会社内のLINEはめんどくさい!トラブルエピソード15

会社つながりのLINEに煩わしさを感じる社会人は少なくありません。休日にもかかわらず大量に送られてくるラインメッセージや通知、目上の上司や先輩社員への気遣いにウンザリしている方も多数。しかし、「うざい」「面倒」だからと無視をするのも角が立つため、上手く立ち回る必要があります。

会社内のLINEはめんどくさい!トラブルエピソード15

会社の人とのLINEは思わぬトラブルのもと

非常に手軽で便利なコミュニケーションツールのLINE。最近ではプライベートだけではなく、会社でLINEを使ってやりとりする企業も増えてきています。

しかしその一方で、「正直、会社関連の人とはLINEでつながりたくない」と考えている方も多いものです。会社つながりのLINEに対する社会人のホンネや、実際によくある会社のLINEトラブルを探りました。

会社内のLINEでつながっているのは平均何人くらい?

街中でスマホを操作しているOL

会社のLINEでつながっている人については、上司や先輩、後輩、同僚などその関係性は様々です。中には普段顔を合わせることのない他部署の人ともLINEでつながっているという回答もありました。

LINEを交換している人数を調査したところ、平均して10.1人という結果に。最も多かったのは10人前後という回答で、少ない方だと4名、多い方だと30人もの社員とLINEを交換しているといった回答が寄せられました。

企業の規模にもよりますが、「仕事とプライベートは分けたい」「あまりいろいろ自分のことを探られたくない」との理由から、社内の人とは極力LINEでつながりたくないと考えている方が多い傾向にあります。

会社の人とのLINEでよくある話題・やりとりは?

会社つながりのLINEにおけるやりとりの内容としては、以下のような例が挙げられます。

  • 芸能人の話題
  • 仕事の愚痴
  • 上司の悪口
  • 飲み会の連絡
  • 出勤日の確認
  • 会社内での重要な連絡事項
  • 仕事の引き継ぎ内容

やりとりされる内容は仕事に関する業務連絡からプライベートな内容、とりとめのない話まで多種多様ですが、やはり多いのが仕事の愚痴職場の嫌いな人に対する悪口。普段は口に出来ないようなこともLINEでなら言えてしまう、そんな手軽さがありがたくも恐ろしくも感じるところです。

会社の人とのLINEトラブル実例

スマホを見てびっくりしている会社員の女性

会社の人とのLINEにおいては、以下のようなトラブルに巻き込まれた、あるいはやらかしたという方も…。

  • 「宛先を間違い、その送り先の相手に対する悪口を本人に送ってしまった」
  • 「社長がLINEゲームにハマり、招待メッセージがしつこく送られてきた」
  • 「ある男性社員に半ば無理やりLINEを交換させられ、しつこくLINEが来るようになってしまった」
  • 「先輩社員からのLINEを既読をつけずに放置したら、週明けに尋問された」
  • 「職場で嫌われている人から毎日LINEを送られ、心労で身体を壊してしまった」

ほんの一例ですが、こういった会社におけるLINEトラブルに巻き込まれている方は少なくありません。特に宛先を間違って送った結果、とんでもない事態に発展した…なんてケースは多いもの。メッセージを送信する前にはしつこいほど確認することが重要です。

また、「会社の人からのLINEが来る時間帯にストレスを感じている」という回答も目立ちました。自分がLINEを送る場合は、よほど緊急でない限り深夜などの非常識な時間帯に送らないことも最低限のマナーです。

会社の人とのLINEぶっちゃけどう感じてる?社会人の本音15

LINEは軽い内容にする

まるまるこ(28歳 事務職)


会社では15人くらいとLINEでつながっています。つながっている人との関係は上司や同僚、後輩、契約社員の方など様々な方がいらっしゃいます。

会社の人とのLINEでは、普段は仕事や職場の話をやりとりすることが多いです。

会社の人とのLINEで面倒だなと感じることは、自分の部署での愚痴を長々と送ってくる人への返信です。過去にあったトラブルは、会社の複数の人からLINEが届いていて、まとめて返信をしたときに送信相手を間違えてその人に対する批判を送ってしまったことです。その経験を踏まえ、LINEでのやりとりはできるだけスタンプで済ますことができるような軽い内容にして、あまり深い内容は送らないことにしました。

私あなたの恋人じゃないんですけど…

まい(24歳 パート)


基本的にLINEではつながっていない、また私生活と分けられるようにとLINE登録自体あまり推奨していないところで働いています。…が、どうしてもしつこい後輩がいたので断れなくなり、しぶしぶ交換しました。

