デスクを整理したい!おすすめアイデアと便利グッズを紹介
デスク整理や片付けを苦手とする社会人は多いものです。しかし、あまりにもデスクが散らかっていると、重要な書類など、見つけたいものをすぐに見つけられなくなったり、汚してしまったりする可能性が高くなります。
社会人15名の体験談をもとに、今すぐ実践したいデスク整理のアイデアやおすすめの収納アイテム、デスク整理のコツをまとめました。すぐに散らかる自分のデスクにお悩みの方はぜひ目を通してみてください。
整理されていない汚いデスクは仕事にも悪影響
デスクが整理されていないと、仕事をするスペースが狭く作業がしにくくなりますし、「あれ、あの書類どこだっけ?」なんてこともしばしば発生します。
また、自分のデスクといってもあくまで会社のものですから、職場をプライベート化し公私混同していると評価されてしまう可能性が高いでしょう。
もちろん「デスクが整理されている=仕事ができるしっかりした人」とは一概には言えませんが、自分の仕事の効率が悪くなるというのはもちろん、職場での印象も悪くしてしまいかねませんので注意が必要です。
デスク整理で押さえたい4つのコツ
デスクがちゃんと整理されていると仕事がやりやすくなります。デスク整理を行う上で押さえておきたいポイントをまとめました。
1 デスク整理はできるだけこまめに行う
今回、デスクの整理・掃除の頻度について調査したところ、最も多かったのが「毎日している」という回答、次いで「週に1度」という回答です。毎日短い時間でもこまめに片づけることで、片付けの手間は一気に行うよりも軽くなります。どんなに忙しくても、少なくとも週1くらいのペースで整理しておきたいところです。
2 使ったものはデスクの上に放置しないで必ず元の場所へ戻す
当たり前のことではありますが、なかなか実践できていない方も少なくないのが、何か物品を使った後は必ず元あった場所に戻すということ。この積み重ねが常にデスク周りを綺麗に保つことにつながります。
3 デスク下の引き出し内は仕切りでカテゴライズして整理する
文房具類はつい雑多に同じ場所に詰め込んでしまいがちですが、できるだけカテゴライズして収納することが重要です。特に引き出しの中はごちゃごちゃになってしまうので、仕切りを使って一目見て何がどこにあるのかわかりやすく収納するとよいでしょう。
仕切りはお菓子の箱などでももちろん問題ありませんが、無印良品や100円均一のものを使用している方が多数です。中には100均のスティックアイスメーカーや蓋のついた粘土ケースを使用しているという方もいます。
4 デスクの上にある不要な書類はすぐシュレッダーにかける
デスクの上には多くの書類が溜まってしまいがちです。一度溜めてしまうとスペースも取りますし、何が重要な書類なのかをいちいち確かめるのにも手間がかかります。不要な書類だと判断できるものは、その時点でシュレッダーにかけてしまいましょう。
15人の社会人が実践しているデスク整理のアイディア・おすすめ商品は?
