ビジネスマナー

仕事中のお菓子のおすすめと気を付けたい職場の間食マナー

仕事中にお菓子を食べる社会人は多いもの。お客様の目に触れない事務職やデスクワークの方であればお気に入りのおやつなどもあることでしょう。今回は体験談をもとに仕事中のお菓子のおすすめと食べるときに注意したい職場でのマナーについて触れていきます。

仕事中のお菓子ってやっぱりやめられない!

「仕事中にお菓子は必須!」という方はやはり少なくありません。自分で持ち込むのはもちろんですが、他の社員からの出張土産や外部のお客様からもらったお菓子など、何かともらう機会も多いものです。

今回は15名の社会人から仕事中のお菓子についてリサーチし、よく食べているおやつ、食べるときに気を付けていることなどを詳しくまとめました。

仕事中のお菓子で人気なのはやっぱりコレ!

今回の体験談による調査で圧倒的人気だったのがチョコレートです。個包装のものも多く、手軽に食べられて口がモクモクしない、食べるときの音も気にならないなど、オフィスでのおやつタイムにはうってつけのようです。

その他の回答で上がっていたのが飴やガム、グミ、マシュマロなどのお菓子です。いずれも周りに気付かれずにサッと口に入れられるものばかりでした。

反対に、仕事中に食べるときには注意しているというのがおせんべいやスナック菓子などの音が鳴りやすいお菓子です。周囲に迷惑がかからないよう、できるだけ静かに食べようと工夫する方が多数見受けられました。

仕事中にお菓子が食べたくなるのはどんなとき?

仕事中にお菓子が食べたくなるタイミングとしては、「小腹が空いたとき」「業務に集中したいとき」といった回答が目立ちました。特に、始業から1時間後、昼食前、15時ごろにお菓子を食べるという方が多い傾向にあります。

仕事中にお菓子を食べるときに注意したいマナー

中には「仕事中にお菓子を食べるのは絶対にNG」「そもそも間食に限らず、デスクでの飲食はありえない」と考える方も少なくありません。もしお菓子を食べるなら、そんな方々への配慮も忘れないようにしたいものです。

1 食べるときに音がするお菓子は避ける

どれくらいの音が「うるさい」と感じるのかというのには個人差があります。そのため、自分が気にしていなくとも、案外周りは気にしているケースも多いものです。
おせんべいやスナック菓子、歯ごたえのあるクッキーのように、食べるときにバリバリと音が鳴るようなお菓子は避けるのが無難です。

2 ニオイがキツいものは避ける

「音」と同じく、感じ方が人それぞれなのがニオイです。カレー味のスナックや魚の乾物など、鼻を刺激するようなニオイが強いお菓子を食べるのは避けましょう。

3 手や机上を汚さないものを選ぶ

大事な書類やパソコンのキーボードなど、デスクの上には汚したくないものがたくさんあることでしょう。仕事中のおやつには手が汚れない、こぼしても汚れないようなものを選ぶことをおすすめします。

特にアイスクリームや生クリームたっぷりのケーキなどは避けるのが賢明です。チョコレートであれば、一口サイズの個包装のものだと手を汚さずに済みます。

「仕事中のお菓子」について15人に聞いてみた!

15名の社会人の方から、仕事中のお菓子事情について詳しく伺いました。

デスクにお菓子をしのばせています

みおん(39歳 事務職)


仕事中にお菓子を食べたくなるのは昼食前でお腹がすいてきた時や、仕事に行き詰まり集中力がなくなった時です。

仕事中によく食べるお菓子はチョコレートや飴、ガムが多いです。仕事中に周りに迷惑をかけずに食べられるし、こっそり食べてもバレないからです。チョコレートは腹持ちが良いので昼食を軽めにしても大丈夫だったりして一石二鳥です。デスクにも入れておけるので、こっそり自分のデスクにお菓子をしのばせておきます。

仕事中にお菓子を食べる時は、お菓子を開封してガサガサ音を立てて周りに迷惑をかけたり、お菓子の臭いが周囲に広がらないように注意して食べるようにしています。事務職なので周りの社員が社内にいない時などにお菓子を食べています。

仕事に支障がないものを選んで皆で食べる

カズ11(38歳 法律系専門職)