私はシフト制なので次の出勤日の確認などが主だったのですが、だんだん「休日何をしているか」「どこか一緒に出かけよう」というようなものが増えていき、毎日のようにLINEがくるようになりました。面倒だったので通知が来ても無視したり、時間をおいてから返信するようにしていたのですが、会社に行くと返事を返さないことについてあれこれ聞かれたりしていました。

冗談で「LINEって毎日するもんじゃなくないですか?」と言ってみましたが「俺たちの仲だし」みたいなことを言われました。まったく付き合っているつもりはなかったのですが返信を返しているうちに向こうはその気になってしまったらしいです。

いい迷惑なのでブロックしましたが、今後同じようなことが起こらないようにできるだけ会社の人とはLINEでつながりたくないです。

スマホを見てうんざりしている女性

会社の人とのLINEつながりについて

りぐみ(40歳 事務職)


私は会社では10人くらいとLINEでつながっています。主に仲の良い同僚、並びに先輩、後輩です。会社の人とのLINEでは、普段よくある芸能人の話題や会社内での重要な連絡事項など様々なことでやりとりをしています。

会社の人とのLINEで面倒だなと感じることは、特に先輩からきたLINEは気を遣ってなるべく早く返信しなくてはならないことです。また以前はグループLINEを頻繁にしていたところ、先輩の1人に少し頻度を少なくして欲しいとクレームが入りました。

その経験を踏まえ、会社の人とのLINEのやりとりで、私が日頃から気を付けていることは、あまり自分から進んで発信しないということです。きたLINEにあまり長くない文章で返信することだけ心掛けています。

勤務時間外のLINE連絡にウンザリ

はるまま(31歳 営業事務)


会社では10人ほどの人とLINEがつながっています。基本的には仕事で関わる人が中心ですが、他部署であってもプライベートで遊ぶ関係の人とは仕事上の関わりがなくてもつながっています。

営業事務なので担当する営業が社外へ出張に出ている場合、担当営業宛のメールや電話連絡を代わりに対応し補佐をしております。自分では判断がつかないことなどをLINEでやりとりするケースが多いです。

休みの日や定時を過ぎてからもLINEでメッセージがくるのがとても面倒なのですが、勤務時間外はできるだけ仕事のことを考えたくないので基本的には勤務時間外は既読にせず、勤務時間内に返信をするようにしています。グループラインでも一斉送信の場合は、返事をしないようにしており、仕事とプライベートを分けています。

簡単だからこそのLINEの煩わしさ

はる(24歳 サービス業)


私の会社は少数で経営している会社なので、LINEで繋がっているのは全部で4人です。関係性は皆、上司にあたる人達です。

普段は業務に関すること以外のやりとりはありませんが、人によってはプライベートのことに対してグイグイ聞いてくる人もいます。基本的に仕事とプライベートは分けたいタイプなので、そういう点では煩わしさを感じています。

そして、LINEのシステムだと既読がついてしまうので、後でしっかり文章を作って送りたいのに「返信がない」と言われたことがあり、面倒だなと思いました。

また、LINEだとたまに送信できていないというトラブルが起きるので、その点も仕事で使う分には心配です。大切なことはLINEではなくメールでやりとりするように心がけています。

会社でのLINE連絡について

りこぴん(29歳 接客業)


私の会社ではLINEによって同僚とつながっていて、人数にするとだいたい10人くらいです。人によってはもっとつながっている場合もあると思います。

会社でのLINEでは基本的に仕事の引き継ぎや業務連絡などを行なっており、『今日は〇〇の業務が●●まで終わったので明日は続きをお願いします』『明日△△というお客様が来店されるので対応をお願いします』といった連絡を取っています。

「既読をつけたのに返信しないでいる」と怒られたり、引き継ぎの内容が不十分でトラブルになったことがあります。お客様とお話した内容を十分に引き継ぎがなかったことから再度お客様に確認することになり、二度手間三度手間になってお客様に迷惑をかけお叱りを受けました。

引き継ぎは大事だと思いますが、連絡することが多くて休みの日もLINEの内容を確認せねばならず、休んだ気になれないのが苦痛です。なるべく伝えるべきことのみ簡潔に書いて、余計な話題は入れず事務的に利用しています。

電車の中でLINEを送信する会社員の女性

グループLINEに来る返信が面倒

りんごなべ(28歳 旅行会社)


会社では同僚とグループLINEを作っており、チーム内11人全員とつながっています。普段は業務連絡や休みなどの連絡に使っています。旅行会社なので、添乗に行ったりすることもあります。その際に担当者が現地の写真などをグループLINEに送ってくることがあります。

