バイトを辞めたい時に使える理由7つと伝え方
ここではアルバイトを辞めたい時に使える理由を紹介しています。どんな理由ならば上司を納得させた上で引き止められずに辞めることができるのかお教えします。また伝え方の時期や伝え方など退職意思を伝えるときのマナーも掲載していますので参考にしてください。
バイトを辞めたい時、いつ・誰に・どんな理由を伝える?
様々なバイトを経験していると、自分に合う仕事と合わない仕事が出てくるのは仕方ないことです。合わなかった仕事だと今すぐにでも辞めたい、一日でも早く辞めたいと思ってしまいますが、悩んでしまうのが「辞める時のマナー」と「辞める時の理由」です。辞めたくてしょうがないのは分かりますが、無断欠勤した末、そのまま去るなんてことはしないようにしましょう。
まずは、バイトを辞めたいと思った時にいつ・誰に・どんな手段で辞めたい理由を伝えればいいのか、バイトを辞める際の基本マナーを紹介します。
バイトを辞めたいという意思を伝える時期はいつ?
民法上では遅くとも2週間前には辞める旨を伝えなければならないことになっています。基本的にはバイト先の会社で決められた規則に従いましょう。辞める1か月前までとしている会社が多いようですが、中には2か月前、3か月前の会社もあるので気をつけましょう。
バイトを辞めたいという意思は誰に伝えればいい?
職場の一番偉い人に最初に伝えましょう。店であれば「店長」、事務などのオフィスワークであれば「社長」もしくは「部長」、「課長」あたりです。先にバイト仲間に話して、それが間接的に上の人に伝わってしまうのはマナーとして良くありません。くれぐれも気をつけましょう。
バイトを辞めたいという意思の伝え方は?
バイトを辞めたいという意思を伝える場合、基本的には直接会って伝えるのがマナーです。何となく気まずいからといって電話やメール、LINEでは失礼にあたります。上司が多忙でなかなか会えない時にはまず電話かメールで「大事なお話があります。お時間頂けないでしょうか」とアポを取りましょう。いくらもう辞めるとはいえ、お世話になったバイト先なのですから、最後まで責任を持って誠実に対応しなくてはいけません。
バイトを辞めたい時に気まずくならない理由はこれ!
バイトを辞める時は引き止められて結局ズルズル働き続けるなんてことにならないよう、相手を納得させられるような理由を言わなくてはいけません。「嘘も方便」と言いますが、本音と建前を上手く使い分けて気まずくならないように伝えましょう。相手も納得して且つ、気まずくならない「バイトを辞める理由」を7つお教えします。
1.家庭の事情でバイトを辞めたい
家庭の事情と一口に言っても色々ありますが
- 「家族の介護をしなければならなくなった」
- 「これまで介護をしていた人の具合が悪くなったから、代わりをしなくてはならなくなった」
など緊急性を要する理由であれば、よっぽどのことがない限り、すぐに聞き入れてもらえます。バイトは就職と違って、何が何でも働かなければならないというものではなく、家族の理解や協力があってこそ成り立つものです。
体調を崩した家族の代わりに家事全般をしなくてはならなくなったとか、妹や弟の面倒を見なくてはならなくなったとか、バイトを辞める理由として、家庭の事情は一番問題なく受け入れてもらえる理由ではないかと思います。
2.長期に渡って体調が悪いのでバイトを辞めたい
バイト中、体調が悪くなることは誰もが経験あると思います。体調不良が長期に渡って続いている場合、それを理由に
- 「せっかく頂いたお仕事ですが、いっこうに体調が良くならないのでしばらくお休みを頂いてもよろしいでしょうか?」
と切り出すのもアリです。しばらく休暇を頂いた後、それでも回復の兆しが見られないため、辞めますという流れでもいいかと思います。無断欠勤をして何も言わずにそのまま去ったりなど職場に迷惑を掛けるよりは、きちんと体調が悪いことを予告しておいて辞めますと伝えたほうが相手も納得しやすいですし、体調が悪い人を無理に引き止めたりはしないはずです。
3.学業に専念したいのでバイトを辞めたい
学生では、この理由が一番多いのではないでしょうか。本音はともかくとして
- 「学業との両立が難しくなってきたため」とか「将来のために今はしっかり勉強したい」
- 「将来この資格が必要になるので、資格取得のための勉強がしたいです」
などと言われれば、相手も納得せざるを得ません。また、学生でない場合でもこのように伝えれば、引き止められたりすることはないでしょう。
4.勤務条件が合わなくなったのでバイトを辞めたい
この理由を言うのは、少し勇気が要ります。たとえば、夜のシフトだった場合
- 「両親が共働きに出ることになり、夜に妹や弟の面倒を見られる大人が居ないため、夜にはバイトに入れなくなりました。午前のシフトでも入れる仕事を探すことになりましたので、申し訳ありませんが辞めさせてください」
このように伝えると気まずくならないですし、給料面で好条件のバイトを探したい場合も
- 「親や子供たちに仕送りをするため」
- 「今度から専門学校へ通うことになるため」
など出費が増える理由や短期間でお金が必要な理由を述べれば、分かってもらえる可能性が高いでしょう。給料面の場合は、あなたが正直に伝えたことで給料がアップする可能性もゼロではありませんので、もしそのように待遇が良くなった場合は一生懸命働くことで感謝の気持ちをお返ししましょう。
5.頑張ったけれど仕事が自分に向いていないのでバイトを辞めたい
できると思ってバイトを始めたけれども、やってみたら思っていた以上に自分に向いていなかったので辞めますという理由もありです。仕事の説明を最初に受けていても、やっていく中で「何か違う」と感じることはおかしなことではありません。もしもそうであるならば、違和感を持ったまま自分に嘘をついて仕事をしていても、いい仕事をする自信がないことを伝えてみましょう。
6.引っ越しの予定があるのでバイトを辞めたい
たとえ予定がなかったとしても、諸事情で引っ越しをする予定があるのでバイトに通えなくなりましたという理由は納得してもらいやすいものです。「いつ?」と聞かれたら、「正式な日取りはこれから詰めますが、準備に時間が必要ですから」と言えば、それ以上の引きとめはしにくいはずです。できるだけ情報はアバウトに話すことを心がけるといいでしょう。
7.バイトを辞めたい理由を正直に話す
人間関係や仕事の大変さなどがバイトを辞めたい本当の理由だった場合、この理由を話すのは、一番勇気が必要です。しかし正直に伝えることで、上司も職場環境の見直しを図ってくれることもあります。また、一番引き止められる確率は高いですが、
- 「どうしてももうこれ以上は働けない」
と押し通せば、相手もそれ以上強引に引き止めることは出来ないでしょう。嘘をついていないので、あなた自身罪悪感を引きずることもありません。時と場合によりますが、本音を言うことは必ずしも悪いことではないのです。もしかすると、言った後に一番スッキリする理由かもしれませんね。
バイトを辞めたい理由を明確にし、気持ちよく辞めることが大事
いかがでしたか。「立つ鳥跡を濁さず」ということわざがあるように、どんな理由を伝えるにせよ、アルバイトを辞める時は辞める側もその意思を受け入れる側も気持ちよく「今までありがとうございました」と言えるような辞め方を心がけましょう。
バイトを辞めたいけど言い出せない・・・そんな人は、今回紹介したバイトを辞めたい理由だけでなく、誰にどんなタイミングで伝えれば良いのかも参考にしてください。また、最後までバイト先への感謝の思いを忘れないことが大事です。