新入社員自己紹介の仕方~社内報・飲み会・研修シーン別例
新入社員の自分を印象付ける自己紹介の仕方をご紹介します。自己紹介が苦手な人に覚えてほしい自己紹介のポイントを、社内報・飲み会・研修シーン別に例文を交えて解説、習得しておきたい一発芸にも触れます。相手に伝わる自己紹介で先輩上司に仕事への意気込みを伝えましょう。
自分を印象付ける新入社員の自己紹介の仕方
新入社員にとって、入社後、初めに緊張するのが自己紹介。要点さえ押さえてしまえば、いくらでもその場その場において、言い回しは変えることが出来ます。今回は、新入社員の自己紹介の仕方をご紹介します。ポイントをしっかり押さえた自己紹介で上手に自分をアピールしましょう。新入社員の自己紹介は一瞬で終わります。しっかりと要点をとらえた自己紹介文を考えておいて、上手に使い回しをしていきましょう。
新入社員の自己紹介は、ちょこっとだけ印象に残るスピーチを目指す
新入社員の自己紹介は仕事の第一歩。いかに早く自分を覚えてもらうかが重要なポイントになります。「始めが肝心」という言葉があるように、いかに印象良く思ってもらい、先輩たちに声を掛けてもらえて、可愛がられるかが大切です。
だからと言って、羽目を外すような常識はずれなことはいけません。無理なパフォーマンスや、うけ狙いの笑いをとる必要性もありません。新入社員だからといって何でも許されるわけではないのです。一回限りの新入社員だからこそ、好印象を残せるようなスピーチを目指しましょう。
新入社員は、ちょこっとだけ、印象に残るスピーチが出来れば良いです。大きな会社ほど新人は横一線で見られてしまいます。その中で上司や先輩に目を掛けられるのは、何か目に留まるきっかけがあった人です。一度名前を覚えてもらえば、一緒に仕事をするチャンスも増え、声を掛けてもらいやすくなります。
初めての自己紹介でも、そういった仕事に繋がるきっかけになる可能性もあることを忘れずに、記憶に残る良い自己紹介をしましょう。
新入社員の自己紹介で押さえておきたい要点
頑張ってあれもこれもと内容の濃い自己紹介をするのは、逆に嫌なイメージを持たれやすいので避けましょう。残念ですが、新入社員の自己紹介を一生懸命聞いてくれている先輩たちは、あまり多くはありません。どんな新人が入ってきたかは興味津津ではありますが、自己紹介は真剣には聞いていないのが現実です。
自己紹介の挨拶は、シンプルで簡単にわかりやすく話すのがベストです。その中に、ちょっぴりとインパクトを与えるような面白エピソードや自分らしいオリジナルを含んだ、自分を覚えてもらえるようなネタを組み込むことが、新入社員の自己紹介の要素として重要な部分だといえるでしょう。
新入社員は、入社後しばらくは何処に行っても自己紹介をする機会が沢山あります。ですので、社内の人に対して、社外の人(お客様や取引先、外注先など)に対しての自己紹介を、状況に応じて内容を変えられるような準備が必要です。
どんなケースでも、新入社員が挨拶に含めたい基本の要点は以下の通りです。自己紹介する時は、これらの要点を押さえて話しましょう。
新入社員の自己紹介に含めたい基本の要点
・簡単に自己紹介する
・入社を喜ぶ気持ち
・仕事への抱負や決意
・上司や先輩たちへの指導をお願いする言葉
新入社員は自己紹介で大きな希望をアピールする
フレッシュな新入社員だからこそ、大きな希望を言いましょう。高い意欲を持っている人だと好印象を持ってくれる人がいるはずです。こんな風に成長したい、こんな風になりたい、などの目標をアピールしてください。希望に満ち溢れるのも良いでしょう。あれもこれもやりたい、がんばりたい、などの意欲を燃やすのも良いでしょう。
ですが、どこにでも、理想と現実のギャップが存在するのも忘れてはいけません。思いが先行し過ぎて、気が付いたら周りが引いていた…となってしまっては大変です。熱くなりすぎて嫌がられる可能性もあるので、新入社員らしく謙虚な態度で熱く挑む姿勢が大です。
社内報での新入社員の自己紹介の仕方
新入社員の自己紹介は、社内報に載るケースが多いです。自己紹介文では、就活中の履歴書とは違い、先輩社員の方々に自分と言う人間を知ってもらうのが目的です。社内の人たちに早く覚えてもらうのも一つの狙いとなります。