正直、興味がないことも多くどう返信したらいいか分からないのですが、さすがに一人も返信しないわけにもいかず…。さらに返信すると何人かが返信するので、LINEの通知がたくさん来る状態になります。仕事の関わりがある以上、無視ができないので面倒だなと感じることがあります。

また、通知も多いと電池の減りも早く迷惑だと思うこともしばしば。かといって通知を切ると大事な話も見逃してしまうので切りづらいです。自分自身は必要な内容だけグループLINEを入れるようにしています。

先輩が嫌いな上司の悪口を…

みやたん(37歳 事務職)


私の会社のLINEは、同じ課のグループLINEと仲の良い同僚6人のグループLINEがあります。全体のLINEは主に連絡事項で、仲良しグループのLINEは愚痴が多いです。

ある日、仲良しグループのLINEで嫌いな上司の悪口で盛り上がっている最中に、全体のLINEから連絡事項が入りました。その後、なんと仲の良い先輩が嫌いな上司の悪口を全体のグループLINEに入れてしまったのです。全体のLINEに連絡事項を入れて来たのはその上司張本人。先輩が入れたのは「だから連絡いつもおせーんだよ、ハゲ!」全員が凍りついたのは言うまでもありません。

翌日、先輩は上司に頭を下げました。なんとか許してもらえたそうですが、その後は私も宛先を必ず何度も確認する癖がつきました。

社長からのしつこい招待状

ゆり(40歳 事務職)


小さい会社だったし、社長も若かったこともあり、業務上のやりとりは全て会社のグループLINEで行っていました。

最初は電話やメールで連絡をしていましたが、移動中で電話が取れなかったり、メールもすぐに見られないこともあり、LINEだと一斉送信と同様一度にみんなと内容が共有できるため楽でした。が、社長がLINEのゲームにどハマリしてしまった時は最悪でした。ゲームの招待状が毎日届き、かなりウザいけど業務と兼ねているため通知なしにするわけにもいかず・・・。

若い社員は社長からの招待状からゲームを始め、社長の成績を越してしまった時かなりしつこく絡まれており、招待を受けても大変だということを知りました。結局、私もその会社を退職するまで招待状は送られ続けました。

土曜夜の恐怖のLINE

れおな(28歳 営業事務)


会社で仲の良い先輩や同僚8人くらいとグループLINEでつながっています。その日にあった仕事の愚痴や、緊急連絡などほぼ毎日使っています。「今日空いてる人飲みに行こう」など飲みのお誘いもよく来ます。

最近はある独身40代女性の先輩が皇居マラソンにはまっていて、「会社でサークルを作ってみんなで走ろう」と提案してきました。私も健康不足だし、一人で走るよりはみんなで走った方が楽しそうだなと、軽い気持ちで参加することになりました。すると毎週土曜の夜7時に先輩からみっちりと詰め込まれたマラソンスケジュールの長文LINEが送られてきたのです。

週末に友達とごはんをしている時やデートをしている時にそれを見るとなんだか気分が落ち込みますし、運動は楽しいけど毎週義務のように走るのはちょっと…。でも先輩だから断りづらいです。既読をつけないと月曜に尋問のような質問をされることもあります。

LINEは連絡ツールとしては大変便利ですが、会社の人とは仕事の範中を超えないようにしないといけないと痛感しました。

盛大に誤爆しました

さー(27歳 営業職)


会社でほとんどの人が1つのライングループに入っており、同僚からほとんど接点のない人まで多種多様です。

それぞれのグループや同期グループのラインもあります。そこでは仕事のことから飲み会での写真までいろいろなものが上がってきます。仕事のことならまだしもプライベートのことまでラインの通知が来るので、非常に鬱陶しいときがあります。また、深夜にもかかわらず大量に通知があるときもあるので迷惑でした。

ある時、会社全体のライングループで飲み会での写真が上がってきて、それに対していろいろな返答が来ていました。それとほぼ同時に同僚とラインをしていたときに、飲み会の写真を批判したラインを同僚に送ろうとしたところ、間違えて全体のライングループに投稿してしまったのです。すると勢いがあったグループラインはシーンとなり、静寂が訪れました。

その後、会社でそのグループの人たちに顔を合わせたときはとても気まずかったです。宛先確認は本当に大事です。

LINEで誤爆して茫然としている男性

周りが凍りついたグループライン

ポンタ(51歳 事務職)