仕事中であっても口が寂しくなるときや糖分が欲しくなるときはあります。とはいえ、仕事中ですからTPOをわきまえて行動する必要もありますし、音や匂いのするものは避けるなどの配慮にも注意して食べるものを選んだりしています。

また、個人的には一人でこっそり食べるよりも堂々と食べたい気持ちもあるので、同じ職場の方々に配ることができるように数多く入っていて、個々人の好きなタイミングで食べられるように個包装になっているお菓子を選ぶようにしています。

作業の邪魔にならないように片手で食べられて手が汚れないという点にも気を付けているのですが、そう考えると、どうしても飴やソフトキャンディのようなものが中心になってきます。

私が職場で食べるお菓子について

AU88(28歳 事務職)


仕事が一息ついた時や仕事が忙しすぎて頭が回らなくなってきた時、無性にお菓子が食べたくなります。

お菓子であれば何でも好きなのですが、高カカオのダークチョコが最近のお気に入りです。クッキー系は食べかすが出るし、一度書類にシミを作ってしまったので、それ以来食べなくなりました。

ダークチョコレートは健康にもいいし、食べた後頭がすっきりする感じがするので食べ続けています。1つ1つ包装してあるものであれば、手を汚すことなく片手で簡単に食べられるというのも理由のひとつです。

食べる際に気をつけていることですが、お菓子の袋を開けるとき、引っ張って空けるとキューキューと大きな音が出てしまうので、なるべくはさみで切って、音を立てないように開けるようにしています。

また、隣の人にもおすそ分けするととても喜んでくれるし、円滑な関係が築けると思うので、自分一人でお菓子を独占しないようにしています。

社内でお菓子を食べる時は

マカロン(34歳 事務職)


お菓子は仕事がひと段落して少し暇だなと感じた時や、15時ごろのお茶休憩の時にふと食べたくなります。だいたいおせんべいなどのしょっぱいものかチョコレート類を食べています。

しょっぱいものが食べたいか甘いものを欲しているかその時の気分で選びます。私の会社は自分の席で飲み物を飲んだり、ちょっとしたお菓子を食べるのは禁止されていませんが、おせんべいは、音が出るので席で食べる時は時間帯や周りの仕事の状況、社内の人数によって考えて食べます。場がそぐわない時は給湯室に行って食べます。

チョコレートなどを食べる時は小分けになってるものが多いので、前の席の人に配ったり、「おひとついかがですか」と声をかけています。

疲れがとれるお菓子

さちこ(41歳 事務補助)


気分転換にもなるので、仕事を始めて1時間位したころにお菓子が食べたくなります。午後は眠くなってくると、甘いお菓子を口の中に入れたくなります。特に部屋の空気が乾燥していて、すぐにのどがいがらっぽくなってしまうのもありミント味のあめをよく食べています。さっと口の中に入れることができるので、仕事の邪魔になりません。

飲み物は仕事中はあまり飲まないので、その代わりに飴が活躍します。仕事中は電話応対がなく、黙々と机に向かってする仕事なので特に影響がありません。

また、周りの方にもおすそ分けをしています。もらったりあげたりです。お互いにお菓子を持ってくるのを楽しみにしているところもあります。あげる方が多いのですが、喜んでもらえるのが嬉しいです。

やめられないとまらない仕事中のお菓子

めぐみ(34歳 事務職)


事務の仕事をしています。仕事中お菓子を自由に食べられる職場なのでついついお菓子をつまんでしまいます。事務員は3人しかいなくて静かな時が結構あり、社内はシーンとしています。お菓子の種類はおせんべいやチョコレート、クッキーや飴など色々食べています。たまに差し入れで、みたらし団子やドーナツ、ケーキなど豪華なお菓子も食べます。

しかし、いくら自由に食べられても、おせんべいなど音がでるお菓子は少し恥ずかしいので避けていますが、どうしても食べたいときは音がならないようにかなりスローで噛んだりしています。

たまにこんな感じでゆっくり食べていると、自分担当のお客様からの電話がなりパニックになったりしてしまいます。そんな時は電話の音でせんべいを噛む音が消されるので思いっきり噛みつくし、すぐに飲み込み慌てて電話に出ます。そんな姿を何回か部長に発見されとても恥ずかしいなと思いました。