親しみやすさや好印象を与えられるような文章を心がけましょう。あまり堅苦しい言い回しにならない、常識の範囲で個性を十分に発揮した自己紹介文を書けたらバッチリです。社内報での新入社員の自己紹介は挨拶であると同時に自己PRなので、書き方を工夫してください。
ただ普通の自己紹介では、何も特徴がなく印象にも残りません。しかし、強調し過ぎてなんて新人だ!などのマイナスイメージを持たれては大変です。ここでは、社内報に掲載される新入社員の自己紹介の書き方についてポイントをご紹介します。
自分の趣味を伝える
「趣味は音楽鑑賞です」。いくら新入社員らしく、プラスワンポイントで自己PRを織り交ぜるのがおすすめといっても、これではあまりにも短すぎて、何にも興味がもてません。「趣味は音楽鑑賞です。下手ですがカラオケで完璧に歌うために練習をしています。」と興味が持てそうな言葉を加えてみましょう。
ただの音楽鑑賞だけでは自分と言うものが広がりませんが、「カラオケで歌う」を入れただけで、音楽好きで明るい人かな、どんな歌が好きなんだろう、などの好印象に変わるかもしれません。同じようにカラオケ好きの先輩たちには、同じ趣味の新人と覚えてもらえます。話しかけてもらえるきっかけになるわけです。
社内報で自分をアピールするポイント1
プロフィールは欲張らず簡単に書きましょう。自分をアピールする一言ワンポイントを加えるとベストです。
将来の抱負を伝える
将来的にどんな風に活躍したいか、成長をしたいかなどの将来の抱負などを書いても良いでしょう。新入社員としての希望を設定するという意味で良い印象になると思います。ですが、ハードルを上げ過ぎるのはいけません。抱負なのだから、高く上げとけば好印象になるかも…と思うのは間違いです。逆に鼻について生意気と感じられてしまう可能性があります。
事務職であれば「慣れないことばかりですので、まずはしっかりと丁寧に仕事を覚えていきたいです」営業職であれば「お客様の名前と顔を早く覚えるように頑張ります」このくらいの抱負が丁度いいでしょう。
社内報で自分をアピールするポイント2
・何も分かりませんが…
・始めはご迷惑ばかりおかけいたしますが…
新入社員の社内報の挨拶は、社内の全ての人たちの目に入ります。新入社員らしく謙虚さをアピールしてください。このような一言が付け加えられたコメントが出来ると、印象がワンランクアップします。
社内報の新入社員の自己紹介例文
社内報での自己紹介文では、伝えたいことを絞って大胆かつ謙虚にアピールしましょう。以下に示した例文のように、沢山の事を書き連ねるよりもPRしたい事柄を一つか二つに絞って書くと、相手に伝わりやすくなります。分かりやすく印象もよくなるので、その分早く打ち解けられます。
自信と強みを強調する
私の強みは健康です。最近5年間は全く病気をしたことがありません。幼い頃からサッカーを続け、毎日体に良いものを食べて健康を維持しているので体力には自信があります。社会人として自己の健康管理も大切な仕事の一環だと思っています。一日でも早く会社に慣れ、組織の一員として健康維持をしながら仕事を頑張っていきたいと思います。
欠点を交える
今日から○○課で働くことになりました〇〇と申します。よろしくお願い致します。出身は○○県で高校卒業までおりました。大学は○○大学の英語専攻でしたが、英会話はいまだに自信がありません。これは、諸先輩方を見習って、今後も勉強を続けていくつもりです。また、私は念には念を入れるタイプなので、その分、物事の運びが遅いのが欠点です。少しでもテキパキと仕事をすすめられるように頑張ります。
飲み会での新入社員の自己紹介の仕方
入社したら、飲み会で先輩や上司と親睦を深めましょう。飲み会や新入社員歓迎会などでは、場を盛り上げる為の武器として一発ギャクなどが好まれます。お酒が入ることもあり、普段話しづらい上司や先輩とも打ち解けるチャンスです。会社での挨拶よりも少し砕けたものにすると、その後の話題も繋がりやすくなります。少しでも良い印象を持ってもらえるように、笑顔でハキハキと話して挨拶できるよう心がけましょう。
飲み会の新入社員自己紹介1
