愛」。
会社の中に気になる人がいると、会社に行くのも仕事をするのも楽しくなりますし、相手に見られているという緊張感から仕事にも張り合いが出るというもの。
例えば、以前は銀行などでは、一般職の女性は男性社員の結婚相手の候補としてふさわしいかどうかで採用を決めていたとも言われていました。社内恋愛を禁止する会社もある一方で、夫や妻が同じ会社だった、あるいは昔働いている場合、仕事の内容や長時間労働などにも理解があると考えられるので、会社にとっても好都合だったのです。
しかし実際は、社内恋愛はいいことばかりではありません。
相手にアプローチをして両思いになり、付き合ったとしても、告白をして断られ、別れることになったとしても、これまでと同じように会社の中で顔を合わせることになります。その気まずさから、一歩を踏み出すことができない人も多いのではないでしょうか。
ですがだからといって、何もせずに諦めてしまって、もし相手が別の人と付き合ったり結婚をしてしまえば後悔をしてしまいますね。あの時、行動していれば……と思わないためにも、まずは動いてみることが大切です。それはいきなり告白したり、連絡先を聞いたりということではなく、自分が相手に好意を抱いている、ということを相手にそれとなく察してもらうことが大切なのです。
社内恋愛ほど、戦略を立てやすい恋愛はありません。
相手が自分に気がなくても、どちらかが会社を辞めたり部署が変わらない限り、毎日顔を合わせることができるのは、社内恋愛における最大の強みと言えるでしょう。
社内恋愛のアプローチで男性の脈ありサインは「自分を意識してくれているか」
まずは意中の相手が、自分をどの程度意識してくれているのか?を見ましょう。
分かりやすいのは、例えば相手に話しかけた時、端的に返事が返ってくれば、まず相手はあなたのことを会社の仕事仲間としてしか見てないと考えていいでしょう。
少しでもあなたに親しみを感じてくれていたり、好感を持ってくれていれば、業務以外の「無駄話」をしてくれることがあります。それをもってすぐに「脈あり」とはなりませんが、少なくともまずそこの土俵にまで上がる必要があります。
脈がありそうなら相手のことを全力でサポートする
つけ入るスキのないような会話をしてくる相手に対しては、他の人にはどういう接し方なのかを観察した方が良いでしょう。同性ならばもっとくだけた会話ができるのか。あるいは異性の中で、会話がよく続く相手がいるのか。そしてそれは単純に親しさが違うだけなのか、あるいは元々の性格や、口下手ゆえのものなのか。
仕事以外の世間話ができる相手には、とにかく聞き役に徹することが重要です。まずは相手の仕事の内容や状況を把握し、もしサポートできる立場にいるなら全力でサポートしましょう。仕事上で頼られる存在になることからがスタートです。
脈がなくても気にしない
社内恋愛で結婚をする男性にとって「面倒くさくない」相手であることは重要です。仕事のことに理解があり、相手を意識する前からその人の人となりについて知っていることが多いため、やたらと駆け引きする必要がない、ということもメリットの一つ。
もちろん脈はあるほうがいいですが、脈はなかったとしてもいくらでも挽回できる、それが社内恋愛なのです。
社内恋愛のアプローチで女性の脈ありサインは「目が合うか」
対して女性はどうなのでしょうか。
女性の脈ありサインとしては、視線がよく合うことが挙げられます。女性は、好きな男性がいるとつい目で追ってしまうものなので、頻繁に目が合うなら、少なくともあなたのことを悪くは思ってないと考えていいでしょう。女性はおしゃべりが好きな人が多いので、話しかけられる回数の多さはあまり脈あり、脈なしには関係しないかもしれません。
全く相手から話しかけられず、ツンとすましていたのでむしろ自分のことをキライだと思っていた、と思える相手が実は自分のことが気になっていた、というパターンは相手がプライドの高い女性なら、あることだと思います。
女性の場合は脈あり・脈なしにかかわらず長い目でみるのも戦略のうち
脈がまったくない女性を、脈ありにできる可能性は、女性相手の方が高いかもしれませんね。それは女性が出産や子育てにおいて「年齢制限」があるので、結婚適齢期と呼ばれる年齢を超えてくると、子供を持ちたいと考えている女性ほど、結婚相手に求めるハードルは下がってきます。
ですから、相手が女性の場合は、脈がある、脈がないとすぐに決めつけず、相手への思いが変わらないのであれば長い目で見ていくことも戦略の一つかもしれません。
社内恋愛したい人に連絡先を聞くアプローチの方法
では、気になる人にはどのように連絡先を聞いたら良いのでしょうか?
