人気の職業は?安定志向急増の年代男女別職業ランキング
人気の職業は医者?教師?公務員?高校生の男女別、大学生の男女別になりたい人気の職業をランキング形式で紹介します。高校生と大学生で若干目指したい仕事が違うものの、一昔前に比べたらその変化は一目瞭然。憧れの職業皆さんの憧れる仕事がランキングに入っているかはお楽しみに!
みんなが就きたい仕事はなに?男女別・人気の職業ランキング
最近の若者は夢がない?情熱がない?そんなことはありません。時代によって若い世代の人たちを取り囲む環境が変わるにつれ、好みや考え方もその時の風潮によって影響されるものです。ましてや10代後半から20代前半で将来を決めろと言われても、なかなか進路や就きたい職業を決めるというのは難しいですよね。
まずは「どんな職業が同世代の人たちから人気があるのか」を知るだけでも大きなヒントになるはず。高校生と大学生の男女別・人気の職業ランキングをご紹介します。
人気の職業、今の時代は「憧れ」よりも「安定」重視
誰でも幼い頃に「○○になりたいな」なんて夢を持っていた時代がありますよね?しかし、高校生くらいの年代になると生活もより現実味を帯びてきて「自分は○○がしたい!」と言い切れる人はそう多くもありません。
誰でも「できることなら○○になりたい」という密かな憧れがあっても、年齢を重ねるごとに「夢を叶えることは可能なのだろうか」と疑心暗鬼にもなってしまいます。
そして時代の流れはディフェンス(守り)な風潮が強くなり「リスクを犯すよりも確実な道を選ぶべき」という考えを持った若者も増えてきました。家庭を持つ大人が保守的であることは理解できますが、逆風に飛び込んでいけるはずのエネルギーがある若者も「安定」を良しとする、良い意味で堅実な考え方をするようになってきたのです。
高校生に人気の職業ランキングは意外と堅実
高校生と言えば髪型やファッション・恋愛に夢中なお年頃。ちょっぴり現実逃避な夢を見たって全然不思議ではない年代ですが、なんと高校生の男女ともに人気の職業が超リアル!
「本当にその仕事、就きたいの?!」なんて疑ってしまうくらい今の若者はあれやこれやと考えてるんです。
男子高校生に人気の職業
1位:教師
2位:公務員
3位:医者
4位:理学療法士
5位:薬剤師
高校生の男子に人気の職業1位は、「教師」…!学校の先生ってかなり大変なイメージがありますが、もちろん「ハードだけどやりがいがある!」なんて理由で人気なわけではありません。安定職業である公務員の中でも一番手が届きそうな職業こそ教師。大学に入って教職をとって採用試験を受けて…なんて高校生でも分かりやすい進路が人気の秘密です。
そして2位はざっくりとした「公務員」。もちろん「公務員ってどんな仕事があるっけ?!」なんて思っていても、イマドキの高校生は「公務員=安定」ということくらいは知っています。夢はなくてもとりあえず安全パイな就職先がとってもシビアなランキングであります。
そして3位は憧れと現実味がミックスされた「お医者さん」。まずは大学受験という大きな壁があるものの、将来性を考えた時には苦しい努力も報われるというものです。
4位と5位はどちらも医療系のお仕事。理学療法士はスポーツ系クラブの男子が目指す傾向が高く、自分の経験も通して患者さんの体のケアに従事できる仕事でもあります。5位の薬剤師は、あらゆる雇用形態・職場などが多く存在するため、薬剤師の資格を取っておけば職に困らない…という印象がある仕事です。
年齢を重ねても長く働くことができる職種なので、違う仕事から転職する人もいるようですよ。高校生なら「薬剤師をしながらお金を貯めてやりたいことを見つける」なんて思っている人もいるかもしれませんね。
女子高校生に人気の職業
1位:教師
2位:保育士
3位:看護師
4位:薬剤師
5位:公務員
高校生の女子も基本的には男子と変わらず「教師」「薬剤師」「公務員」がランクイン。女性的なのは2位の「保育士」と3位の「看護師」ではないでしょうか。
保育士になりたい女性の中には「子供が好きだから」という理由もあれば「とりあえず保育士に…」という腰掛的な人も少なくありません。看護師を目指したいと志す女性は、憧れはもちろん将来的に自立できる職業として捉えています。
また、教師・薬剤師・公務員は、将来的に結婚や子供ができた時に、育児手当や時間の融通・仕事に戻りやすい、といったイメージが強くあります。高校生でも女性としてのステップアップを考えた時に「働きやすい」「仕事に戻りやすい」などのメリットを考えてしまうのがとってもイマドキ。
また、どの職種も女性が自立しやすい仕事というところにも注目です。
大学生に人気の職業ランキングは将来性がキーワード
大学生は高校生に比べてより具体的で現代社会に見合った職業が人気の模様。学生の中には大学入学と同時に就職に向けてコツコツと努力する人もいれば、3回生を過ぎてもノラリクラリとくすぶっている人・開き直ってフリーターを数年決め込む人…などあらゆるタイプの人がいます。