この度○○課に配属になりました○○と申します。○○出身で○○大学の○○学部では○○を専攻しておりました。体型を見てもらえばわかると思いますが、食べるのが大好きで、友達と美味しいランチのあるお店探しをよくしています。もし、会社の近くで美味しいランチが食べられるお店があれば是非、教えてください。本日は私たちの為にこのような歓迎会を開いてくださり、ありがとうございます。皆様には何かとご迷惑をおかけするかと思いますが、精一杯頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします。
飲み会の新入社員自己紹介2
この度○○課で働かせていただくことになりました○○と申します。趣味はサッカーで小さい頃から○○選手に憧れていました。最近では監督の資格もとり少年サッカーも時折教えています。スタミナと体力には自信があるので、ビシバシと鍛えてください。今日はこのような会を開いていただき、ありがとうございます。一日でも早く皆様のお役に立てるように精一杯頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします。
飲み会では一発芸での自己紹介も効果的
今時一発芸なんてパワハラだ!なんて思う人もいるかもしれませんが、まだまだあります。一発芸は和気あいあいとした雰囲気づくりのきっかけになるからです。どうせなら、上司や先輩たちと打ち解けるチャンスだと考えましょう。歓迎会や花見などのお酒の場では多少なりとも求められてしまうもの。絶対嫌だなんて言わずに、楽しくパッパッと出来るネタを習得しておきたいです。
- 今流行りの一発ギャグ
- 定番の手品。コインやトランプなど、最近では安く売られているので良い
- モノマネ(似ても似てなくても、一瞬で終わるのが良い)
どんなことでも完全否定するのではなく、出来ても出来なくても、似ていても似ていなくても、嫌でもやってみる、挑戦してみることが大事です。そうすれば、一気に身近に感じてもらえて、話題も出来て話しやすくなります。お互いの距離を縮めることが出来るのです。お父さん世代にも分かってもらえるベターのもので十分です。
研修会での新入社員の自己紹介の仕方
ご紹介してきた通り、新入社員の自己紹介は、入社して暫くの間は何処へ行ってもあります。新入社員研修会では、「1人三分以内で自己紹介をお願いします」などのように、たくさんの人の前でスピーチをしなければならない場合があります。そんな場合でも、今までの自己紹介とは何も変わりません。与えられた短い時間内でのスピーチでも、以下のように簡単に落ち着いて自己紹介しましょう。
自己紹介全体の構成
- 氏名
- 配属先
- 出身地
- 趣味、特技
- 抱負
- 専攻、専門分野
- 最後は「よろしくお願いいたします」で締める
新入社員研修会での自己紹介例1
○○支店に配属になりました○○と申します。○○大学の○○部で○○を専攻していました。学生時代は、○○のボランティア活動をしていました。そこで様々な体験をし、連携を取りながら活動することの大切さを学びました。この研修では仕事の基本を学び、すぐに活かせるようにしたいです。そして、同期のみんなと一緒に仕事に貢献できるチームワークを作り上げたいです。よろしくおねがいします。
新入社員研修会での自己紹介例2
○○課で働かせていただくことになりました○○と申します。○○課では、この研修で得た知識を活かし、早く会社に貢献できるように頑張ります。そして、ずっと大切にしていきたい同期のみなさんとのチームワーク作りをしたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。
新入社員の自己紹介は「明るくハキハキと簡潔に」
新入社員の自己紹介は、「明るくハキハキと簡潔に」を心がけましょう。意味のない抽象的な話や面白くもないエピソードを長々とされても悪印象になるだけです。「空気を読めない人=一緒には仕事をしたくない」など思われてしまいます。
笑顔も忘れてはいけない大事な要素です。これから仕事をともにする先輩や上司、同期のみんなと一緒に仕事を盛り上げていける、自分がその役割を担えると思ってもらえる印象をより深めてくれます。この会社で仕事を始める自分を鼓舞するステキな自己紹介をしてください。