レディースオフィスカジュアルに挑戦してみよう
近年メンズ・レディース問わず、スーツスタイルっぽく見えない「オフィスカジュアル」が浸透しています。オフィスカジュアルの定義そのものが曖昧なため、どこまでがフォーマルでどこからがカジュアルなのか不安に思う方もいるでしょう。いくら自由度が高いからといっても守らなくてはいけないルールがあります。以下、レディースオフィスカジュアルのマナーやオススメアイテムなどを紹介していきます。
レディースのオフィスカジュアルとはどんなファッション?
そもそもオフィスカジュアルとはビジネスカジュアル、略してビジカジとも呼ばれるファッションの1種です。ビジネスファッションにおいて正式な服装はスーツスタイルですが、オフィスカジュアルはそれよりもカジュアルに近く親しみやすい印象を受けます。
仕事には誠実さが重要ですが、いくら誠実でも親しみやすさがなければ打ち解けたり警戒心が和らいだりするまでに時間がかかってしまいます。真面目さは美徳といえますが、それも過ぎれば取っつきにくさに繋がってしまいます。もちろん、真面目さや誠実さが大事な銀行や営業といった仕事ではオフィスカジュアルは規定で禁止していることがありますが、その他の業種であればあまり注意されることも無いでしょう。
レディースのオフィスカジュアルで一番大切なのは清潔感を出すこと
オフィスカジュアルになければならない大事なポイントは清潔感です。清潔感が無ければ、どんなに愛嬌があったり顔がかわいかったりしても「だらしないな」と思いますし、何よりも見てて気持ちの良いものではありません。オフィスカジュアルには清潔感が非常に大事になってくるのです。
オフィスカジュアルは見るだけで職場の雰囲気について分かるものです。私服でありながら会社の品位や評判も背負わなくてはならないので、見ていて気持ちの良いコーディネートや着る人や所属する会社を信用できると思わせるような服装を心がけなければなりません。その中で最も重要かつ明確な基準が清潔感ということです。清潔感をしっかりと示すことでその服装にも均整というものが取れてくるものでありオシャレを愉しみたい女性にとっても重要なポイントなのです。
レディース用オフィスカジュアルのアイテム選びでチェックしたいポイント
定義があいまいで自由度の高いオフィスカジュアルといっても、なんの縛りもNGもない訳ではありません。以下の3ポイントはコーディネートやアイテムを選ぶ際の基準になります。
チェックポイント3つ
- シワ
- エリ
- クロ
「シワ」のない服は相手に清潔感を与え、「エリ」のあるシャツを選ぶことできちんと感が出てカジュアルになり過ぎるのを抑えてくれます。そして「クロ」過ぎるアイテムやコーディネートはリクルートスーツや喪服を連想させるため、就活生でない限り避けましょう。
レディースのオフィスカジュアルでは肌の露出に気を付けよう
レディースオフィスカジュアルの清潔感やオシャレによるキレイさを表現するためにはどのようなアイテムで補完できるのでしょうか。やはり人間ですので女性でも手を抜きたいことはあるでしょうし持前の美貌や愛嬌ですべてカバーできるはずはなくそこには何らかのアイテムが必要となってきます。
何やらとんちのような話になってしまいますがマストアイテムというのはモノに限らず考えてみると見えてくるものがあります。女性の場合は男性のように襟付きのシャツでなくとも革靴でもなくて良いです。またボトムはパンツスタイルでもスカートでもいいわけです。そのため自由度の高いファッションを身につけることが可能であり職場の雰囲気を華やかにするものです。
レディースのオフィスカジュアルにとって重要なのは肌の露出を適度に抑えることです。言い方がいやらしいかもしれませんが、女性のファッションには開放的なものが多くそれが女性の魅力を引き出すことも事実です。具体的に言うとボトムは足首が見える程度にして隠しすぎないようにしましょう。スカートの場合は膝が隠れる程度に丈の長いものを選びましょう。