同じ会社に勤める6人でグループラインを始めて、1週間くらい経ったときの出来事です。

普段は仕事の事を相談したり連絡事項を伝えたり、その日の出来事を話したりと和気あいあいとやり取りしていました。その日も以前に勤務していた人について「あの人覚えてる?」「いつまでいたっけ?」など、特別内容のないトークをやり取りしていたのですが、突然一人が私の事を呼び捨てにしたのです。

10歳年下の彼女は普段私には敬語を使っています。私がグループラインに入っていることを知らなかったのでしょう。それまで数分置きにつながっていた会話がぴったり止まりました。まるで凍りついたようです。私もどう返事をして良いか分からず、ただ見守ることしかできませんでした。私だけでなく周りにも気を遣わせた瞬間です。

この件については自分の失態ではありませんでしたが、グループラインの仲間には心遣いが大事だと勉強させられました。

職場でLINEを使用するということ

AU88(28歳 事務職)


私は現在台湾に住んでいて、日本人駐在員の方にお部屋を紹介する不動産で働いています。こぢんまりとした会社で私を含め8人くらいしかいないのですが、そこの営業担当5人とLINEで繋がっています。

私は主に事務をしており、営業担当が外に出ているときにお客さんから連絡があった時にLINEに連絡を入れたり、LINEで日本人のお客さんに返事を返す時に、その内容を打ってあげたりしています。

入居したお客さんとLINEでつながっているということは、時間関係なく連絡が来て、休みの日もお客さんへの返事を代わりに打ってくれるよう頼まれるということです。正直、そこは少し嫌だなと感じる部分ではあります。

それ以降は、あらかじめ「休日は外に出ていて返信が遅くなる可能性がある」ということを伝え、また基本的な返信パターンをいくつか用意し、それをコピーペーストしてもらえるよう雛形の作成をして、簡単な返事は自分でやってもらうようにしています。

問題に巻き込まれたくなかったらラインは教えないのが一番

みけ犬(27歳 販売職)


以前の会社での体験談です。店舗出勤だったので社員のほかにパートやアルバイトの人もいて、小さい店舗でしたが連絡事項が多かったので、LINEを私の店舗勤務の全従業員の7人と交換していました。上司への報告、シフトについて、仕事の簡単な報告などやり取りしていました。

しかしある時、社員のAさんが従業員全員に嫌われていると知りました。私はAさんからLINEで辛い、仕事に行きたくないと長文のLINEが来ることが多くなりました。Aさんからの連日のライン攻撃と、他の従業員との板挟みとなった私はストレスで胃炎になってしまいました。

結局はメールアドレスでの業務報告などが一番だと思い、必要最低限は仕事の人にLINEを使わなくなりました。簡単にLINEは教えていけないと思いました。

グループラインがめんどくさいです

たけのこ(26歳 事務職)


グループラインで30人ほどつながっています。同じ部署だけではなく、普段会わない人や顔も知らない人もいます。普段は共有事項や電話の伝言、FAXの連絡で利用しています。

1番面倒なことは休日や深夜にもLINEが来ることです。普段はきちんと仕事の連絡がくるのですが、うちの会社は飲み会や行事が多く、その時のふざけた画像やその場にいないとわからないようなネタをバンバンLINEにあげてきます。

私はあまりプライベートでは関わらないタイプなので、飲み会なども極力参加していません。しかし、家に帰ってやっと休めるという時に通知がどんどん来て、通知をオフにして次の日見るとすごい数になっています。ただ、仕事のこともあるかもしれませんし、話題についていくためにそれを見なければならないのが本当に苦痛です。

私は会社の人にLINEを送る時は、先輩後輩関係なく全て敬語にしています。とにかく丁寧に見やすくすることを心がけ、とにかく気を遣っています。そして間違って送ることがないように、友人や家族に送る時は宛先をとにかく確認します。

会社の人とのLINEは自分から発信しないのが一番

「嫌なら社内の人間にラインを教えなければいい」という方もいますが、相手からラインを教えてほしいと言われた場合、断ることで角が立つことを気にする方も少なくありません。

もし、つながりたくない社内の人間とLINEでつながらざるを得なくなった場合、トラブルが起こらないようにするにはまず自分から極力メッセージを発信しないことです。

もちろん、業務上やむを得ず連絡をとらなければならない場合はその限りではありませんが、やりとりが増えればそれだけトラブルが起こる機会も増えていきます。
送り先の間違いもあり得ない話ではありませんので、つい言いたくなりがちな仕事の愚痴や他人の悪口なども話題にしないのが賢明でしょう。

モンスター新人に振り回される先輩社員のエピソード15