すぐに口の中で消えるお菓子がお気に入り

まい(32歳 事務職)


私がお菓子を食べたくなるのは、10時と3時、俗に言うおやつタイムです。おやつを口に入れたタイミングで電話が鳴ったり来客があったりするので、そう言った時に口をモゴモゴさせないようにするためにもチョコレートをよく食べています。

チョコレートだとすぐ口の中で溶けるので、万が一応対することになってもばれにくいですし、濃い味でリラックスも出来ます。ぽんと口の中に入れられるのも、他の人に見付かりにくくて良い点だと思っています。

あまりバリバリ音を立てるものは周囲の人の注意力の妨げになるので食べないようにしています。

また、匂いがきついものも同様の理由で避けています。チョコレートは匂いも音もきつくないのでとても良いです。味も色んな種類があるので日替わりで色々楽しんでいます。

小腹が減っては集中できぬ

みぃ(30歳 事務職)


事務職で働いていますがお昼前の11時台、おやつの時間は本当に空腹で我慢できるものならしたいですが身体は正直なのでグーグー鳴ってしまいます。前任の子が間食のしすぎで見事に太っていく姿を見ていたので、間食するときはグミやクッキーなど、少量でお腹に溜まるものを選んでいます。

事務で仕事をしていると無音状態なのでガサガサ、バリバリした音が出るものは目立ってしまうのでなるべく外装の音もせず、食べていても音が鳴りにくいものを選んでいます。匂いも気にするようにしています。

食べるタイミングもなかなか難しく、上司がお菓子を食べだしたら一緒に食べるなど小さいことですが配慮しています。どうしても我慢できないときは「食べます?」と上司を巻き込んで食べています。

仕事中のチョコレートは格別

ガチアート(26歳 事務職)


私は仕事と仕事のちょっとした合間にお菓子が食べたくなります。基本的にはなにかを口にしていないと仕事効率が悪くなってしまうため、常にコーヒーを飲んでいますが、一旦仕事に区切りがついた段階でお菓子を食べています。

甘いお菓子はあまり好みでないので苦めのチョコレートを食べています。コーヒーとの相性も抜群です。仕事をしている際は頭を使うので糖分が必要になると雑誌でみたことがあり、特にチョコレートがおすすめと書いてあったこともあり、それからチョコレートを愛用しています。

周囲も基本的には自由になにかを食べているのであまり気にしていませんが、板チョコなどの音がなるチョコレートは食べずにソフトなチョコレートを食べるようにしています。また、周りにも配ってみんなで食べるようにしています。

私が仕事中に食べているお菓子

nana(22歳 事務職)


私の仕事はどちらかというと動いたりはしないのでモクモクと作業をしているのですが、暇になった瞬間や何もすることがないときはお菓子が食べたくなります。

私は机にいつも食べやすい大きさのお菓子を置いているのですが、基本はチョコレートか飴などの食べやすいものです。やはりゴソゴソと食べてしまっていると音もうるさければ周りからもいい思いをされないと思いますし、私は気軽に口に運べるものを選んでいます。

私の会社自体はお菓子を食べることに関してダメということは言われていないのですが、働かせていただいている身としてお菓子を食べるときは他人の迷惑にならないようにしたり、あまり大きめのものは、もっていかないようにしています。これが最低限のマナーだと思います。

仕事中のカミカミおやつ

paca(29歳 建築設計)


仕事中、ランチ前や夕方はついついお菓子に手が伸びてしまいます。私は脳に糖分を与えて仕事の効率を上げると自分に言い訳をしてお菓子を食べています。

仕事中のお菓子でよく食べるのはドライフルーツです。ドライフルーツは噛む回数が多いので、少量で満足感が得られます。同じ噛む回数が多いおやつとしてするめなどがありますが、ニオイが強いので職場で食べるのはオススメできません。

チョコは溶けるしスナック菓子は湿気ってしまいますが、ドライフルーツはデスクの引き出しの中に忍ばせておいても安心です。

ドライフルーツ全般オススメですが、中でもイチ押しはパインの芯です。パインの身より噛み応えがあり甘さ控えめなのです。ただ、どこでも買えるわけではないので見つけたらまとめ買いしています。