デスクの整理整頓方法について、社会人の方15名に詳しいお話を聞いてみました。
私のデスク整理術について
AU88(28歳 事務職)
私は自分の机の上が散らかっているのが好きではないので、毎日退社前にデスク整理をすることにしています。毎日こまめに整理していればそこまで散らからないし、机の上が片付いていると必要なものがすぐに見つかるので、仕事の効率も良くなると思っています。
整理の時に気を付けていることですが、書類は書類ファイルに、ペンは引き出しの中に…など、なるべく同じものはまとめて一つの場所に置くということです。また、必要最低限のものしか持たないというのも重要だと思います。整理するものが多すぎるとそれも机の上を散らかしてしまう原因になるからです。そのため私はかわいい付箋があっても、我慢して買わないようにしています。
無印用品のものは見た目もシンプルで使いやすいのでよく使用しています。特に「ポリプロピレン仕切りファイル」という収納道具があるのですが、これは中にたくさん仕切りが入っていて、必要に応じて書類を分別することができるので、非常に役に立っています。値段は600円くらいでお手頃価格なのも嬉しいところです。
物の住所を決める
りょう(37歳 介護職)
デスクの整理は2~3ヶ月おきくらいで、新しい物が増えてきたら整理し直すようにしています。
デスクの中の物全部の使用頻度を考えて、よく使う物から手元に近いところや取り出しやすい場所に「住所」を決めていきます。物品は詰め込むのではなく、スペースに余裕を持たせて、一目で何があるのかを見えるようにしておきます。住所が決まったら、ラベルを貼り付け、使っても必ず決められた場所に置くようにします。半年以上使わなかった物は、別の収納ボックスに保管します。
デスクの引き出しの中で、物品を小分けにするのに便利なのが百均のスティックアイスメーカーです。印鑑、修正テープ、乾電池、ホッチキスなどの文房具類を収納しておくのに便利です。
デスクに散らばりがちなクリップのまとめ方
たくや(31歳 事務職)
自分のデスクの整理は、掃除は週に一回、週の初めに行っています。整頓好きではあるのですが、面倒くさがりでもあるので、なるべくデスク整理の回数は減らせるような工夫をしています。
定期的に使う書類は細かく種類ごとに別ファイルでファイリングをしたり、よく使う事務用品は使いたいときにすぐ手を伸ばせるように目につくところに配置しています。その中でもよく使うのがゼムクリップです。同僚から回ってきた書類や、逆に自分が回す書類にホッチキスではなくゼムクリップを使われることが多いのです。このゼムクリップを取り外してデスクに置きっぱなしにしておくとすぐ散らかってしまいます。
100均でも手に入るマグネットクリップは、マグネット部分にゼムクリップをくっつけておくとバラバラになることもなくすっきりまとまります。マグネットクリップ自体も書類を挟むことができます。
デスク整理と収納
たか(28歳 自営業)
自営業1年目の時、社内のデスク周りは雑然としていました。そこでデスクの整理整頓を習慣づけようと週1日を清掃の日と決めました。
デスクの整理はデスクにあるパソコンに書類、文房具など種類を大まかに分けます。書類は100円ショップで買ったバインダーとクリアホルダーを使い、重要な書類順に挟んでいきます。
デスクの一番上の引き出しにはよく使う文房具を入れます。仕切りができる紙製の間仕切りで仕切り、仕切りの中にハサミ、定規、ペンなど引き出しを開けた時に上からでも物がどこに何があるのか見えるようにします。この仕切りはアスクルで買った引き出し整理ボックスというアイテムで値段は890円です。
物品の定位置を決め、定位置に戻すことで週1の整理と清掃の時間が大幅に短縮されました。
三角ボックスの端を使って文具整頓!
まめ(24歳 WEB関係)
デスク周りの整理はちょっと散らかったなと思ったタイミングでこまめに行い、週に1回は拭き掃除を行って綺麗な状態を維持できるようにしています。
特に資料類は気を付けないと「知らないうちに隣の席まで広がっていた」「どこにいったか分からない」ということもあるので、広げたままにせずにファイリングして管理する心がけが大事です。
その際に便利なのが、100均でも買えるボックスファイルです。その中にファイリングした資料を入れることはもちろんのこと、正面の下がっている部分には資料をまとめるためのホチキスをぶら下げ、斜めになっている部分にはボールペンやマーカーなどのペン類をつけてすぐに使えるようにかつ、細かいものなので失くさないようにしています。
また、ダブルクリップもボックスファイルにつけ、その持ち手部分を立てると束ねた携帯の充電器やケーブルをひっかけられます。散らず、使いたい時にすぐ手に取れるのでおすすめです。