仕事上で連絡する必要がないから……と諦めず、必然性を演出して聞くようにしたいものです。
いくつかパターンは考えられますが、自然さにこだわるならば、例えば社内の飲み会の幹事を買って出るのも一つです。
その際に、お店の候補や料理や金額などの相談を持ち掛けてもいいかもしれません。
あるいは、相手との関係性が一定築かれている場合、同僚や後輩など気兼ねのいらない関係性であれば、合コンや社外の人との飲み会を友人にお願いされてしまったので、協力してもらえないか、などの理由で連絡先を聞くのもいいですね。
相手が上司なら仕事の相談として時間を作ってもらう
相手が上司である場合なら「仕事のことで相談したいことがある」といって時間を作ってもらうのが一番いいでしょう。ただ、それだけで終わらず次につなげる必要があるので、仕事の相談からいきなり恋愛に飛躍するのは、なかなか難しいかもしれません。本当の目的は連絡先を聞くことではなく、その先にあります。ですから、その先につなげるための連絡先を知る方便をよく練ることが大切です。
社内恋愛したい女性へアプローチする方法
女性へのアプローチといっても、上司なのか同僚なのか後輩なのか、相手の女性の立場によっても違います。相手が後輩で、自分が上司という立場である場合は、相手の気持ちもわからずいきなり距離を縮めてしまえば、パワハラにもなりかねない事態になってしまいます。
上司の立場であれば好意を伝えるだけにとどめる
あなたが上司なら、上司という立場を最大限利用しつつ、社外でランチや飲み会に行く機会をなるべく作りながら、相手の自分への脈がどの程度あるのか見定めましょう。よっぽど確信が持てない限り告白をするなどの決定的な行動をとるのは控えた方がいいでしょう。ただ、相手に好意があることを伝えるだけにとどめるべきです。
相手が同僚でも気配りは忘れない
相手が同僚である場合、後輩や上司よりも気持ちを伝えやすい面があるかもしれません。ですが思いを伝えた後の、相手への気配りは忘れないように。
相手が上司である場合は、思いがある場合は、逆に正々堂々と思いを伝えても、仕事上の不利にはならないと思われます。
あなたがよっぽど普段の仕事の態度が悪いとか、周囲からの評判や、そもそも清潔感がないなど嫌われる要因がない限り年下の男性に思いを伝えられて嫌に思う女性など、おそらくいないでしょう。そのためにはまず普段から何事においてもきちんとして、信用されるに値する人間になることが大切ですね。
社内恋愛したい男性にアプローチする方法
社内の男性においても、やはり男性の立場によってアプローチ方法は変わります。
男性が後輩の場合は、やはり思いがあってもそれをそのまま伝えることは控えた方がいいでしょう。相手の負担にならない範囲で、さりげない好意を伝えることはいいと思いますが、かといって傍目からあなたが後輩である男性を特別に目にかけている、という風に見られるようではいけません。あくまでも人にそう悟られない範囲で、相手にだけわかる「特別感」を出しましょう。
女性にアプローチする前に同僚の男性には恋人がいるかを確認
男性が同僚の場合は、相手がフリーなのか、恋人がいるかによってもアプローチの仕方は変わります。相手がフリーで、世間話程度ができる関係であれば、あれこれ作戦を立てるよりも率直に相手に自分の気持ちを伝えた方がいい場合も多いでしょう。
ですが相手にすでに恋人がいる場合は、アプローチといっても直接的なものではなく、あくまで好意を察してもらうという、間接的なものになります。ポイントはあくまで相手を主体に、相手の立場や気持ちを尊重することです。
相手が上司である場合は、やはり仕事において相談に乗ってもらうなどして積極的に関わりを持つようにしていくのがいいでしょう。
社内恋愛のアプローチはスペックに自信のない人でもできる
社内恋愛は、毎日顔を合わせるという環境上では、容姿や、学歴などといった本人のスペックでは左右されにくく、その点で一般的な恋愛よりも、中身重視、本人重視の関係になります。
なので、あまり自分に自信はないけれど相手への気持ちでは負けない!と思える人にとっては、チャンスが多い恋愛なのではないでしょうか?
ぜひ頑張ってみてくださいね!