レディースのオフィスカジュアルのおすすめブランドは3つ
やはりオシャレをするのなら人気の高いお店を把握することで世間としての評価も付加された安全なものを選ぶことが得策です。ではレディースのオフィスカジュアルで人気の高いブランドとはいったいどれなのでしょうか。
働き盛りの女性に支持されているお財布に優しい「ユニクロ」
レディースのオフィスカジュアルの中で最も人気の高いブランドはユニクロ(UNIQLO)です。リーズナブルな価格帯とベーシックなデザインの多いユニクロでは着回しも簡単であり活躍する場面の多いブランドです。特に30代からの支持が高く、働き盛りの女性にフィットしているブランドです。
20代の女性に人気、上品の中に可愛いを感じる「オフオン」
OFUON(オフオン)はさりげないトレンドの取り入れており、特に20代からの支持が大きいブランドです。シンプルでありつつカラーリングが明るく鮮やかなアイテムもあるため、キチンと感を出しつつもさりげなくオシャレを楽しめるでしょう。
体にフィットしながらも着心地が上質な個性派「スーツセレクト」
オフォンが可愛い系なら、スーツセレクト(SUIT SELECT)はクール系といえます。20代に似合うレディースのオフィスカジュアルブランドで、前述した2つのブランドと比べると価格帯は高くなりますが、普通・一般的といえる範疇です。デザインも個性を引き立てるものでありよりオシャレを愉しめるブランドです。
レディースのオフィスカジュアルは何も縛りがなく自由というわけではない
服は体温調節する為に着る以外にも、着る人が所属する組織や地位を周囲に分かりやすく表すという目的があります。ビジネスの場において自分の個性を前面に押し出すコーディネートは、アパレル業界でもない限り不要ですが、社風や規則から大幅に外れない限りは多くの企業では特にNGだといわれないでしょう。
自由度の高いオフィスカジュアルにはメリットもあればデメリットもあります。2つをシッカリ理解しておくことは重要であり、決められた範囲内でお洒落を楽しむためには知っておく必要のあるものです。メリットとデメリットを知らなければ、気付かぬうちにマナー違反を犯してしまって印象を下げてしまうことがあります。
レディースのオフィスカジュアルのメリットは季節感を感じられるファッションを楽しめること
女性の魅力を引き出すファッションというのは見るだけで晴れやかな気分になりますし、何よりもそこには華やかさがついて回り鬱屈した職場雰囲気の解消にも役立ちます。また男性のファッションとは違い、季節感の表現が非常に多様であり季節の変わり目や気温の高低などを見るのに最適な指標にもなります。
男性というのはすぐに手近の上着でごまかしてしまう方が多いですが女性というのはさまざまな場面を想定したうえで着るものを決め、なおかつ自分の好みというものに忠実になりやすい傾向があります。そうしたところにはおのずと工夫が見られ、その工夫の仕方を見ることで新しい合わせ方もとい新しい見方が見えてくるものです。
レディースのオフィスカジュアルのデメリットは共感してもらえないことがあること
レディースのオフィスカジュアルの自由度の高さから組織内の対立を招くこともあり得ます。学生時代などで周囲との調和を心がけていた方にとっては苦にはならないことでしょうがこの周囲の調和を心がけるというのは案外難しいものです。そこにはその組織の慣習や事業内容によって変化することがあります。そのためレディースのオフィスカジュアルは単なるオシャレよりも周囲の調和を心がけなければなりません。
レディースのオフィスカジュアルで働く女性の美しさを表現しよう
オフィスカジュアルの格好に工夫を凝らすということは同時に女性の美しさを表現することにもつながります。こうした美しさはビジネスとは別に自身のステップアップにもつながり、周囲への影響も考えられます。単なるファッションにはとどまらないオフィスカジュアルをうまく活用して美しさをさらに磨いてみてはいかがでしょうか。