クリップ整理に便利なお助けアイテム
ゆうこ(29歳 事務職)
毎日キレイに掃除しているつもりでも、いつの間にか書類についていたクリップがデスクに散乱して汚くなっていたりします。 デスクが汚いと仕事の効率もやる気も落ちるので帰る前に必ず簡単に整理するように心がけているのですが、形や色がバラバラのクリップをどうやって収納すればいいかずっと悩んでいました。
そこで私がデスク整理に使うことにしたのが100円で売っているダイソーの粘土ケースです。粘土ケースにはフタがついているので、クリップなどの小さいアイテムがばらばらになることがありません。
仕事中はクリップなど細かいアイテムを粘土ケースにどんどん入れていって、仕事が終わったらその中を軽く整理してデスクの引き出しにしまって帰れば、机の上がいつも綺麗な状態に保てるようになりました。
会社のデスク整理について
さいとうさん(31歳 医療系)
私は会社のデスク整理、掃除は週に1回程度実施しています。メモ紙や消しゴムのかす、書類等が散乱してしまうことが多く、週1で整理しています。他の人のメモ紙等が張り付いていることもあり、犯人を探し出して片付けるように言うこともあります。
デスク整理で気を付けていることは必要な書類はすぐにファイルにしまい、いらないものはすぐにシュレッダーにかけるようにすることです。
デスク整理に便利なものは、書類や本等を横に置かないように、縦に置きスペースを広く使うファイルボックスです。100円ショップに売っているもので十分整理できます。いろいろなカラーもあり、見た目もかなりよくなりますのでオススメです。
帰る時には机の上には何も置かない
ひろゆき(41歳 技術職)
会社のデスク整理で心がけているのは、退社する際は必ず、机の上に物を置かないようにすることと物を減らすことです。パソコンのモニターとペンスタンド、ファイルを置くトレイとラックのみ机に置いておきます。
その日に作った書類は本日分とこれまで分にわけ、トレイに収納しておきます。優先順位が高いものは付箋をつけて目立たせます。毎日帰る前に5分使って少しの掃除を継続することで、定期的な掃除の時は机の周りのほこりを取る程度しかしません。
以前はファイルを机の上に置いてましたが、ほこりがたまりやすくなるので、おそらく使わないであろう古いファイルを倉庫に移動し、引き出しにいれるようにしました。ペンスタンドやA4ファイル用のラック、トレイはいずれも百均で購入できます。それぞれ税込みで108円です。
すぐに散らかるデスク
さち(30歳 保育士)
デスク整理はほとんど毎日行っています。デスクの上に使うものを出したら整理をする、使用したら必ず収納してものに戻し、デスクの上にはものを置かないということを心がけています。掃除というほどは汚れないので掃除は気づいたときくらいしかしていません。基本的にはその都度、デスクを使い終わったら拭き取りは行っています。デスクは人目につきやすいのできちんと整理整頓するように心がけています。
また保育士が職業のためデスクは保育室にあるので、落下物がないようになどなるべくデスクの上に物は置かずに収納するようにしています。鍵付きの場所にはさみ、カッターなど危険なものは必ず収納しています。
引き出しに収納するとしても書類が多いので、ドキュメントファイル、クリアホルダー、ボックスファイルなどを種類別に分けて収納しています。書類がたくさんあり見つけにくいことも多いのでテプラを使って見出しをつけたりインデックスシールを色別に分けて使用しています。これらはほとんど100円均一で買い揃えています。
脱ごちゃごゃデスク
まなぴー(37歳 事務職)
事務員をしています。普段から整理整頓が苦手で、いつも誰よりもデスクがある汚くて笑われていました。週に1度は整理整頓をするのですがごちゃごゃになってしまいます。自分ではどこに何があるかわかってはいるのですが、その都度片付けないのですぐにごちゃごちゃになってしまうのです。
そこで、先輩におすすめアイテムを教えてもらい購入したのが無印良品のポリプロピレンデスク内整理トレイというものです。文房具から書類までとても片付けやすいように計算されています。
トレイを引き出しの中に入れて使うのですが、これを使い始めてからデスクが綺麗になって快適です。私が購入したものは仕切りが付いていて自分の好きな形に組み合わせできます。200円くらいで購入できるため、かなりおすすめです。
デスクの整理はこまめに行う
なか(29歳 事務)
職場でのデスクは帰宅前に物がない状態にしています。デスクの中は月1回ほどざっと見て不要なものを捨てるなどの整理をしています。年に2回ほどはデスクの中から物を全て出して掃除します。