男子大学生に人気の職業
1位:公務員
2位:金融関係
3位:SE(システムエンジニア)
4位:クリエイター(音楽がゲームなど)
5位:広告代理店
男女ともに大学生に人気がある職業は「公務員」がダントツ!この年齢になると公務員の職種にも様々な分野があることを熟知しているので、地方自治体などで手堅く働きたい人から国家公務員になってキャリアを目指したり、人によっては「官僚になりたい!」という役人志望の人などその目標は様々。
そして2位の金融関係は、公務員と同様に分野も千差万別。銀行や証券会社・損保・クレジット会社など、近年ではグローバル化により外資系の銀行を目指したい人も少なくありません。人気の理由は「お給料が高くて大企業だから」という印象が先行している模様。
しかし、金融関係の場合は働く企業・職種などによってピンキリなため、一概にも「花形職種」とも言えませんしタフさが求められる仕事でもあります。
そして今のコンピューター社会に適合している万能職種が3位の「SE(システムエンジニア)」です。CPの操作・知識に長けていることで、より多くの就職先・可能性を模索できるところが人気。
4位のクリエイターは、憧れや夢を追うオフェンス(攻め)タイプの学生からの支持高し。「人に雇われるより自分で一旗揚げる」的な働き方に静かなるロック魂を感じます。
5位の広告代理店は、コンピューター社会と平行して人気が絶えない華やかな職業。常に時代の最先端を行き、最新の情報を発信していく仕事として憧れを持っている人は今も昔も変わらず多いのではないでしょうか。
女子大学生に人気の職業
1位:公務員
2位:大手商社やメーカー
3位:看護士
4位:薬剤師
5位:金融関係
大学生の女性たちも就職先を考える時に「女性が働きやすい職場か」「女性としての将来性はあるのか」ということを考える人も少なくありません。もちろん手堅い公務員も人気ですが、大手商社&メーカーなどは、女性の雇用に対しても寛大で育児休暇やサポートなどを提供している企業もあります。
大手企業で働くことで、自分のキャリアを目指したい精力的な女性もいらっしゃいます。キャリアを目指す女性の中には、語学や在学中に取得した資格などを活かして金融関係を志望する人もチラホラ。
3位と4位の「看護師」「薬剤師」は、いくつになっても働くことができる一生物の資格でもあり、特に働く時間に限られる既婚女性たちは雇用スタイルやシフトに融通が利く薬剤師や、子育てを終えてからも働けたり、女性一人でも立派に自立できる看護師を転職先として選ぶ人も増えてきました。
人気の職業で近年、若者の間でジワジワ人気急上昇中なのは「クリエイター」
今回こちらでご紹介しましたランキングの中に、異色の職業が含まれていました。それが「クリエイター」という仕事です。巷でも良く耳にするこの職種、一体どのような仕事なのでしょうか。
クリエイターとはモノ作りをする人
クリエイターとは一言で表現するならば「モノ作りをする人」のこと。CPを使うウェブデザイナーも、音楽を演奏するミュージシャンも、はたまた家づくりに関わる建築家もクリエイターです。ただ、「自分がどう呼ばれたいか」にもよります。
このクリエイターが若者の間で大流行中。自分の手で何かを作り出して世界に発信していく職業として、何よりも境界線がない自由な職種として「クリエイター」という働き方が広まっているのです。
世界を目指すなら「ゲームクリエイター」が熱い!
一見、夢がありそうなクリエイター業ですが、人によっては「ただの自己満足で終わってしまうのでは?!」なんて冷たい意見も聞こえてきます。
確かにクリエイターは多くの人に認められて始めて仕事に繋がるため、かなりの情熱と根気がいる仕事でもあるのです。ここ近年、世界的に熱いと言われている分野が「ゲームクリエイター」。
主にコンピューターゲームを開発する仕事人ですが、ゲームをデザインする「グラフィックデザイナー」を始め、BGMを担当する「サウンドクリエイター」、ゲームのストーリーを考える「シナリオライター」、それぞれの仕事をまとめる「プログラマー」や「ディレクター」、パッケージなどを担当する「アートワーク」など、自分が得意とする分野からアプローチできる専門性のある職業ですね。
想像力と創造力、そして自分の強みを最大限に活かして一つの作品を多くの人と作り上げるゲームクリエイターは、ジワリジワリと若者の間で注目されている人気の職業です。
人気の職業よりも自分の「好き」を将来に活かせる仕事を!
これから自分の就きたい職業を決めたいと思っている高校生や大学生は、もちろん将来性や安定を一番に考えて行動することも大事です。
しかし、「○○がやりたい!」「○○に興味がある」という願望があるのであれば、多少リスクを背負ってもその職業に就けるように努力することも大切。まだまだ先が長い人生、時には理想を高く持って飛び込んでみることをおすすめします!