お菓子を食べるときはオフィスがピリピリしている時、タイトな納期の業務を行っている時は避けるなど空気を読みつつ楽しむようにしています。適度にお菓子を取り入れて大変な仕事も乗り切っていきたいですね。

仕事にお菓子は欠かせない楽しみ

まりも(29歳 一般事務)


15時にラジオ体操の音楽が流れる職場では、その後にお菓子を食べる習慣があります。昼食から時間も空き、小腹が空いてきた頃なので「就業時間まで頑張るぞ」という気持ちで食べています。

「疲れには甘いもの」とよく食べてしまうのはチョコレートです。グミも食べたりします。小さくて音がしないので席で食べやすいのと、電話が鳴った時に困らないところがオススメです。

たまにせんべいやクッキー、スナック菓子も食べますが、音が気になるのでゆっくり噛みながら食べることもあります。

上司と席が近いため、ニオイの強いものは食べないようにしています。自分でお菓子を持ってきた時は、周りの女性社員と分け合ったり交換したりしながら、つかの間の休憩を楽しんでいます。

引き出しの中にたくさんのお菓子

あいこ(30歳 事務職)


バタバタと朝の支度をしていると、朝ご飯が手抜きになってしまうことが多いです。ゆっくり食べる時間もないので、11時ごろになるとお腹が空いてきます。あと夕方なども空腹を感じやすいです。デスクワーク以外で外に出ることが多い日は特にお腹が減ります。

机の中にはいつもお菓子を常備しています。ガム、飴、チョコ、ハイチュウ、個装のクッキーやあられなどです。小さいものだとすぐに口の中に入れられるし、周りの目も気になりません。あと、においのするお菓子は食べないように気をつけています。

クッキーやあられなどは、噛むとサクサクと音がするので口の中で溶かすように食べています。もし、こっそり食べていることが気づかれたときは「ご一緒にどうですか?」と聞いて配るようにしています。

こっそり食べられるもの

ひまわり(55歳 事務職)


お菓子はチョコレートやコンビニで120円ほどで売っているスポンジケーキです。

選ぶ理由はチョコレートの場合、まず大好きなことです。そしてコーヒーの次ぐらいに目を覚ましてくれるからです。舐めても噛んでも美味しいし、周囲にバレないです。

コンビニのスポンジケーキは値段が安い、美味しい、薄めなので大きな口を開けなくてもこっそり食べられます。また開封する時にハサミで開ければ音もしません。

男性が多い職場のため、ガサゴソと音をたてないように間食しています。男性社員は静かに仕事をしているので気を遣います。以前、音がしないからと思い値段が高めの月餅を食べていたら皆にジロジロ見られたので、それ以来はリーズナブルなお菓子を選ぶようになりました。

個包装は仕事の味方

はるか(26歳 事務職)


午前11時からお昼に近づくにつれ、また、3時頃から夕方に近づくにつれ、小腹が空いてたまらなくなります。そんな時は、個包装のマシュマロが仕事の味方です。

マシュマロはこっそり食べるにはぴったりのお菓子です。まず、匂いや音がしません。飴のようにしばらく口の中に入っているわけではないので、電話応対にも困りませんし、夏場、チョコみたいに溶ける心配もありません。食べかすは散らからないし、けっこう甘めなので1~2個で満足できます。

とはいえ、仕事中にお菓子を食べるのは、人によってはいい気はしないようです。そのため周りにバレないようサッと出してサッと食べて、何事もなかったように即仕事に戻ります。

仕事中のお菓子は美味しくマナーを守って食べよう

仕事中にお菓子を食べる際には、そのことが業務の妨げにならないよう、周囲への配慮を心掛けることが最低限のマナーとなります。そして、食べ過ぎにはくれぐれも注意が必要です。

また、自分だけが食べるのではなく、同僚や後輩、先輩社員、上司に「よかったらおひとつどうぞ」と声を掛け、ひとつのコミュニケーションツールとして役立てている方もいます。「仕事中にお菓子を食べる」という行為に何となく罪悪感があるのであれば、いっそ周りを巻き込んでしまうのもひとつの方法でしょう。

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