デスクの整理は毎日の積み重ねだと思うので、こまめに行うように心掛けています。特にクリアデスクを徹底し、デスクの上を毎日リセットするようにすると見た目が綺麗な状態が保つことができるので、モチベーションも上がります。
机の中にはファイルや書類を入れやすいように100均のボックスを活用しています。細かなものは空き箱や小さなケースを活用し、散らばらないように収納しています。基本的には出したら元の場所にしまうことを行っていれば、デスクの収納に困ることはないと思います。
整理、整頓で仕事の効率化アップ
さくらんぼ(25歳 営業職)
デスクの整理、掃除は毎日、朝の10分間と帰る前の10分間しています。帰る前に机の上にはパソコンと電話以外は何も置きません。私の会社では、デスクマットも禁止です。デスクマットがあると、その下に色々と入れてしまうからです。
私はいるものといらないものを分けて、一週間以内に使うもののみを机の引き出しに収納し、それ以外は事務所の共有棚に保管しています。机の中は、サンペルカというスポンジ状の素材を事務用品の形に切り抜いて、そこにしか入らないようにしています。
机に入る量は少なくなりますが、要るものだけしか入らないため管理が非常に楽になります。サンペルカはインターネットで1000円くらいで購入できます。
デスク整理は毎日きれいに
hotoke(41歳 事務職)
会社のデスク整理や掃除は基本、毎日行います。自分だけのデスクではないからです。会社の持物ですし私は借りているだけですから、休憩中誰かしらそこで作業するかもしれませんし、いつ異動になってもいいように整理整頓しています。
使ったものは元の場所に戻すのは当たり前で、出しっ放しにはしないよう気を付けています。
事務でゴム印をよく使うのですが、黒いスタンプに押して使用後にケースに戻す際に他のゴム印にインクが付いて汚くなり、表示が読み難いものが増えたら、マニキュアの除光液をティッシュに湿らせて汚れた部位を軽く叩くようにすると綺麗になります。そうした小さなことも普段からしておくと、他の同僚もストレスなく使えてお互い気持ちよく仕事ができるようになります。
ペン入れや除光液、ファイル収納のトレイなど、大半は百円ショップのものを使うことが多いです。書類のファイリングには、カタログでアスクルの物をよく購入します。
積み重ねが大切です
ゆー(24歳 派遣事務)
私はデスクのよく使うスペースは毎日ウェットティッシュで拭いています。パソコンの裏などほこりがたまりやすい所は時間があるときにささっと拭くのを心がけています。
仕事柄、デスク周りに作成した書類が積み重なっていくのですが、こまめにシュレッダーにかけるようにしてできるだけ枚数を減らすよう努力しています。
同じ職場のお姉さんはなかなか書類を捨てられず、溜めて溜めて年末の大掃除でまとめて捨てるようです。私も忙しい時は不要な書類が重なっていってしまうのですが、忙しい時は諦めてそのまま積み重ねていきます。そして週末会社のお休み前に全て処分します。
グッズ等は特に使ったことがありませんが、毎日、あるいは毎週コツコツと整理していくことが1番なのではないかと考えています。
デスクが綺麗だと心が落ち着きます!
すもも(38歳 デザイナー)
毎日掃除と整理をします。会社の電話の受話器拭きから机拭き、引き出しも綺麗に拭いてから仕事を始めていました。これは先輩からの教えから身につきました。会社に来た時は朝しっかり掃除をしたはずなのに、さすがに仕事中は机の上は書類も出ますしゴミも出ます。
仕事中は山のような書類はよくありませんが、ある程度仕事中ですので整理はしません。気をつけていることは、当たり前と言えば当たり前なのですが、何かを使ったあとは引き出しにきちんとしまうことです。常に綺麗にしていると汚くしていることに罪悪感が出てくるので、日頃から地道に片づけるのが大切です。
また、私はデスクの整理にはポーチをふんだんに使い、筆箱からケーブルまでとにかく収納します。汚いなと思ったら100円ショップで売っているカゴでもいいです。カゴに余計なものを入れておく、そして帰るときにカゴの中のものを全て片付けるということで随分変わると思います。
デスクをきれいに整理するコツは収納グッズを上手に使うこと
デスクを整理することは仕事をしやすい環境づくりのために欠かせないことです。「汚くても仕事はちゃんとしているから文句を言われる筋合いはない」という考えの持ち主もいますが、綺麗に整理整頓されていればその評価はさらに良くなることでしょう。
小さなことからでもよいので、ぜひデスク整理をコツコツと始めてみてください。